タワーディフェンス『Emberward』9月17日に正式リリース、1.0で虚空の第5地域を追加
戦闘が始まる前に、勝敗の大半は決まっている。手札にあるブロックをどこへ置くかで敵の行進ルートが変わり、そのルートがタワーの射程を何秒なぞるかで削れる量が決まる——そういう作りのローグライト・タワーディフェンス『Emberward』が、9月17日に1.0(正式リリース)を迎える。開発者のRefi氏がSteamで日付を告知した。
Steamでの早期アクセス開始は2024年6月25日。当初の計画は「4つの地域を仕上げて、予定していたタワーとレリックを作り、バグを潰せば1.0」という単純なもので、期間も1年ほどのつもりだったという。
そこから伸びた理由を、Refi氏自身が1.0の内容を説明した投稿で振り返っている。プレイヤーからの提案や自分で思いついた要素を足していくうちに、当初の設計図に無かったものが次々に入った——エンドレスモードはもっと簡素な予定だったし、難度を上げるインファーナルシャード、イベント限定キャラクター、Enigma Sanctumは、どれも途中で決まったもの。結果として早期アクセスは2年を超えた。
現在1.0はテスト段階で、Discordのサーバーに参加するとプレイテスト用のブランチを触れる。
1.0でいちばん大きいのが、新しく加わる5つ目の地域。虚空のエネルギーに侵食されたダンジョンで、奇妙な生き物とエネルギークリスタル、そして虚空に覆われた領域がマップ上に散らばっている。加えてポータルが大量に配置される。


この地域のテーマは「モンスターの経路を変える手段を増やすこと」。虚空に覆われた場所ではブロックを自由に置くことができ、置いたブロックは沈み込んで新しい地面になる。その上にさらにブロックを重ねてもいいし、そのまま敵のルートを切り替える道具として使ってもいい。壁ブロックと虚空、ポータルを組み合わせれば、かなり込み入った迷路が組めるという話だね。後半のステージではこの仕組みがさらに複雑になるらしく、そこは伏せられたまま。新しいボスステージも用意される。
地域選択画面には、Misty Forest、Frost Ruins、Bone Desert、Sealed Citadelの4枠が並び、その先に「?」の枠がひとつ空いている。
実績は100個超へ、新ルーンとブロックスキンも増える
迷路の外側にも手が入る。地域ごとのタイトル画面背景が用意され、その地域をクリアすると解放。好きなものに固定してもいいし、メニューに戻るたびランダムで切り替える設定も選べる。エンドレスモードのイベントマップにも専用の背景があり、こちらはウェーブ20の到達が条件。
ブロックスキンはEXPと交換する形。才能(タレント)を全部取りきった後もEXPは貯まり続ける仕様だったため、その使い道として追加されるものだね。交換コストは高く設定しないとのこと。
ルーンは早期アクセス中ほとんど触られてこなかった系統で、ここでようやく追加が入る。狙いは「数値以外で選ぶ理由を作る」こと。属性ルーンがあれば属性、無ければ攻撃力アップ——という選び方に偏っていたため、序盤の防衛を早く組めたり特定のレリックやタワーと噛み合ったりする、ユーティリティ寄りのものを増やす方針。ミラールーンがその例として挙がっている。既存ルーンにも使いやすくする調整が入る。
初期に設計されたタワーとレリックの一部は後から足された内容と設計方針が噛み合っていないため、こちらもリワーク対象。ただし優先度は低めで、新地域を仕上げた後の残り時間しだいという扱い。実績は新地域ぶんが加わり、合計100個以上が目標に置かれている。新地域に対応するインファーナルシャードの内容や新しい炎も、同時に作られている。
2,300円で3,825件の96%が好評と出た
Steam価格は2,300円。1.0を前にした7月に14.99ドルから19.99ドルへ改定済みで、これは価格変更後1か月は割引できないというSteamの仕様に合わせたもの。1.0のタイミングでリリース記念の割引が用意される。
対応環境はWindowsのみで、MacとLinuxは非対応。対応言語は英語・簡体字中国語・繁体字中国語・日本語の4つで、日本語はインターフェースと字幕での対応。音声が用意されている言語は無い。ストアには無料の体験版も置かれている。
ユーザーレビューは3,825件のうち3,709件が好評で96%、ステータスは「圧倒的に好評」。同じ9月17日には、玉とチャームでスコアを跳ね上げるローグライト『ポップ! パチンコ』も配信を控えている。
「?」のまま伏せられている枠が開くのは9月17日。テスト版はすでにDiscordで回っているものの、余計な不具合を踏まずに新地域を味わいたいなら正式リリースまで待つほうがいい、と作者本人が書き添えている。
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