ガンダム「RGプロジェクト」始動 ― 神山健治のアニメ『XARX-ZERO』と、その約100年後を描くゲーム『ROGUE ORBIT』
6月のイベントで唐突に姿を見せた完全新作アクション『GUNDAM ROGUE ORBIT』。あれが単独のゲームではなかったことが、7月24日にようやく明かされたにゃ。
同じ世界を、アニメとゲームの二本立てで描く「RGプロジェクト」。その片翼として発表されたのが、新作アニメ『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO(アレックスゼロ)』だ。2027年展開予定で、監督・シリーズ構成は神山健治が務める(RGプロジェクト ポータルサイト)。
この日の解禁は、事前に告知されていた全世界同時配信の特別番組に合わせたもの。番組そのものについては以前に取り上げているので、経緯が気になるならこちらを。
「三つの福音」と、A.A.という暦
アニメの舞台設定がなかなか尖っている。太陽系の外からもたらされた三つの技術――重力制御、超光速通信、そしてイメージを物質に変える「マテリアライズ」。この“三つの福音”によって人類は空前の繁栄を迎え、版図を太陽系全域へ広げていく。
ところが福音を運んできた恒星間航行可能物体は、発見から10年と経たずに暴走。攻撃的な自己増殖系――シリコン生命体「アポカリプス」を生み出してしまう。わずか3か月の戦いの末に人類は地球を放棄し、その年が新たな暦「A.A.(アフター・アポカリプス)」の元年となった。
物語が動き出すのはA.A.45年。月で、アズミ・レイという少年が目を覚ますところから始まる(『機動戦士ガンダムRG XARX-ZERO』公式サイト)。地球を失ってから45年後の月、というのがどういう場所なのかは、まだ語られていない。
ガンダムZEROを託される少年、演じるのは大塚剛央

レイが乗り込むのは、対アポカリプス用の最新試作機「ガンダムZERO」。型式番号はXARX-0で、そのままタイトルになっている。声を当てるのは大塚剛央。
スタッフ陣の顔ぶれも公開済みだにゃ。
| 役職 | 担当 |
|---|---|
| 監督・シリーズ構成 | 神山 健治 |
| SF設定監修 | 円城 塔 |
| ガンダムデザイン | 清水 栄一 |
| キャラクターデザイン原案 | STATO |
| キャラクターデザイン・総作画監督 | 高須 美野子 |
| 音楽 | 椎名 豪 |
| アニメーション制作 | SOLA ANIMATION |
| 製作 | バンダイナムコフィルムワークス |
SF設定監修に円城塔、というのが個人的にいちばん引っかかった。三つの福音だのマテリアライズだのという用語の手触りに、たしかに納得がいく布陣だ。
ゲームが立つのは、その約100年後
そしてもう片翼のゲーム『GUNDAM ROGUE ORBIT』。今回いちばん大きい情報は、この作品がアニメの「約100年後」を描くと明言されたことにゃ。アニメで世界の成り立ちを見て、ゲームではその選択の先に広がった宇宙をパイロットとして体験する、という組み立てになっている。


プレイヤーが操るのはパイロット「レクス」、機体は「ガンダムヘリックス」、相棒はハロの「ヴィー」。高速・高機動の白兵戦を軸にしたアクションで、写実的に描かれた広大な宇宙が舞台になる(GUNDAM ROGUE ORBIT 公式サイト)。
7月24日にはこのガンダムヘリックスと、敵であるアポカリプスの設定画も公開された。6月の発表時点では「未知の敵」としか言われていなかった相手に、アニメ側から名前と出自が与えられた格好にゃ。100年越しで同じ敵を追いかけるシリーズ、というのはなかなか珍しい設計だと思う。


発売は2027年、フルボイスは日本語と英語だけ
ゲーム側の現時点での情報を整理しておく。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | GUNDAM ROGUE ORBIT |
| 発売時期 | 2027年(予定) |
| 対応機種 | PlayStation 5 / Xbox Series X|S / Steam |
| 開発 | バンダイナムコスタジオ |
| 発売 | バンダイナムコエンターテインメント |
| 価格 | 未定 |
言語まわりは分けて見ておきたいところ。Steamページの表記では対応言語は日本語・英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語(スペイン)・簡体字中国語・繁体字中国語・韓国語の9言語だが、音声(フルボイス)に対応するのは日本語と英語の2つだけで、残る7言語は音声非対応となっている。日本語でしっかり喋ってくれるのはありがたい話にゃ。なおSteam版の対応OSはWindowsのみだ。
ヘリックスはHG化、同梱版だけの色も用意
立体物の動きも同日に出ている。主人公機ガンダムヘリックスは「HG 1/144 ガンダムヘリックス」として商品化が決定。加えて、ゲームの同梱限定版に付属する特別カラー「HG ガンダムヘリックス(アーズブルーVer.)」も公開された。どちらも発売日・価格は未定のままにゃ。
アニメ側からもガンプラやフィギュアなど各種商品の展開が予告されており、公式サイトの商品情報で概要が確認できる。

アニメもゲームも2027年。同じ暦を共有する二つの作品が、どの距離感で交差してくるのか――少なくとも、片方だけ追えばいいという作りではなさそうだにゃ。
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