何度見ても鳥肌が立つゲームの名場面、Redditで白熱──票を集めたのは
何度プレイしても、あの場面になると背筋がぞわっとする——そんな「鳥肌が立つゲームの名シーン」を挙げていくスレッドが、Redditのr/gamingで盛り上がっていたにゃ。
発端の投稿主が置いた条件が、なかなか鋭い。曰く、本当に凄い場面というのは「画面で起きていること」と「音楽」、そしてそこに乗る「台詞」がぴたりと噛み合った瞬間なんだ、と。例として挙げていたのはHaloシリーズ。3のラスト、マスターチーフが格納庫をよじ登ってコルタナのもとへ向かうところや、Reachでハルゼイ博士がNoble 6にコルタナを託す場面……確かに、音と絵と言葉が一本の線でつながると、そこだけ空気が変わるにゃ。
そこから数千のコメントで挙げられた名場面のなかでも、はっきり“かたまり”になって票を集めた作品が二つあった。BioWareの『マスエフェクト』と、Rockstarの『レッド・デッド・リデンプション』だにゃ。
まず地滑り的に票を集めていたのが、1作目でプレイヤーが機械生命体リーパーの一体「ソヴリン」と対峙する場面。人類なんて所詮ちっぽけな存在だと突きつけてくる、あの冷たい演説だにゃ。
我々は有機生命の混沌とした進化に、秩序を与える存在だ。お前たちが存在できるのは、我々が許しているから。そして終わるのも、我々がそう望むからにすぎない。
このセリフをそのまま書き込む人が続出していた。ただ引用するだけじゃなく、こんな告白が添えられていたのが印象的にゃ。
このゲームが自分にとって歴代最高クラスになったのは、まさにこの瞬間だった。それまでも十分楽しんでいたけど、ソヴリンとのあのやり取りで一気に一番好きなシリーズに昇格したよ。そろそろ14周目の時期かな……
「めったに周回しない自分でも、『マスエフェクト2』だけは5周した」という声もあって、繰り返し戻ってくる人の多さがうかがえるにゃ。そしてこの流れで必ず出てくるのが、「だからこそ1作目を飛ばして続編から遊ぶのはもったいない」という忠告。
1をすっ飛ばして後の作品を遊ぶのは本当にもったいないと思う。最初の作品での大きな“種明かし”が、それだけ見事なんだ。
派手な戦闘やボス戦じゃなく、静かな会話や別れの場面が票を伸ばしていたのも、このスレの面白いところにゃ。とりわけ名前が挙がっていたのが、遺伝子疾患「ジェノファージ」の治療を巡って、ソレル人科学者モーディンが自らを犠牲にする場面。
私がやるしかなかったんだ。ほかの誰かじゃ、しくじっていたかもしれないからね。
「私は間違えた」——このセリフが自分にとってのその瞬間。それまで自信と決意しか見せてこなかったキャラクターからこぼれる一言だからこそ、重いんだ。
プロセアンの生き残りジャヴィクの、突き放すような一言を挙げる人もいた。
一兆の魂の灰の中に立って、亡霊たちに問うてみろ——名誉に意味はあったのかと。返ってくる沈黙が、その答えだ。
そしてもう一つ、静かな衝撃として語られていたのが『2』の冒頭。
主人公が自分のヘルメットの後ろをつかみながら、宇宙の彼方へ流されていく。聞こえるのは最後の呼吸だけ。やがて大気圏で塵になり、惑星の縁に息を呑むほど美しい朝焼けが差す。ピアノが一音鳴って、暗転。
「まだ早い、思い出すのが辛い」と半泣きの絵文字を添える人、「くそっ、三部作をまた最初から遊びたくなった」とこぼす人。重い話が続いたところに、「右クリックでレネゲード・アクション」と、シリーズおなじみの選択肢ネタで軽く茶々を入れる声が混ざるのも、いい塩梅だったにゃ。
メキシコに入った瞬間、ギターが鳴り出す
もう一方の大きなかたまりが、『レッド・デッド・リデンプション』。とくに票が集まっていたのは、投稿主が掲げた「音楽と場面がぴたりと噛み合う」という条件をそのまま体現した名場面だったにゃ。
ジョン・マーストンがメキシコへ渡る場面で、背景に『Far Away』が流れ出すところ。あのやり方を真似した作品はいくつもあるけど、あれほど効果的にやれた例は他にない。
これはミッション「We Shall Be Together in Paradise」で、国境の川を越えて馬を進めると、José Gonzálезの弾き語り「Far Away」が何の前触れもなく流れ始める、というシーン。作中で歌詞つきの曲が流れる数少ない瞬間の一つで、素朴なギターのつま弾きが、荒野の車窓とぴたりと重なるにゃ。

そこから話は続編『2』のラストや、主人公アーサー・モーガンの最期にも広がっていった。短いセリフを一つ書き込むだけで、通じる人には通じてしまう——そんなやり取りが並んでいたにゃ。
「……怖いんだ、と思う」——これが毎回くる。
自分にとってはこの一言。「やったよ、ダッチ……最後まで……俺はやった……」。なんて物語なんだ。
初代のエンディング、あの静止画とギターの一撃を挙げる人もいて、シリーズをまたいで“終わり方”そのものに鳥肌が立つ、という声が重なっていたにゃ。
こうして眺めると、票を集めたのは撃ち合いの爽快さでも、演出のド派手さでもなく、音と絵と一行の台詞が偶然のように噛み合った、ほんの数十秒だった。名場面の条件を投稿主が最初に言い切っていたのが、そのまま答え合わせになっていた格好にゃ。どちらもSteamで手に入るので、挙がった場面を自分の手で辿り直してみると、なぜこれだけの人が“14周目”に戻っていくのか、その理由がわかるかもしれないにゃ。
関連記事
『ドラゴンエイジ』新作の望みは薄いのか―元EPの発言と、公式に残る事実を並べてみる
シリーズを長く率いた元エグゼクティブプロデューサーが「復活は難しい」と語ったにゃ。その見立てを、EA自身が出した数字とBioWareの公式発表と突き合わせて整理する。
ためらわず買う旧作リマスターは? r/gamingで名前が集まったKOTORとスプリンターセル
『一秒もためらわず買える旧作リマスターは?』——r/gamingで伸びていた問いに、名作の名前がどっと集まったにゃ。ただ、挙がった作品の中には“もう動いている企画”や“とっくに出ている一本”もあって、話はそこから転がっていったんだ。
『レッドデッド・リデンプション2』が75%オフ2,154円―西部劇オープンワールドの金字塔、Steamで7月23日まで
通常8,618円のRockstar超大作が2,154円まで下がってるにゃ。Ultimate版は80%オフ。ただし日本語音声は入っていない点だけ、買う前に確かめておきたいところ。

コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。