最大6人で挑むデスゲームホラー『C.U.B.E』―協力しつつ、仲間より多く死なない者が勝つ
協力ホラーは「みんなで生き残ろう」が合言葉のはずにゃ。ところが今回見つけた『C.U.B.E』は、その前提をちょっとだけ歪ませてくる。最大6人で危険な施設に放り込まれ、10日間の試練を切り抜ける――ここまでは普通。おかしいのは、最後に評価されるのが「あなたの死んだ回数が、仲間より少ないかどうか」だという点だ。開発は個人スタジオのLovDEV。Steapの早期アクセスが目前に迫っている。
助けないと全滅、でも助けすぎると負ける




ルールはシンプルなのに、頭の中でずっと綱引きが起きる作りになっている。試練の多くは1人では突破できず、誰かがレバーを引き、誰かが囮になり、誰かが道を作らないと先へ進めない。つまり協力は「必須」だ。けれど10日目にひとりだけ「True Subject(真の被験体)」に選ばれ、そこから最終評価が始まる。そこで効いてくるのが各自のデスカウント――死んだ回数が少ない者ほど上に立てる。
だから理想的な立ち回りは、仲間を見捨てない範囲で、こっそり仲間を危険な役目に押しやること。扉の向こうへ先に行かせる、罠のありそうな一歩を譲る、パニックの瞬間にほんの少し手を止める。近接ボイスチャットに対応しているので、この駆け引きは全部“声”に乗る。励ましているのか、そそのかしているのか、聞いている側にも分からなくなってくるにゃ。物理演算ベースで体がぶつかり合うのもあって、事故と故意の境目が絶妙に曖昧なのが面白いところだ。
用意された試練は現時点で25種類。パズルを解くもの、罠だらけのステージを走り抜けるもの、モンスターから逃げ切るものと系統がバラバラで、どれが来るかは毎ラウンド抽選される。だから同じメンバーでも展開が固定されず、「今回は逃走系だから足の遅いあいつが狙われる」みたいな読み合いが自然に生まれる。生き延びて稼いだ報酬はアップグレードに回せて、キャラの見た目もいじれる。ロビーは公開・非公開を選べるので、身内で殺伐とやるのも野良で腹の探り合いをするのも自由だ。
近ごろ流行りの「6人協力でワイワイ死ぬ」系の空気を持ちつつ、勝者がひとりに絞られる競争ルールを乗せた——このハイブリッドが『C.U.B.E』らしさにゃ。仲良く協力するだけでも、露骨に妨害するだけでも勝てない、そのさじ加減が肝になりそうだ。


早期アクセスの開始は日本時間の8月22日(Steamストアページの表記では8月21日)。想定期間はおよそ6〜12か月とされていて、プレイヤーの反応を見ながら試練を足していく作りだ。動作環境はWindows(10以上、推奨は11)で、現時点でMac版の記載はない。
気をつけたいのが対応言語で、インターフェース・音声・字幕のいずれも英語のみ。日本語には対応していないにゃ。ボイスチャット主体の駆け引きが売りだから言葉の壁は正直効いてくるけれど、そこは身内ボイスで補える部分でもある。価格はストアページにまだ出ていないので、そこは配信開始時の確認待ちだ。開発者本人が告知も精力的にやっている。
協力ホラーはもう飽和気味……と思っていたところに、「助け合いながら出し抜く」というひと捻りを差し込んできたのが憎いにゃ。フレンドとの友情が試される(そして少し壊れる)タイプの一本になりそうだ。
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