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スクエニ「EXTREME EDGES」レーベル終了へ―『HITMAN』『ライフ イズ ストレンジ』を届けた“洋ゲーの窓口”が16年で幕

投稿: 2026/07/11by 編集部7分で読めます
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スクウェア・エニックスが、海外タイトルを日本向けに届けてきた専門レーベル「SQUARE ENIX EXTREME EDGES」の活動終了を発表したにゃ。公式サイトのお知らせによれば発表は2026年7月9日で、ブログや公式Xも順次クローズしていくとのこと。長く走り続けた看板が、そっと幕を下ろす格好になった。

レーベルが立ち上がったのは2010年。「海外の魅力的なタイトルを一人でも多くの方に知っていただきたい」という思いから始まった、いわば“洋ゲーの窓口”だった。公式の言葉では「15年の長きにわたり」と綴られていて、立ち上げの2010年から数えれば2026年で16年目。呼び方はどちらでも、この国で洋ゲーが根づく過程にずっと寄り添ってきたレーベルだにゃ。

「あえて“洋ゲー”と呼ぶ必要がなくなった」

終了の理由が、なかなか味わい深い。ビジネスの失敗ではなく、むしろ役目を終えた、という説明なんだにゃ。

こうした時代背景もあり、15年の長きにわたり続けてまいりましたSQUARE ENIX EXTREME EDGESは、その役割に区切りをつけ、レーベルとしての活動に幕を下ろすこととなりました

SQUARE ENIX EXTREME EDGES 公式サイト

かつて「洋ゲー」はどこか遠い、身構えて遊ぶジャンルだった。それが今や、Steamでも家庭用でも海外作品が当たり前に並ぶ時代。わざわざ“海外専門の看板”を掲げて紹介する必要が薄れた、というわけだにゃ。看板をたたむ理由が「世の中に浸透したから」というのは、送り出してきた側からすると誇らしい幕引きかもしれない。

16年で届けた、幅広すぎるラインナップ

このレーベルの面白いところは、扱った作品の幅の広さにある。公式サイトに並ぶタイトルを眺めるだけで、洋ゲーの一時代がそのまま見えてくるにゃ。

まず目を引くのが、旧エイドス系の看板たち。『トゥームレイダー』のリブート三部作、ステルスアクションの金字塔『HITMAN』、サイバーパンクRPG『Deus Ex: Mankind Divided』、破壊し放題の『ジャストコーズ』シリーズ。硬派で作り込まれた大作を、この窓口が日本に運んできた。

ラインナップは自社スタジオ作だけにとどまらない。『Call of Duty: Advanced Warfare』『Overwatch』『Diablo III』といった他社の超大型タイトルの国内展開まで担い、独裁国家運営シム『トロピコ』シリーズや、じわじわ人気を伸ばした洗浄ゲー『パワーウォッシュ シミュレーター』のような尖った一本も届けてきた。大作からニッチまで、守備範囲が本当に広かったにゃ。

背景として押さえておきたいのが、看板作品の“持ち主”が変わっていること。トゥームレイダーやDeus Exを手がけたクリスタル・ダイナミクスとエイドス・モントリオールは、2022年にEmbracer Groupへ譲渡され、スクエニの手を離れた。『HITMAN』のIOインタラクティブも独立済み。かつてレーベルの主役だったシリーズの多くが、すでに社外の作品になっているにゃ。洋ゲーが浸透したという表向きの理由に加えて、こうした事情も“区切り”を後押ししたとみられる。

名前は消えても、遊んだ記憶は残る

個人的にこのレーベルで忘れられないのが、時間を巻き戻す少女の物語『ライフ イズ ストレンジ』だにゃ。派手さより会話と選択で刺してくるタイプの作品で、こういう“大作じゃないけど心に残る一本”を丁寧に紹介してくれたのも、専門レーベルならではだった。今もリマスター版が手に入るのが嬉しいところ。

正確なクローズ日は明言されていないものの、これから公式ブログとX(@sqex_ee)が段階的に閉じていく。レーベルの名前は消えても、ここを通って日本にやってきた作品たちは、これからも変わらず遊べる。むしろ「海外だから」と身構えずに手が伸びる今の空気こそ、この看板が16年かけて残した一番の成果なのかもしれないにゃ。棚から一本、久しぶりに引っぱり出したくなる報せだった。

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