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『Hunter's Moon』10月26日にPS5配信、村人100人超の会話を盗み聞きして逃げる一人称ホラー

投稿: 2026/09/05by tobariware3分で読めます
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発売日のほうが、タイトルに合わせて選ばれている。10月26日は英語圏で「ハンターズムーン」と呼ばれる秋の満月が昇る夜で、その名前をそのまま冠した一人称ホラー『Hunter's Moon』が、まさにその日にPS5で配信される。

舞台は17世紀イングランドの片田舎。動かすのはリリス・ソーンという女性で、魔女だと告発され、村とその周りの森や荒野を一晩かけて逃げ回ることになる。追ってくるのは「Witchfinder General(魔女狩り将軍)」、村の治安判事、そして地元の猟師。倒す相手ではなく、見つからないようにやり過ごす相手だね。開発・販売はTwin Swans Limitedで、PlayStation Storeの説明文はいきなり「あなたは安全な場所を探している。見つかってはならない」から始まる。

窓の下にしゃがんで、村人の話を盗み聞きする

変わっているのは、逃げること自体よりも「盗み聞き」を中心に据えているところ。家の窓に張り付いて中の会話を拾うと、リリスが夜を越えるための知識や助けが手に入る。開発元はこれを、観客が劇の空間を歩き回るイマーシブシアターから着想した仕掛けだと説明している。

そのために用意された村人は100人以上で、全員に音声が当てられているとのこと。民俗衣装をまとった仮装役者「ママーズ」も歩いていて、戦争と不運に擦り切れた村の空気を、断片的な会話から拾い集めていく構造になっているにゃ。手描き感を残した様式化されたアートも売りのひとつ。

「魔女狩り将軍」は実在した肩書きだった

追跡者の呼び名になっているWitchfinder Generalは、この時代に実在した。1644年から数年のあいだ、マシュー・ホプキンスという男が自らそう名乗り、イングランド東部を巡って魔女の摘発を続けている。議会から与えられた役職ではなく完全な自称で、相棒のジョン・スターンとともに大量の告発に関わった。イングランドに記録の残る魔女裁判の処刑のうち、かなりの割合がこのわずか数年に集中したとされる。1647年には、自分の尋問手法を問答形式で正当化した『The Discovery of Witches』まで出版している。

ただ、ゲーム側は特定の史実をなぞると言っているわけではない。公式の説明は「イングランドの魔女狩りの実際の歴史と、フォークホラーの伝統に着想を得た」という書き方にとどめたうえで、この世界でいちばん恐ろしいのは怪物でも魔法でもなく他人のほうではないか、と読者に問いを投げてくる。フォークホラーというジャンルが得意としてきた、共同体そのものが怖くなっていく感じの作品になりそう。

配信は10月26日、PS5向け。ほかの機種の予定は出ていない。1人用のオフライン専用で、DualSenseの振動とPS5 Pro Enhancedに対応する。価格も、日本語で読めるかどうかも、まだ案内されていない。確定しているのは、逃げ切るべき夜がひと晩だけということ。

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