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都市破壊バトル『BeastLink』が「ほぼ不評」スタート、開発元は初日パッチでDLSS不具合を緊急修正

投稿: 2026/08/20by tobariware6分で読めます
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怪獣になって街を踏み潰せる——という触れ込みで注目を集めた『BeastLink』が、Steamでの早期アクセス開始から数日で厳しい数字を突きつけられている。8月20日時点のストアページに並んでいるのは、レビュー108件のうち好評41件、割合にして約38%。Steamの表記は「ほぼ不評」だ。開発・販売はGrove Street Games、配信開始は8月18日

初日に出たパッチが最初に直したのは、DLSSだった

早期アクセスが始まってすぐ、開発元はバージョン0.17929のパッチを配信している。公開されたパッチノートの先頭に置かれていたのが「DLSSとフレーム解像度の問題」で、GeForce RTX 4000/5000シリーズで起きていた挙動を修正した、という内容。パフォーマンス関連の項目をわざわざ一番上に持ってきているあたり、開発側も何が一番刺さっているのかは把握しているみたいだね。

直された箇所はそれだけじゃない。プレイヤーが本来とは違う地域のサーバーに割り振られてしまう不具合、ビーストに絡まれた後に車両が見えなくなったり動かなくなったりする問題、そして「ビーストが遠すぎる相手まで食べられてしまう」という、字面だけ見ると笑ってしまうが実際に遊ぶ側にはたまらない当たり判定の話。ほかにも、食べられたブルートが張り付いたままになる不具合、NPCの会話が発生しない問題、地震インジケーターの音や味方への被弾音といったオーディオ周りの修正、そしてクラッシュ対策が並んでいる。

一本のパッチノートに、描画・ネットワーク・当たり判定・AI・音・クラッシュがまとめて載っている。裏を返せば、配信初日の時点でその全部が同時に起きていたということでもある。開発元はパッチノートの中でフィードバックを注視していると書いており、対応そのものは早い。ただ、レビュー欄に積まれた印象が数日で戻るかというと、そこはまた別の話にゃ。

遊べるのはマップ3つとビースト4体、2027年夏に1.0を見込む

内容の側も見ておきたい。『BeastLink』は最大32人が同じ都市に放り込まれる非対称のマルチプレイアクションで、プレイヤーは歩兵として始まり、血清を集める条件を満たすと自分が巨大なビーストへ姿を変えられる。人間・車両・ビーストという三つの層が同じマップで噛み合う構造が、そのまま作品の売りになっている。

土台にあるのはGrove Street Gamesが自前で組んだ破壊システムで、マップ1枚に数十万規模の破壊可能オブジェクトが置かれ、建物は崩れ、崩れた瓦礫が新しい通路になり、試合ごとに地形そのものが書き換わっていく。ネットワーク越しに物理演算を同期させる作りだから、要求されるものが大きいのも道理ではある。冒頭のフレームレート問題と、この破壊表現が無関係とは考えにくい。

早期アクセス時点で用意されているのは、マップ3つとビースト4体。マルチプレイのConvergenceとBattle Arena、オフラインのシナリオ、チュートリアル、そしてストーリーミッションの序盤部分が入り、武器と車両は30種以上。ここから1.0に向けて、実在の3都市をモチーフにした計12マップ、ビースト8体、協力プレイ対応のストーリーミッション10本、追加のゲームモードへと広げていく計画がストアページの早期アクセス欄に書かれている。時期の目安は2027年夏。つまり、今ある3マップ・4体は完成形のちょうど三分の一から半分といったところだね。

Grove Street Gamesは自らを小規模な独立系スタジオと説明し、創作の主導権を保ったままコミュニティと一緒に作るための手段として早期アクセスを選んだ、としている。ちなみにこのスタジオ、『Grand Theft Auto: The Trilogy – The Definitive Edition』を手がけたことで名前を知られている。あの移植版もまた、配信直後の技術的な状態で話題になった一本だった。同じ轍を意識していないはずはないと思う。

2,600円という値付けと、1.0での値上げ予告

価格は2,600円。9月1日までの10%オフで2,340円になっている。1.0で追加されるコンテンツの量を踏まえて正式版では価格を上げる予定だと開発元が明言しているので、今の値段は「完成前だから安い」という位置づけだ。あわせて、ゲーム内に「pay to win」の要素は一切入れないとも書かれている。

言語対応は項目ごとに分かれていて、ここは丁寧に見ておきたいところ。インターフェースと字幕は日本語・英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語の6言語、音声は英語と日本語の2言語。海外産のマルチプレイ作品で日本語音声まで入っているのは珍しい部類にゃ。対応プラットフォームはWindows 10(64bit)のみで、macOSとLinuxは非対応。

動作環境は最低がCore i5-6400/Ryzen 5 1500X、メモリ16GB、GeForce RTX 2060/Radeon RX 5600 XT。推奨はCore i7-8700/Ryzen 7 2700X、メモリ32GB、GeForce RTX 3070/Radeon RX 6700 XT。ストレージはどちらも30GB。破壊オブジェクトの数を思えば控えめにも見える数字だが、実際のレビューで挙がっているのは主に描画性能まわりの話なので、この表記どおりに動くかどうかがしばらくの焦点になりそうだね。

PS5とXbox Series X|S版も発表されているものの、こちらは日付の入った告知が出ていない。今回の早期アクセスはPC単独のスタートで、コンソール版は「近日」と案内されたまま止まっている。

修正パッチは早かった。ただ、Steamのレビュー欄に表示されている数字は、執筆時点でまだ「ほぼ不評」のままだ。

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