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20年前の名グラボを愛でる無料作がSteamに登場、『GeForce 8800 GTX - 20 Years of a Legend』は推奨RTX 5080

投稿: 2026/11/07by tobariware約4分で読めます
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箱を開けて、黒と緑のカードを取り出して、裏も表もじっくり眺めてから、PCケースのスロットに挿す。それだけのソフトが、今週Steamで無料配信になったにゃ。

タイトルは『GeForce 8800 GTX - 20 Years of a Legend』。2006年11月に発売されたNVIDIAのグラフィックボード「GeForce 8800 GTX」の20周年を記念した作品で、ストアでは「準インタラクティブなテクノロジーデモ」とうたっている。開発・販売はDylan Browne氏の個人名義。

2006年の部屋で開封から取り付けまで

舞台は、2006年当時のPCゲーマーの部屋を再現した一室。ブラウン管モニター、銀色の大きなキーボード、球体のウェブカメラ、ケースに入ったCD-ROMと、机の上には当時を知る人なら見覚えのある小物がずらりと並ぶ。ストアの説明では、ここでGeForce 8800 GTXを開封し、手に取って細部を観察し、当時のPCタワーに取り付けるという流れになっている。

部屋のあちこちにはGeForceの歴史にちなんだ要素や、隠し要素も用意されているそう。ストアのスクリーンショットには、クーラーの下にある基板とGPUチップをあらわにした状態のカードや、モニターにFPSらしき画面が映った場面も含まれている。

ゲームとしての目標やクリア条件は特にない。ストアのタグも「Casual」「Simulation」「Point & Click」あたりで、遊ぶというより、ひとつの時代の机の上を歩き回って思い出に浸るためのソフトだね。

見られる側は2006年製、見る側は2025年世代のGPU

おもしろいのは動作環境のほう。見せる技術にはDLSS 4.5(Dynamic Multi Frame Generation、Ray Reconstruction)、パストレーシング、RTX Mega Geometryといった現行の機能を盛り込んでいて、モニターの光がカードに映り込む様子まで描き込んでいるみたいだね。

そのぶん要求スペックは高く、最低でもRTX 4070、推奨はRTX 5080が必要になる。

  • OS: Windows 10(64bit、DirectX 12対応)以降
  • CPU: 2.5GHz以上のクアッドコア(IntelまたはAMD)
  • メモリ: 32GB
  • GPU: 最低 NVIDIA RTX 4070/推奨 NVIDIA RTX 5080
  • ストレージ: 30GB
  • ドライバー: GeForceドライバー 621.12以降

メモリが最低構成から32GBというのもなかなか重い。8800 GTXのビデオメモリは768MBだったので、20年前の1枚をじっくり眺めるために、その何十倍ものメモリを積んだマシンを用意する格好になる。

8800 GTXはNVIDIA初のDirectX 10対応GPUで、統合型シェーダーを採用した最初の世代でもある。NVIDIAもこの10月から20周年を祝う発信を続けていて、このソフトもその流れに乗った1本と言える。

対応言語はインターフェースと字幕が英語のみで、日本語には対応していない。とはいえ読む文章はほとんどないので、言葉の壁はあまり気にならないはず。ストアのユーザー評価は「賛否両論」で、要求スペックと内容の釣り合いについては意見が分かれているみたいだね。

2006年に599ドルで売られていたカードを、いまは0円で、何度でも箱から取り出せるにゃ。

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