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ぶいすぽっ!長編アニメ企画、全会員へ“全額返金”と謝罪 ― 制作は継続もスケジュール見通せず

投稿: 2026/07/06by 編集部6分で読めます
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VTuber事務所「ぶいすぽっ!」が、ちょっと珍しい発表をしたにゃ。同事務所の長編アニメ制作を応援するプロジェクト「STUDIO MEMBERS」について、6月30日に公式サイトを更新し、全会員を対象に加入費を全額返金すると告知。あわせて謝罪のコメントも出した。

数万円規模の会員費を集めた大型企画で、全員に返金という判断はかなり異例。ただ、見出しだけ見て「アニメ中止か」と早とちりするのはもったいないところ。実際の中身を、公式の説明にそって整理していくにゃ。

運営が示した「返金」の中身

公式の説明によると、返金に踏み切った理由は制作スケジュールの不透明さ。制作内容の見直しにともなって、今後の制作期間について明確な見通しを伝えることが難しい状況になっているという。会員を長く待たせているうえ、今後の案内時期・提供時期がはっきりしない状態が続くことを踏まえての対応、としている。

現時点で公表されている取り扱いはこんな感じにゃ。

  • 加入費は全会員を対象に全額返金(プラン問わず)
  • 返金の方法や手続きの詳細は7月中に案内予定
  • すでに提供済みの特典は、そのまま受け取り・利用が可能
  • 提供予定だった特典は、返金対応にともない提供を終了
  • 会員サイトは2026年12月31日まで利用できる

支払ったお金が戻ってくる一方で、これから届くはずだった特典は打ち切り、というのが実際のラインにゃ。

「アニメ制作の中止ではない」と明言

ここが今回いちばん誤解されやすいポイント。運営は「本件はアニメ制作そのものの中止を意味するものではございません」「アニメにつきましては、引き続き制作・公開に向けて進行してまいります」とはっきり書いているにゃ。

つまり整理すると――アニメ企画は生きている/会員向けの"応援サービス"という枠組みを一度たたむ、という二段構え。応援という形でお金を集めておきながらスケジュールを約束できなくなった以上、その枠を清算しておこう、という判断に見える。楽しみに待っていた人には「長らくお時間を頂戴したうえ、このようなご案内となりますことを、心よりお詫び申し上げます」と謝罪している。

(出典:ぶいすぽっ!STUDIO MEMBERS 公式サイト

そもそも、どんな企画だったのか

このプロジェクトが発表されたのは2024年10月24日。ぶいすぽっ!を題材にした全12話の長編アニメーションを作るという、事務所としても大きな挑戦だったにゃ。

特徴的だったのがダブルキャスト方式。同じ作品を「ぶいすぽっ!メンバーが声優を務めるバージョン」と「プロ声優によるバージョン」の2種類で制作し、メンバー版はSTUDIO MEMBERS会員限定、プロ声優版は一般公開を予定――という構え。スタッフ陣も監督に平野宏樹さん(『無職転生』シリーズ)、副監督に森公太さん(『葬送のフリーレン』などに参加)、キャラクターデザインに永野裕大さん(『Engage Kiss』ほか)、制作をパインジャムが担当と、しっかりした布陣が組まれていた。

会員(STUDIO MEMBERS)は期間限定募集で、申込受付は2024年12月1日〜2025年1月31日、サービス提供開始は2025年2月1日。プランは3段階に分かれていて、金額と特典はこんな内訳だったにゃ。

プラン加入費(税込)主な特典
スタンダード11,220円メンバー版アニメ全12話のオンライン視聴
プラチナ24,200円上記+クレジット掲載・アフレコ台本・設定資料/原画集など
ダイヤモンド33,000円上記+オフライン先行上映会(6話分)・制作陣トークショー参加

いちばん上のダイヤモンドプランは3万円超。先行上映会やクレジット掲載といった"作品づくりに参加している感"が売りで、応援企画としては意欲的だった反面、価格やダブルキャストという座組みには当初から賛否の声もあった企画だったにゃ。

当時の企画始動を伝える公式PVはこちら。

「見通しが立たない」を認めた対応

当初は2025年末に第一章の完成を目処に進められていた企画。今日(2026年7月6日)時点で完成・公開の確定情報は確認できず、公式も自ら制作期間の見通しが難しいと認めた形にゃ。

ファンの支援を前提にした企画で「約束した時期に届けられない」となったとき、ずるずる引っ張らずに一度お金を返す、という判断そのものは誠実さの表れとも受け取れる。一方で、数万円を投じて"完成を待つ側"に回っていた人にとっては、返金されても制作の完成時期が見えないままなのは正直もどかしいところではある。

大型のアニメ企画をクラウドファンディング的に走らせる難しさが、そのまま表に出た一件とも言えるにゃ。制作は続くとされている以上、次に注目したいのは返金手続きの具体的な案内(7月中予定)と、その先で示される新しい完成・公開のロードマップ。企画そのものがどんな形で仕切り直されるのか、続報を落ち着いて見ていきたいにゃ。

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