『Food Devils』11月6日に早期アクセス開始 ― 怪物を狩って料理し、悪魔と契約させた冒険者を戦わせるSRPG
食物連鎖がひっくり返った世界では、人間は狩る側ではなく狩られる側にいる。そのど真ん中で包丁を握っているのが、この作品の主人公――最後に残った料理人だよ。
イタリアの開発チーム Studio Daimon が手がけるタクティクスRPG×ローグライト『Food Devils』が、Steamで11月6日に早期アクセスを開始する。対応はWindowsのみで、ストアページに価格はまだ載っていない。グリッド上の戦闘とアニメ調の絵作りは『ファイアーエムブレム』、遠征を繰り返しながら話が進む構造は『Hades』——開発元自身がその2本を引き合いに出しているとおり、画面を見ればどちらの血が入っているのかはすぐ分かると思う。
狩った怪物を料理して店に出し、冒険者を呼び込む
ゲームの回り方はこうだ。まず遠征に出て、マップ上の怪物を倒す。倒した相手はそのまま食材になる。持ち帰った食材でレストランの料理を作り、家具を買い足して店を居心地よく整えると、腹を空かせた冒険者たちが噂を聞きつけて集まってくる。その冒険者を次の遠征のメンバーに引き込む、というループだね。
「モンスターを倒す」と「店を回す」が別々の遊びとして並んでいるのではなく、倒した相手がそのまま次の戦力を呼ぶ餌になるのがこの作品の芯にあたる部分。客が来なければ人手が増えず、人手が増えなければ深いところへ狩りに行けない。
遠征先のバイオームは4種類で、それぞれに出てくる怪物も落とすものも違う。マップは遠征のたびに手続き的に生成されるので、同じ地形を覚えて攻略する形にはならない。希少な食材や新しいレシピを手に入れるほど強い冒険者を呼べるようになり、パーティーも一段ずつ底上げされていく。
公式チャンネルでは、この一連の流れをまとめた映像が9月に公開されている。戦闘、調理、店づくりがどう繋がっているのかは、文字より映像のほうが早い。
1回の遠征に出られるのは、フードデビル1体と、店に立ち寄った人間の冒険者が最大4人。人間側には戦士・シールダー・魔術師・ヒーラーといったクラスがあり、容姿も能力値もランダムに決まるので、毎回まったく同じ顔ぶれが揃うことはない。
ここに乗るのが「デビル契約」で、契約を結ばせた冒険者はスキルや移動能力が変化する。使えるスキルの総数は200以上とされていて、手持ちのクラスと契約の噛み合わせを見ながら組み立てる作りになっている。ランダムに配られた戦力をどう繋ぐか、という遊びだね。



契約相手であるフードデビルは5体。遠征と遠征のあいだには彼らとの交流パートが挟まり、それぞれが抱えている秘密や、世界がこうなった経緯が少しずつ開いていく。ストアの説明によれば5体の誰とでも恋愛関係になれるほか、デビル同士を引き合わせることもできるとのこと。戦力の強化と物語の掘り下げが同じ「契約」という窓口に集まっているのは、素直に上手い設計だと思う。
早期アクセスは11月6日から、デモ版は英語のみで公開中

無料のデモ版は6月2日から配信されていて、プロローグにあたる3〜4時間ぶんが遊べる。ローグライトモードやキャラクターのカスタマイズも含まれているので、上に書いた回し方が自分に合うかどうかはここで確かめられる。ただしデモの対応言語は英語だけ。
製品版のストアページには対応言語として日本語が並んでいるものの、音声(フルオーディオ)が付いているのは英語のみで、日本語はテキストでの対応になる。早期アクセス開始の時点でその日本語がどこまで入るのかは、いまのところストアに書かれていない。
動作環境は控えめで、最低構成でもデュアルコア2.4GHzと6GBのメモリで動く。Mac・Linuxには対応しない。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 10(64bit)以上 | Windows 10(64bit)以上 |
| CPU | デュアルコア 2.4GHz | デュアルコア 3.0GHz以上 |
| メモリ | 6GB | 8GB |
| VRAM | 1GB | 2GB |
| ストレージ | 8GB | 15GB |
Studio Daimon にとっては、2023年1月に出したノベル寄りのRPG『Path of the Midnight Sun』に続く2本目にあたる。『Food Devils』は2024年のクラウドファンディングを通っており、その際のストレッチゴールに家庭用機版が掲げられていたけれど、そちらの時期はまだ出ていない。
店が開くのは11月6日。メニューに日本語が載るかどうかは、そのときに分かる。
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