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Steamのオーバーレイに「AI生成コンテンツの報告」ボタン、Redditで賛否が割れる

投稿: 2026/10/01by tobariware約5分で読めます
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Valveは告知もパッチノートも出していない。それでも、ゲーム中に開くSteamオーバーレイのサイドバーに「AI生成コンテンツを報告する」項目が置かれていることが、Redditのr/Steamで広まった。「報告できるって知ってた?」という短い投稿がその日のトップに上がり、コメント欄では、この機能をどう使うべきかで意見がはっきり割れている。

投稿者によると、ボタンを押すと入力欄つきのフォームが開き、「ゲーム内のAI生成コンテンツにたどり着くまでの手順」を書くよう求められる。問題の箇所を運営側が自分で確かめられるよう、場所を具体的に聞く作りのようだね。

SteamのAI開示は2024年1月に始まった

土台にあるのは、Valveが2024年1月に出したAI方針だ(Steam公式ニュース)。この告知で、開発者がストアへ作品を申請するときに答えるコンテンツ調査にAIの開示欄が加わった。AIの使い方は2種類に分けられている。

  • 事前生成(Pre-Generated):開発中にAIツールの助けを借りて作ったアート・コード・サウンドなど
  • ライブ生成(Live-Generated):ゲームの実行中にAIツールで作られるコンテンツ。違法なものを出さないためのガードレールも説明しなければならない

開示された内容はストアページに表示される。そのうえで「ライブ生成AIを含むゲームの中で違法なコンテンツを見つけたら、Steamオーバーレイから報告できる」仕組みも、この時点で発表されていた。つまり報告の窓口そのものは新しいものではない。ただ、目立つ告知が無いまま、オーバーレイの左に項目として並んでいることに気づいた人が多かった、というのが今回の広がり方だにゃ。

コメント欄で最初に火が付いたのは、何を報告してよいのかという点だった。

これはAI生成コンテンツの「悪用」に対するもので、「使用」に対するものじゃない

すぐに反論がつく。

そうだね。ただ、ゲームに入っているのに開示していないのも悪用に含まれるはず。Steamの規約では、AI生成コンテンツはすべて開示が必要だよ

2024年の方針では、事前生成もライブ生成も開示の対象になっているので、「入れたのに書いていない」なら規約違反になりうる、という理屈は筋が通っている。ただ、このコメントは開示が必要な例としてグラフィックの超解像技術まで挙げていた。そこまで対象になるかどうかは、公式の告知からは読み取れないね。

開示漏れを報告できるなら、買った側にも救済がほしい、という声もあった。

開示せずにAIを入れていたなら、プレイ時間に関係なく自動で返金されるチェックボックスも付けてほしい

機能には賛成しつつ、フォームの設計を問題にする人もいる。

報告の選択肢があること自体はいいと思う。でもフォームの作りがよくない。「悪用」という言葉が曖昧すぎて、解釈を報告する側に任せてしまっている。AIに反対の人の多くは、少しでも使っていれば「悪用」と呼ぶだろうし

Valveがどこかで定義はしているのだろうけど、フォームの上では分からない、というのがこの人の不満だった。報告する側が基準を知らないまま送れば、運営に届く件数だけが増えることになる。

実際、その心配を先回りして口にする人もいた。

みんなして報告を連打して、Valveがただでさえ無視している報告をもっと無視させるRTAをしてるみたいだね。AIの表示が無いゲームにValveが何か対処したって話は、少なくとも自分は聞いたことがない

これに「みんなって誰? 規約に書いてあることを言っただけだよ」と返すやり取りもあり、ここで報告に前向きな人と冷めた人の温度差がはっきり出た。

荒らしへの転用を心配する声はさらに強い。

また100%悪用される機能が増えた。コメントや低評価もすでに悪用されている。気に入らないタイトルなら、嘘でも報告すればいいってなるに決まってる

報告の前提そのものを疑う意見もある。AIかどうかを、人がそもそも正しく見分けられるのかという話だ。

平均的な人は、何がAIで何がそうでないかを本当に見分けられない。アーティストは自分がAIを使っていないと何度も証明させられるのに、それでも信じてもらえない

最新のモデルを使えば、今のAI生成コンテンツは人の手によるものとほとんど区別がつかない。これは、AIを使っているという噂が立ったゲームに、反AIの人たちが集団で押しかけるための手軽な道具になるだけに見える

報告が誤っていれば、困るのはAIを使っていない制作者のほうになる。機能に賛成する人も反対する人も、「悪用されうる」という一点では意見がそろっていた。

Valve自身にも矛盾がある、という指摘も出ている。

面白いことに、Valve自身がこのルールを破っている。CS2には、ジャケットに明らかにAIの絵を使ったミュージックキットがある

これはあくまで投稿者の見立てで、Valveが認めた話ではない。ただ「見れば分かる」という感覚が、それだけで報告の根拠として持ち出されやすいことを示すコメントでもあったにゃ。

報告ボタンはオーバーレイの左側にある

議論の合間には、実用的なやり取りもあった。「そのボタンはどこにあるの? モバイルだと見当たらない」という質問に、投稿者は「Steamオーバーレイの左側だよ。投稿に書いておくべきだった、ごめん」と答えている。自分で試したのはデスクトップだけで、ゲームを遊んでいないときに使えるかは分からない、とも添えていた。

ストアページを探しちゃってた。少なくともモバイルには無いことは確認できたよ、ありがとう

ストアページではなく、ゲームを起動した状態のオーバーレイから送る作りになっている。2024年の告知でも窓口はオーバーレイと書かれていたので、ここは発表どおりだね。どのゲームで項目が出るのか、つまりライブ生成AIを開示した作品だけなのか、それ以外にも広がったのかは、Valveから説明が出ていない。

スレッドの結論は、報告の是非というより、「何を報告してよいのか」をValveがまだ示していないことに集まっていった。窓口は2年前から開いていたが、使い方の説明はまだ書かれていない。

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