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基本無料の8対8戦車シューター『Tyr』早期アクセス開始、Steamで「非常に好評」の滑り出し

投稿: 2026/09/04by tobariware6分で読めます
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『League of Legends』や『VALORANT』のクレジットに名前が載っていた人たちが、いまは戦車を走らせている。Stoke Gamesの『Tyr』が9月3日、Steamで早期アクセスを開始した。基本プレイ無料の8対8戦車シューターで、3年以上プレイテストを回し続けた末の一般公開になる。

出だしの反応がかなり良い。9月4日時点でユーザーレビューは731件、そのうち86%が高評価で、ステータスは「非常に好評」。配信2日目でこの規模のレビューが積まれている時点で、テスト期間中に付いた人がそのまま流れ込んできたのが分かるにゃ。

ブリンクにソナー、車両ごとに一手が違う

『Tyr』の車両は、履帯で走るものとホバーで浮くものが混在している。そのうえで1台ずつ固有のアビリティを持っていて、公式が挙げている例だけでも短距離を跳ぶブリンク、周囲の敵を炙り出すソナーパルス、エンジンを過給しての体当たりと幅が広い。装甲の厚みも車両ごとに違うので、被弾しそうな方向へ車体を傾けて弾く、という古典的な戦車ゲームの作法もちゃんと生きている。

もうひとつの軸が視界だ。この作品の索敵は左右対称に働かない。一定の距離に入るか、あるいは自分が十分な音を立てたときにだけ姿が相手に見える、という仕組みになっている。つまり黙って止まっている車両は見えず、動いた瞬間に居場所を教えることになる。撃ち合いの速さより、どこに車体を置くかで勝敗が寄っていく——公式が「反射神経より熟慮」と書いているのはこの部分だにゃ。

育成もある。車両ごとに個別のテックツリーが用意され、弾薬スロットとコンポーネントを差し替えて構成を組む。最大レベルまで伸ばすと立ち回りそのものを変えるキーストーン級の技術が解放される、という作り。早期アクセス開始時点の中身は12車両以上と5マップで、Steamの早期アクセス欄には「安定していて問題なく遊べる状態」と書かれている。

配信に合わせて公開されたローンチトレーラーがこちら。

無料の対戦ゲームで真っ先に気になるのはそこの線引きだと思うけど、Stoke Gamesはかなりはっきり書いている。早期アクセス開始の告知では、有料の車両も、有料の弾薬も、戦闘用の消費アイテムも、バトルパスも用意しないと明言。ストアページの早期アクセス欄にある「正式版で価格は変わるのか」という項目にも、「引き続き基本無料の予定です。ゲームプレイに関わるコンテンツはすべて、支払いなしで解放できますし、今後もそうします」と回答が載っている。

現時点で買えるものは「Tyr Founder's Pack」だけで、価格は1,900円。中身は開発を支援した人向けの称号、金色のチャーム、そして車両の見た目・チャーム・撃破時のエフェクトに使える3,000ゴールドという構成になっている。性能に触れるものはひとつも入っていない。

早期アクセスの想定期間はおよそ12か月。ただし「期限に追われて中途半端なものを出すより、必要なだけ時間をかける」とも添えてあるので、この数字は目安として見ておくのが良さそう。正式版までに車両とマップ、それからゲームシステムそのものを足していくと説明されている。

開発陣にLoLとVALORANT経験者が並ぶって?

Stoke Gamesのチームページを眺めると、経歴の並びがなかなか壮観だ。スタジオディレクターのVeigar Bouiusは『League of Legends』と『MultiVersus』、リードビジュアルデザイナーのRicky Linnは『League of Legends』『VALORANT』『Star Wars ジェダイ:フォールン・オーダー』『フォートナイト』。リードVFXアーティストのPierre-Luc JacquesはRiot Gamesで5年、『VALORANT』のフェイド、ハーバー、デッドロックといったエージェントを手がけている。エンジニアリングディレクターのAndrew Spieringは『StarCraft II』と『World of Warcraft』、プリンシパルゲームデザイナーのTravis Lewisは『Destiny 2』と『Call of Duty』出身。ハードサーフェス担当のKyle Rauに至っては、Blizzardで10年以上『オーバーウォッチ』シリーズを触ってきた人だにゃ。

その面々が3年以上、クローズドなプレイテストを断続的に回してきた。8月まで続いていた最後のテストでは新車両「Seeker」や車両マスタリーが追加され、そこで進めた分は早期アクセスへ引き継がれると案内されていた。今回の移行でいちばん大きく変わったのは、日程を区切ったテスト窓ではなく、いつでも接続できる常時稼働になったこと。

対応プラットフォームはWindowsのみ。言語は英語だけで、インターフェースも音声も字幕も日本語は入っていない。テックツリーの説明文を読み込むところでは辞書が要りそうだけど、車両の挙動と視界の駆け引きは画面を見ていれば伝わる類のものだと思う。

Stoke Gamesにとって、『Tyr』が1本目のタイトルになる。

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