『Crossout』が『Crossout Remastered』に改題、地形・光・水を作り直す大型グラフィック刷新を配信
車を組んで撃ち合う荒野は同じでも、そこに差す光と、タイヤが踏む地面の描き方は別物になった。Targem Gamesが開発する基本プレイ無料の車両バトル『Crossout』が、10月22日のアップデート「New graphics」で『Crossout Remastered』に改題したにゃ。中身は名前に合わせた大がかりなもので、地形、植生、ライティング、パーティクル、水の描き方をまとめて作り直している(公式パッチノート)。
このアップデートは当初10月中の配信を予定していたけれど、途中で10月22日に延期されていた。延期のおわびとして、ちょっとした補填も配られている。
いちばん手が入ったのは地形まわりだよ。古くなっていた地形の処理を作り直し、計算の大部分をGPUへ移した。そのうえで、細かい起伏を描けるアダプティブ・テッセレーションと仮想テクスチャを入れている。
- 地形はGPU上のアダプティブ・テッセレーションで、写実的な起伏の細部まで描画
- 衝突判定用の地形ジオメトリの細かさを大幅に向上
- 素材ごとの実際の高さを考慮して重ねるハイトブレンドを採用
- 草はすべてGPUで描画し、密度を大きく向上。小石・小枝・落ち葉なども同じ方式で描く
- 風のシステムを大きく変更し、物に触れた草は正しく倒れる。大きな茂みには動的な物理を追加
公式のパッチノートより・日本語訳(主な項目だけ)
見た目の細かさだけの話ではないにゃ。パッチノートでは、物理的な地形を見た目の地形より滑らかにしたので、車両が地形に引っかかって止まることが減るはずだ、とも書かれている。全マップで色合い、光、霧、植生、岩、水が更新されていて、同じ場所の刷新前後を比べる映像も公式チャンネルに上がっている。
XeGTAO導入、光と霧と水を一新
ライティングは太陽光、大気、グローバルイルミネーション、反射、影をまとめて設計し直していて、どれも同じ環境データを共有して補い合う作りになった。描画方式はハイブリッドのディファードレンダリングに変わり、霧も物理法則にもとづいて濃さと光の通り方を計算する。空の明るさや色、大気の汚れやもやも、場所ごとに再現しているそうだ。ガレージの中などには視差補正つきのローカル反射マップが入り、接地部分の陰影はHBAO+からXeGTAOに置き換わった。物と物のすき間にできていた大きすぎる黒い影が消えるのがねらいだよ。

爆発や煙も描き直されている。パーティクルの仕組みを作り直し、影の落ち方と体積のシミュレーションを加えた。煙・炎・爆発の動きは、パーティクルのモーションベクトルで滑らかに見せているにゃ。足回りが地面をこすったときの効果や、口径ごとの砲弾が地面に当たったときの効果も更新された。

水は今回の刷新で特に作り込まれた部分だよ。
- 大きなうねりと細かな波の2層で構成し、風と流れの向きに合わせて動かす
- 屈折と波による歪み、水中への光の透過と吸収、水面下の立体的な影を再現
- ゲーム内の出来事や動く物体に反応して、波紋・航跡・水しぶき・水面のへこみが生じる
- 川や沼から、ふつうの水たまりまで、すべての水場が干渉に反応する
公式のパッチノートより・日本語訳(主な項目だけ)

アンチエイリアスとアップスケーラーも入れ替わった。FXAAは画面がぼやけるわりに画質が上がらないとして外され、NVIDIA Streamlineを通じてDLSS 4.5(対応GPUではダイナミック・マルチフレーム生成も使える)、NVIDIA Reflex、DLAAに対応している。AMD側はFSR 3.1が加わった。ただしAMDのフレーム生成は入っておらず、対応GPUではドライバー側でFSR 4に切り替えられる。従来のFSR 1も残り、独自のTAAは残像対策と光源のちらつきが直された。
ハロウィン含む4イベントが同時に走る
グラフィック以外の追加も多い。期間はいずれも公式の告知どおりの日付だよ。
| 内容 | 期間 | ポイント |
|---|---|---|
| Whispers of the Wasteland | 10月22日〜11月18日 | 有料パックでロケットランチャー「Snowfall (cust.)」の素材が手に入る |
| ハロウィン | 10月22日〜11月4日 | 対象ブロウルで「Tricky treats」を集め、装飾やコンテナと交換 |
| アップグレード除去 | 10月22日21時〜10月29日14時 | パーツのアップグレードを外して取引できる状態に戻せる |
| ギフトパック「Munch's legacy」 | 10月22日〜11月22日 | プレミアム7日分や装甲車などをガレージ画面で受け取れる |
「Whispers of the Wasteland」は、日替わりの課題で経験値を貯めてレベルを上げていく形式。「Snowfall (cust.)」には、目標を2秒ロックし続けると弾速が上がる独自のパークが付く。ハロウィンの「Tricky treats」は、10月28日までの「Drones vs. Reptile」と、10月29日から11月4日までの「Wild hunt」で手に入るにゃ。


ブロウルはこのあと、11月5日からの「Test prototypes」、12日からの「Firefight」、19日からの新モード「Blueprints and Idols」と週替わりで続く。クランウォーは「Gauntlet of the survivors」と同じ形式(ランキング2つ・ミッション3種)に変わり、シーズンは3週間から4週間に延びた。クランのメンバーなら誰でも参加できるようになっている。UIでは設定画面が1列に並び直され、検索欄が付いたほか、ミニマップをカメラの向きに合わせて回せるようになったよ。

プレイはPC(Steam)、PlayStation、Xbox向けに基本無料。Steam版の日本語はインターフェースのみの対応で、音声と字幕は日本語に対応していない。名前に「Remastered」が付いても、ガレージに並べた自分の車はそのまま新しい荒野へ持ち込める。
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