『ダスクブラッド』ゲームプレイガイド公開―4フェイズで8人が3人に絞られる「黄昏の戦い」
聖杯が、フェイズを跨ぐたびに参加者を減らしていく。フロム・ソフトウェアがNintendo Switch 2向けに開発している『The Duskbloods』、そのネットワークテスト版ゲームプレイガイドが8月20日に公開された。8人の血族が「黄昏の戦い」に召喚され、最後に残るのは3人。その選別の物差しになるのが「美徳」で、これが敵を倒すだけでは埋まらない作りになっているのが面白いところだにゃ。
戦いは全4フェイズ。召喚された8人は、フェイズが進むごとに聖杯の選別を受け、美徳の低い者から脱落していく。第3フェイズを抜けた3人だけが、最終フェイズ「月の血授」に招かれる。ガイドには「聖杯に招かれるは、3人の血族。月の涙は、唯一人のために流れます」と書かれていて、勝者はあくまで1人という設計が読み取れる。
最終フェイズの扱いも独特で、3人にはそれぞれ2つの命が与えられる。加えて、そこまでに積み上げた美徳の量に応じて追加HPが乗る。つまり道中で美徳を稼ぐ意味は「選別を通過するため」だけじゃなく、最後の3人勝負で殴り合える体力そのものに直結している。真面目に働いた血族ほど、決勝で分厚くなるという理屈だね。

テスト版の舞台は「黄昏の地」のひとつ、ロアンローの街ひとつに絞られている。大聖堂や時計塔のある市街に加え、森や水辺まで含んだ立体的なフィールドで、マップを開くと区画ごとの入り組み具合がよく分かる。血族は高く跳び、空中を蹴り、駆ける。移動そのものが超人的で、地面を歩くゲームではないみたいだね。
美徳の入手経路は複数用意されている。強敵や侵略者を倒して得る「討伐の美徳」、遺体の頭蓋に火を灯して回る「灯の美徳」、そして儀式場での立ち回りから得る「剣の美徳」と「誓約の美徳」。戦闘が苦手でも探索に振れば数字が伸びる、という逃げ道が最初から用意されている格好になる。
儀式場は第2・第3フェイズで時間経過とともに出現する。ここには「石の座」があり、赤石と黄金石のどちらかを手にできる。赤石を持てば剣の美徳が、黄金石を持てば誓約の美徳が多く入る。同時に持てるのは片方だけなので、他の血族に斬りかかりに行くか、戦いを避けて血族誓柱に誓いを立てるか、その場で腹を決める必要がある。二者択一が石の形で置かれているのが、いかにも意地の悪い作りだにゃ。

各フェイズの終了時には「称賛」による美徳も配られる。敵を倒すほど高まる「血の牙の称賛」と、探索でアイテムを拾うほど高まる「蒐集家の称賛」の2系統があり、それぞれ上位2名ずつが美徳を得る。蒐集家のほうは、希少なアイテムや新しいアイテムを入手したときほど伸び幅が大きくなるとのこと。狩りに専念した血族と、街を漁り歩いた血族が、別々の枠で評価される。
同盟中は攻撃が当たらず、美徳も分け合える
ライバル同士のはずの血族は、その場で同盟を結ぶこともできる。同盟中は互いの攻撃が当たらなくなり、儀式場で得た剣の美徳・誓約の美徳が相方にも分与される。侵略者との戦闘が始まると近くの血族に一時的な共闘の要請が飛ぶ仕組みもあって、共闘は珍しい事故ではなく、日常的に起きるものとして組み込まれている。
そして同盟は最終フェイズで解消される。3人しか残らない場で味方が消えるということは、道中さんざん背中を預けた相手と最後に殺し合う流れが標準装備されているわけだ。


血族同士の関係をさらに捻じ曲げてくるのが「烙印」。刻まれた烙印が成立すると固有の目標が生まれ、それを達成することで美徳が得られる。テスト版に収録されるのは「宿敵の烙印」「旧き友の烙印」「ミュラルの眼の烙印」「儚い恋の烙印」の4種類。特定の相手を倒せ、あるいは同盟を組んだまま最終フェイズまで行け、といった注文が個別に降ってくる。製品版では烙印を任意のものに変更できる要素になる予定だという。
ゲームルールも3種類が選べる。標準の「スタンダード」、同盟を一切組めない「同盟なし」、そして第一フェイズから最終フェイズまでずっと二人組で戦う「血盟」。血盟は最終フェイズに到達しても解消されず、勝敗も二人で共有する。製品版では、招待したフレンドと血盟を組んでマッチングできる機能の実装が予定されている。
叫びで動作を止め、崩れた隙に吸血する
戦闘まわりでは、すべての血族が風圧を伴う「叫び」を使える。敵の攻撃に合わせて叫べば動作を中断させ、崩れゲージを大きく蓄積させられる。一部の遠距離攻撃を弾き返すこともできるらしい。崩れゲージを溜め切った相手は体勢を崩し、そこへ「吸血」を叩き込むと大ダメージと同時に自分のHPが戻る。脆弱な敵が相手なら、吸血で魅了して従わせることまでできる。攻撃・回復・戦力補充が1つの動作に束ねられている。

強化の軸も複数ある。敵やほかのプレイヤーを倒してレベルを上げるほか、強敵や侵略者から得られる「血の力」は提示された選択肢から1つを選ぶ形で、最大5つまで同時に発現でき、専用メニューで自由に付け替えられる。魔法陣で契約する「眷属」もいて、テスト版には8体が存在する。
使用できる血族はアルバート、「血の手」のヤン、タン・ラン、狙撃手レイラ、元老サミール=パトレス、ゾークの6人。それぞれ近接と遠距離の武器、固有の「血族技」、パッシブ寄りの「権能」を持つ。ゾークは海底ケーブルとスピアガンを担ぎ、血族技として「ミサイル」「人間ロケット」を放つ。元老サミール=パトレスにいたっては、レイピア使いなのに血族技に「恐竜化」が並んでいる。血族技と権能は、製品版ではカスタマイズ可能な要素になるとのこと。
拠点となる「夜の館」では、チュートリアルにあたる「戦いの記憶」、武器や眷属・血の力の情報が溜まる「アーカイブ」、墓守案山子を相手に操作を試せる「中庭」が使える。
ネットワークテストの実施時間は5枠。8月21日19時〜23時、8月22日11時〜15時、8月23日3時〜7時、同23日19時〜23時、8月24日11時〜15時。参加にはNintendo Switch 2本体と「Nintendo Switch Online」への加入が必要で、7月28日に締め切られた応募の当選者だけが入れる。ゲームデータの配信は8月18日から始まっている。
ガイドが公開されたのは、最初の枠が開く前日。ルールを読み込む時間はほとんど残されていなかった。発売は2026年内の予定で、ロアンローの街の外に何が広がっているのかは、まだ伏せられたままだ。
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