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『Thief Simulator 3』無料プロローグ発表 ― 最大4人協力、体験版取り下げから4か月

投稿: 2026/09/09by tobariware5分で読めます
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5月14日、開発元のNoble Muffinsは公開したばかりの『Thief Simulator 3』体験版を自ら取り下げた。「多くの人が体験版を遊んで、たくさんの意見を残してくれた。方向性を変えてほしいという声は、はっきり届いた」——Steamの告知にはそう書かれていて、そのうえで直すべき点を箇条書きで並べていた。マップの拡大、サンドボックス要素の追加、ストーリーの作り直し、グラフィックとAIの改善、UI/HUDの刷新、物理挙動と操作感の調整。そして、リストの4行目にあったのが「4人協力プレイモード」だった。

あれから4か月弱。9月8日、その仕切り直しの成果が形になって出てきた。無料プロローグ『Thief Simulator 3: First Loot』のSteamページが公開されている。

無料で最大4人、押し入る泥棒稼業

First Lootは製品版の序盤ミッションを切り出した無料の先行版で、価格はゼロ。シングルプレイに加えて、オンラインの協力プレイが最大4人まで対応する。約束していた「4人」がそのまま入った形だね。

やることは看板どおりの泥棒稼業。標的の生活パターンを観察し、警備の弱いところを見つけ、役割を分けて押し入る。誰が注意を引きつけ、誰が金目のものを持って出るのか——その分担がそのまま作戦になる。Steamの説明文には「協力すれば逃走がスムーズになる……こともあれば、逆にずっと厄介になることもある」と、しっかり保険がかけてある。

盗んだ物は質屋で捌く、情報を集める、ハイテク機材を扱う。この一連の流れをひととおり体験できる作りで、収録されるのはサンドボックスマップ1枚。製品版では都会の街並みからゴルフクラブまで4枚のマップが用意される予定で、First Lootはそのうちの最初の1枚にあたる。

シリーズ本編のストアページを読むと、この作品が真面目な潜入シムのつもりではないことがよく分かる。段ボール箱をかぶって移動する、パチンコで照明を割って部屋を暗くする——ここまでは分かる。そこから先が、バナナの皮を落として住人が転ぶさまを眺める、Bluetoothスピーカーで窓の外からラブソングを大音量で流して気を引く、雲行きが怪しくなったら「正当防衛」としてペッパースプレーを使う、と続いていく。

住人を出し抜くための道具、という一点では筋が通っているものの、選択肢の半分は悪ふざけだね。4人でやったらまず作戦通りには進まないと思う。

スキルとステータスは道具や装備で強化でき、服装もいじれる。新しいスニーカーを履けば足が速くなる、という分かりやすい仕組みで、Steamの文面いわく「被害者と警察に見せつけるためのおしゃれ」。

日本語は字幕どまり、推奨はRTX 3060

対応言語は英語・イタリア語・スペイン語・日本語・韓国語・ポーランド語・ブラジルポルトガル語・ロシア語・簡体字中国語・トルコ語の10種類。ただしフルボイスが付くのは英語だけで、日本語はインターフェースと字幕までの対応になる。

動作環境はWindows 10 64bit以上。最低要件でGeForce RTX 2060 6GB、推奨でRTX 3060 12GBと、無料のプロローグにしてはGPUの要求がやや高めに設定されている。ストレージは10GB、オンライン協力プレイにはブロードバンド接続が必要。コントローラーはフル対応で、DualShock/DualSenseも使える。

開発はNoble Muffins、販売はPlayWay S.A.。Noble Muffinsは2018年の1作目『Thief Simulator』を手がけたスタジオで、2023年の『Thief Simulator 2』はCookieDevとUltimate Gamesが担当していたから、3作目でシリーズの立ち上げ元が戻ってきた格好になる。

First Lootの配信日は「近日公開」とだけ書かれていて、日付は入っていない。本編『Thief Simulator 3』のリリース日欄に至っては、いまも「未定」の3文字が居座ったままだ。

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