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フレーム1枚から巨大宇宙船へ―最大4人協力『Approximately Up』Steam配信開始、98%好評の滑り出し

投稿: 2026/08/09by tobariware6分で読めますAI下書き
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スラスターを逆向きに付けたまま発射ボタンを押したのは、たぶん自分じゃない。……たぶん。

Approximately Games が手がける協力型サンドボックス『Approximately Up』が、2026年8月6日にSteamで配信を開始したにゃ。たった1枚のフレームパーツから船を組み上げて、地球を出て惑星をひとつずつ踏破していくゲーム。配信から丸一日ちょっとの現時点で198件のユーザーレビューのうち98%が好評、ステータスは「非常に好評」。数はまだ多くないけれど、否定的なレビューが3件しかないという極端に偏った滑り出しになってる。

「飛ぶのに十分なだけボルトで留まっていれば、それでいい」

このゲームの宇宙船に、正解の形はない。ストアページが掲げる説明そのものが「飛べるだけの強度でボルト留めできるものなら何でも」で、そこにジャイアントスラスターも、やたらと邪魔なケーブルも、間のあらゆるパーツも取り付けていく。電動エンジン、燃料エンジン、混合燃料、ソーラーパネル、耐熱フレーム――用意されているコンポーネントを組み替えて、自分の目的に合う機体をひねり出す作りになっているにゃ。

面白いのは、ここに入力コントローラーやセンサー、メーターといった「配線して動かす」系のパーツが混ざっていること。自動化システムを自分で組んで、必要なものを必要なところへつなぐ。8月7日に配信された小規模アップデート 1.0.005 で「ORの論理ゲートがANDのように振る舞っていた不具合」が修正されているあたり、船の中身がどれくらい回路寄りなのかが透けて見えるにゃ。

そして飛行は全編、船の内部からの一人称視点で行われる。外から機体を眺めて舵を切るのではなく、自分でこしらえたデッキに立って、自分でこしらえた計器を見ながら飛ぶ。だから設計の良し悪しがそのまま体感時間に返ってくる。よくできた船なら数分で着く航路が、弱い船だと延々と続く長旅になる、という仕組みだそうにゃ。

4人で乗り込んで、着陸したあとに犯人捜しが始まる

シングルプレイでも遊べるけれど、この作品の看板は最大4人のオンライン協力プレイのほう。開発者自身がストアページで煽っている通り、遊びの半分は「誰のせいだったのか」を突き止める作業に費やされることになる。あのケーブルをつなぎ忘れたのは誰か。ソーラーパネルを積み忘れたのは誰か。そもそもドアを開けるボタンは付いているのか。レーダーは? バッテリーは?

ミッションの内容もわりと意地が悪い。飛行中に予期せぬ停電を引き起こす実験的なエネルギー源を、別の惑星のステーションまで届けろ。時限爆弾みたいにチャージが進んでいく謎のエネルギークリスタルを運べ。あるいは、ただただ巨大で理不尽に重い潜水艦を積め。荷物の性質そのものが船の設計を歪めにくるタイプの課題設計にゃ。

舞台は地球から始まる15の惑星。サイズも重力も大気も気温もそれぞれ違い、多くの惑星には「惑星ステーション」が1つ以上置かれている。ここがチェックポイント兼ガレージになっていて、着陸すると恒久的にアンロックされ、以後はそこを新しい出発点にできる。ミッションを達成してコンポーネントを惑星間で運べば、より高度な設計を許す新しい船のパーツが手に入る。探索して、船を強くして、ステーションを増やして、墜落せずに次の目的地へ届く――ループはシンプルだにゃ。惑星ごとに雰囲気が変わり、探索や発見に合わせてリアルタイムで変化するダイナミックなサウンドトラックも用意されている。

なお、Steamワークショップに対応しているので、他人が組み上げた珍妙な機体を持ち込んで飛ばすこともできる。実績は22個。

半年間の体験版が、そのままオープンベータとして機能していた

この作品、いきなり出てきたわけじゃないにゃ。体験版はSteam Next Festに合わせて2026年2月23日に公開され、当初は3月10日までの予定だった。ところが3月8日に「コミュニティが想像以上に育っている」として製品版リリースまでの継続が決定し、結果として約半年にわたって遊べる状態が続いた。

その間、4月には水の惑星でウナギの卵を集める「Fred's Quest」、6月には惑星に迫る巨大な青い星を扱う「Fred's Star」といった期間限定イベントが走り、フレームとウィンドウのブロックを一切使わずに船を組む「#NoFrameChallenge」なんてコンテストまで開催されている。

開発者は体験版終了の告知で、サンドボックスという性質上、体験版だけで数十時間から数百時間を費やしたプレイヤーがいたこと、実質的にはオープンベータとして機能し、バグの発見やさまざまなPCでの動作検証、フィードバック収集に役立ったことを書いている。初日から否定的レビューが3件で収まっているのは、たぶんこの半年の下地が効いてるにゃ。製品版は体験版から大きく変わっていて、多数の改善、作り直されたコンテンツ、調整されたミッション、新機能が入っているとのこと。告知の署名は「Lukas」で、一貫して一人称単数で語られている個人開発のプロジェクトにゃ。

価格は通常3,150円で、8月16日まで20%オフの2,520円。対応プラットフォームはWindows 10/11の64bitのみで、MacとLinuxには非対応。動作環境は最低でGTX 1060またはRX 580、メモリ8GB、ストレージ6GBとなっている。

言語まわりは1点だけ注意しておきたいにゃ。日本語を含む14言語に対応しているけれど、Steamの言語表についてチェックが入っているのは「インターフェース」の列だけで、「フルオーディオ(音声)」と「字幕」の列は英語も含めてどの言語も空欄になっている。日本語で読めるのはUIまわり、と考えておくのが正確なところ。ちなみに体験版は英語のみの対応で、他言語は製品版から利用可能になった経緯がある。

宇宙船を組むゲームは数あれど、「組んだ船の内側に立って、仲間と一緒にそれを壊す」ところまで込みで設計されている作品はそう多くない。ボルトが足りているかどうかは、飛んでみるまで分からないにゃ。

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