『PUBG』新作『DED.NET』は敵を食べて回復するFPS ― 舞台は1990年代のカスカディア
車のドアを盾に使う。死んだふりをする。公衆電話をハックして他プレイヤーの所持金を抜く。倒した相手を食べて体力を戻す。これが「変則的な戦術」としてSteamストアページの機能一覧にそのまま並んでいる。
『PUBG: BATTLEGROUNDS』から枝分かれした新作『PUBG: DED.NET』は、マルチプレイFPSにローグライトの育成をくっつけた一本。gamescom 2026の開幕番組Opening Night Liveで8月26日に初公開され、Steam・PS5・Xbox Series X|Sでの展開が告知されている。発売日はまだ出ていない。
同じ会社の看板タイトルとは思えないくらい、絵の温度が違う。砂色の軍装で息を潜める『PUBG』に対して、こちらは蛍光色の落書き、ぬいぐるみの被り物、蝋燭の並んだ祭壇。ストアの紹介文も「グランジ、ボディホラー、オカルト。DEDNETは暗い、暗い場所だ」と書いていて、隠す気がない。
1ランで積み上がるアビリティ数十種
軸になっているのは「ラン」という単位だにゃ。1試合で完結せず、複数のマッチをまたいだ道のりの中でキャラクターが変わっていく作りになっている。ストアの説明では「負けた試合も無駄なランにはならない」と表現していて、拾ったものが自分を変え、その変化がそのまま戦い方を変える、という循環が売り。死んで終わり、ではないというのがタイトル画面から掲げられているテーマだ。
戦闘中に組み合わせるアビリティは「数十種類」とだけ案内されている。近距離特化の突撃型にするのか、搦め手で相手を引っかける型にするのか、ランごとに違う方向へ伸ばせるらしい。公開されたスクリーンショットの中には、両腕が刃物に置き換わった人物が別のプレイヤーに迫っている場面もあって、銃を撃つ以外の解決手段が普通に用意されていることが見て取れる。

対戦の規模は、PlayStation Storeの製品ページにオンラインマルチプレイ60人と記載がある。100人が降下する『PUBG』よりは小ぶりで、そのぶん密度の高い殴り合いになりそうな数字だね。公式アカウントは、クリエイティブディレクターがローグライト部分を説明する短い映像も出している。
バトルロイヤルというジャンル自体が、ここ最近いろんな方向へ枝を伸ばしている。動物のDNAを取り込んだ人型で戦う基本無料の『DNA NEMESIS』も、2026年12月配信予定として発表されたばかり。
1990年代カスカディア、拠点は5か所
舞台は太平洋岸北西部をモデルにした架空の地域「カスカディア」。時代は1990年代で、公式サイトではすでに5か所の拠点が紹介されている。

森林地帯の Cascadia Wilderness は「この森ではよく人が行方不明になる。見つかりたくないなら好都合」という紹介。高台の Summit は景色こそ良いものの、見とれているとスナイパーに撃たれる場所として案内されている。Cryptid Cove は作り物のUMAが目玉のない顔で並ぶ屋内遊戯施設で、奥には「Silly Hole」なる一角がある。Cult Church は「盲いた母の教団へようこそ。礼拝は週7夜」。そして町の Ward は、チェリーパイとブラックコーヒーは切らしているが銃と薬なら揃う、という書かれ方をしている。
紹介文の書き口からして、真面目な生存劇をやる気はなさそうだね。雪山を望む小さな田舎町、寂れたゲームセンター、蔦の絡んだ教会。90年代のアメリカ北西部という土地に、オカルトと悪趣味を一緒くたに突っ込んでいる。地図の名前だけ眺めていても、どこで何が起きるのか想像がつくのが面白いところ。
Steamの表記では、開発がPUBG Madisonで販売がKRAFTON。ストアページはすでに公開されていて、ウィッシュリストに入れられる状態になっている。
対応言語は現時点で英語のみ。インターフェース・音声・字幕のいずれも英語だけが記載されていて、日本語の表記は無い。今後追加されるかどうかも告知されていないので、そこは続報待ちということになる。
PC版の動作環境は次の通り。
| 項目 | 最低 | 推奨 |
|---|---|---|
| OS | Windows 11 64bit | Windows 11 64bit |
| CPU | Core i5-8400 / Ryzen 5 2600 | Core i7-10700 / Ryzen 5 5600X |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| GPU | RTX 2060 SUPER 8GB / RX 6600 8GB | RTX 3060 8GB・RTX 2070 8GB / RX 6600 XT 8GB |
| ストレージ | 50GB(SSD必須) | 50GB(NVMe推奨) |
要求はそこまで高くない。2019年前後のミドルクラスでも最低ラインには手が届く水準で、50GBのSSDだけ空けておけばよさそう。


実際に触れる機会として先に来るのはクローズドベータで、公式サイトで参加待機リストへの事前登録が開いている。必要なのはKRAFTONのプレイヤーアカウントだけ。枠には限りがあると案内されているものの、実施時期の告知はまだ無い。
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