装備1億種超のダークハクスラ『影のダンジョン』Steamで発売、9年かけた個人開発
ストアページに並ぶ数字が、まず尋常じゃない。武器と防具は1億種類以上、ボスは60体以上、モンスターは200種類以上、スキルは370以上。7つのチャプターに160を超えるマップステージ。これを9年かけてひとりで組み上げた、というのが『影のダンジョン(Shadow Dungeon)』というゲームなんだ。
8月26日にSteamで配信が始まった、1990年代後半のクラシックRPGに寄せたダークファンタジーのハックアンドスラッシュ。開発も販売もOO Cat名義の個人で、Steamストアページによれば執筆時点のレビューは478件中400件が好評、ステータスは「非常に好評」に乗っている。
「このゲームは私ひとりで開発したもので、制作には9年かかっている」——開発者はSteamのディスカッションにそう書き込んでいる。効果音は1万点、スキルエフェクトは7,000点、モンスター、アニメーション、そのすべてが手作りだという(Steamコミュニティ)。


3,200種のテンプレートが1億通りに化ける
1億という数字のからくりは、3,200種類の基本テンプレートに対して効果が半ランダムで乗る作りにある。しかも半数以上の装備には追加スキルが付き、それがタレントと連動する。レジェンダリーとミシックが全体の半数以上を占める、という振り切った配分もめずらしい。


製品版で足された装備接辞は1,000種類以上あり、基本・特殊・負の効果・スキル・召喚スキルの5系統に分かれている。武器が付与するスキルは2,400種類。オーラ、トラップ発射、スキルの変換、敵の弾を弾くシールド、そして複数のスキルをまとめて撃ち出す「スキルコンボランチャー」まで並ぶ(Steamニュース)。ボタンひとつで画面が爆発する光景は、だいたいこのあたりが原因だね。
拾う側の手当ても入っていて、装備を代わりに拾い集め、いらないものをその場で金貨に分解してくれる「トレジャースプライト」が同行する。壁の外に飛んでいって引っかかった装備も、こいつが抜けて取ってくる。倉庫はページ数無制限で、数十万点を抱え込める。
スキルポイントは無制限、タレントツリーは12本に分かれる


元素を操る魔術師、二刀流の聖騎士、精密射撃の弓使い、悪魔と骸骨を呼ぶネクロマンサー。各クラスに3本ずつ、合わせて12本のタレントツリーが用意されている。
面白いのはスキルポイントに上限が設けられていないこと。終盤になるほど複数ツリーをまたいだハイブリッド構成が組めるようになり、クラスごとに15種類あるユニークセットの多くには、スキルの形そのものを変える接辞が入っている。メインストーリーはおよそ30〜50時間で、走り終える頃にちょうどレベル99〜100に届くよう調整されているとのこと。上限の100に達したあとはパラゴンレベルとパラゴンタレントツリーが開く。
クリア後に待っているのが秘境チャレンジで、ノーマル・マスター・ナイトメア・インフェルノの4段階。難度が上がるほどレア装備の出やすさが増し、武器に乗る接辞の数も伸びる。シーズンリセットは無し、手に入れたエピック装備は永久に保持されて弱体化もされない、課金要素も無し——と、掘ったものが目減りしない方針が明言されている。
対応言語は24。日本語はインターフェイス・フル音声・字幕のすべてに対応していて、これは残る23言語も同じ扱いになっている。個人開発でフルボイスが24言語ぶん揃っているのは、正直かなり異例だと思う。
対応プラットフォームはWindowsのみで、MacとLinuxは含まれない。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 7以降 | Windows 7以降 |
| CPU | Core i5-4460 / Ryzen 5 2400G | Core i7-6700 / Ryzen 5 2600X |
| メモリ | 8GB | 16GB |
| GPU | GTX 960 / RX 460 | RTX 2060 / RX 5700 |
| ストレージ | 10GB | 15GB |
製品版ではエフェクトのパーティクル数を60%削り、フレームレートを約40%改善したとされている。Steam Deck向けに、開いているパネルごとに同じボタンの役割が切り替わる専用のボタン配置も入った。
価格は1,350円。リリース記念セールで10%オフの1,215円になっていて、こちらは9月10日まで。
開発者が次に足すと挙げているのは、アサシン・エンジニア・バーバリアン・ウォーロックの4クラスに、傭兵システム、タワーディフェンスチャレンジ、ルーンシステム、そして再構成と製作のシステム。9年かけて作り終えた、というわけでもないらしい。
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