『ディアブロ V』に安全な町は無い、拠点は移動するキャラバンへ 新クラス「プレイグ・ナイト」公開
帰る町が無い。
BlizzCon 2026のパネル「Diablo V: Forging the Next Era」で、『ディアブロ V』の中身が初めて具体的に語られた。そこで真っ先に示されたのが、シリーズがずっと持っていた「安全な町へ戻って、商人に売って、また出ていく」というリズムを手放すという話だった。代わりに付いてくるのがキャラバンで、新クラスとして「プレイグ・ナイト」が加わる。
焼け野原を共に進むキャラバンが拠点になる
サンクチュアリはディアブロの支配下にあり、安全は町や攻略した拠点に結び付いていない。プレイヤーは焼け野原を共に進む仲間を集め、キャラバンを育てていくことになる(公式発表)。



集まった仲間は商人であると同時に、旅の道連れでもある。それぞれ過去と事情と傷を抱えていて、話を聞ける相手が増えていく作りだね。名前が挙がったのは2人。かつて「見えざる眼の姉妹団」に属していた女性——『ディアブロ II』でローグたちが所属していた、あの組織だ——と、強欲に意味が無くなった世界で行き場を失ったトレジャーゴブリン。金貨を撒いて逃げ回るあのゴブリンが仲間側に回るのは、シリーズを長く追ってきた人ほど引っかかるところだと思う。
拠点が消えた、というより、拠点のほうが歩くようになった。そう言い換えたほうが近い。
プレイヤーが演じるのは「ウェストマーチの後継者」。焼け落ちた王国の跡を逃げ回る立場で、ディアブロとの不可解なつながりを持っている。そのつながりが、ディアブロにとっての脅威であると同時に、彼の影響を受けやすい弱点にもなっているらしい。



生き延びた人間は少ない。ディアブロにひざまずいた者、教団に加わった者がいて、さらに一部は「Dread Commander」として作り変えられ、地獄の勢力に並ぶ力を与えられている。
世界そのものも固定されていない。ディアブロが恐怖によって土地を作り替え続けているという設定で、地形・目印になる場所・出てくる敵・報酬は、同じ場所へ戻ったときに変わっていることがある。手で組まれたマップを覚えて最短で回る、という遊び方とは噛み合わせが変わってきそうにゃ。
新クラス「プレイグ・ナイト」を含む3クラス公開
公開されたクラスは3つ。デーモンハンターとモンクの復帰に、完全新規のプレイグ・ナイトが並ぶ。

プレイグ・ナイトは「歩く死そのもの」と説明されていた。戦場を練り歩きながら病と疫病を撒き、最後はそれを自分で取り込んで力に変える。重装の見た目で示されていたものの、スキル・リソース・扱える武器の種類までは今回出ていない。
デーモンハンターは二丁のクロスボウで影から仕掛け、戦場を跳ね回って獲物を仕留める。モンクは拳で悪魔を叩き潰し、聖なる力を呼び下ろして行く手を阻む者を打ち据える。役割の説明としては、どちらも過去作の像を大きく外していない。
ゲームディレクターのJoe Shelyはパネルで、『ディアブロ V』は過去のどの『ディアブロ』よりも多いクラス数で発売すると語っている。しかも「発売時点の本数が過去作の発売時より多い」ではなく、追加されたぶんも含めた総数より多い、という言い方だった。具体的な数字は伏せられたまま。
アイテム周りは『ディアブロ II』を下敷きにすると明言された。読んで意味が分かる・記憶に残る・何百時間も追いかける価値がある。狙いはそこだという。
挙がったのはこのあたり。
- 装備に必要ステータスの条件を付ける方向で試している
- インベントリが再び効いてきて、大きいアイテムほど多くのマスを占める
- 装備のセット効果が復活する
- 『ディアブロ IV』の拡張「Lord of Hatred」で採った手法を踏まえたクラフトに、『ディアブロ II』式のルーンとルーンワードを載せる
鞄のマス目とルーンワードが同時に戻ってくる。どちらを向いて作っているのかは、これでだいぶ分かりやすくなったにゃ。
開発はまだ初期段階で、今回の公開はプレイヤーと話しながら作っていくための入口という位置付け。2027年から定期的に進捗を出していくと説明されている。続報の登録は公式サイトで受け付け中。
パネルの全編は公式チャンネルで見られる。
ディアブロが勝利した後の世界、という前提そのものは、発表の時点ですでに示されていた。
今わかっているクラスは3つ。示された数字は「2029年春」と「2027年」の2つだけだ。
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