衣装を替えると音も替わる ― 『ゼンゼロ』レミエールで見つかった“布の擦れる音”
イヤホンで遊んでいる人ほど気づきやすい話にゃ。7月29日に配信された『ゼンレスゾーンゼロ』Ver.3.1「ロング・グッドバイ」で参戦したS級エージェント、レミエール・ダン。その挙動をじっくり観察していた海外プレイヤーが、彼女が動くときに脚の布が擦れるかすかな音が鳴っていることに気づき、コミュニティのスレッドが伸びている。
派手な必殺技の効果音でも、決めゼリフでもない。ただの衣擦れ。誰も気づかなくても成立してしまう部類の音で、実際こうして話題になるまで気づいていなかったプレイヤーがほとんどだった。
「言われるまで一度も聞こえていなかった」
こういう音は、映像業界ではフォーリー(効果音の後付け録音)と呼ばれる領域にゃ。足音、服の擦れ、革のきしみ——画面の中の身体が実在しているように錯覚させるための、意識に上らない層の音。アクションゲームだと打撃音やヒットストップに予算も注目も集まりがちなところで、ゼンゼロは待機モーションや歩行の音にまで手を入れている、というのが今回の驚きどころだ。
面白いのは、この作り込みがレミエール専用ではないらしいという指摘が同時に出ていること。素足のキャラ、タイツを履いているキャラ、革の装備を身につけているキャラで鳴る音が違う、コスチュームを着せ替えると音まで変わる——といった報告がスレッドに次々ぶら下がった。ただしこのあたりは公式が仕様として説明しているわけではなく、あくまでプレイヤーの耳による観察の域を出ない。

着せ替えで音が変わるという話が説得力を持つのは、Ver.3.1がちょうどコスチュームの実装タイミングと重なっているからでもある。レミエールには本編で着ていた黒いドレス「月夜のささやき」が7月29日から登場していて、こちらはベールの着脱を自由に選べる仕様。もう一着の「シャドウ・ソリスト」と合わせたセットも用意された。
そもそもレミエール自身が、シリーズ初の「流明」属性という重めのカードにゃ。次に控えるエージェントの属性に合わせてダメージ属性が切り替わる「属性流変」を持つアタッカーで、2周年の目玉として据えられた一人。そんなキャラの、誰にも気づかれない衣擦れに工数を割いている——そのちぐはぐさが、かえって開発の性格を物語っている気がする。
ちなみにゼンゼロは6月16日にSteam版が配信されている。ヘッドホンを引っ張り出して、手持ちのエージェントを一人ずつ歩かせてみるのも悪くない遊び方にゃ。
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