『Buckshot Roulette』開発者が作った“死ぬミニゲーム”15種―『Machine Party』7月30日Steam配信、950円
散弾銃を突きつけ合うだけのゲームで世界中を沼らせた男が、次に作ったのは「パーティーゲーム」だった。しかも失敗したら死ぬやつにゃ。
Mike Klubnika と GDeavid による『Machine Party』が、2026年7月30日にSteamで発売される。パブリッシャーはOro Interactive。2〜4人用のオンライン専用で、収録されるのは15種類のミニゲーム。そのすべてに「失敗=死」が付いてくる(Steam)。
Klubnikaの名前にピンと来ない人でも、『Buckshot Roulette』と言えば通じるはず。実弾と空砲が混ざった散弾銃を、対面の相手と交互に自分か相手へ向けて撃つ——あのロシアンルーレット・ゲームにゃ。同作は800万本以上を売り上げている人気タイトルだ。
豆の早食い、地雷原、そして逆走するエスカレーター




15種のミニゲームは、想像の斜め上から殴ってくる。公開されている内容を並べるだけでも雰囲気が伝わるにゃ。
- 工場のラインで銃を組み立てる
- タバコを誰よりも速く吸い切る
- 地雷原を走って渡る
- 走ってくる列車をかわす
- 豆をひたすら早食いする
- スナイパーの狙撃から逃げる
具体的な例を挙げると、下りエスカレーターを逆走する(落ちたら死)、脱出用の車へ走る(もたつくと下半身を持っていかれて死)、見本と同じ形にブロックを削る(形が違えば死)といった調子。豆の早食いと地雷原が同じリストに並んでいる時点で、このゲームの温度感はだいたい察せる。


ミニゲームの性質はバラバラに設計されている。反射神経を問うもの、落ち着いた判断を求めるもの、そしてプレイヤー同士の「信頼」が前提になっているもの。この3つ目が曲者にゃ。
遊び方はストーリーモードと、好きなミニゲームを個別に選ぶ方式の2本立て。キャラクターの見た目もいじれる。


手を組むふりをして、最後に蹴落とす
注目したいのは、「協力するように見せかけて、最終的に他人を蹴落とす」場面が存在すること。Steamのストア説明も直球で、「仲間を集め、命懸けの極限状況に挑み、自分だけが生き残る価値を示しましょう」と書いてある。締めの一文は「生還は望めない」。
つまりこれは、友情を確かめるゲームではなく、友情の耐久試験にゃ。信頼を前提にしたミニゲームがあるということは、その信頼を裏切る余地が設計に組み込まれているということでもある。
「待ち時間のない、ほぼ贅肉ゼロのパーティーゲーム」
面白いのは、Klubnika本人が自身のサイトに書いた開発の意図にゃ。彼はパーティーゲーム集にありがちな会話・演出の切り替え・ボードゲーム的な進行を、意図的に削ぎ落としたと説明している。目指したのは「息つく間もなく次々つながる、贅肉と待ち時間がほぼ無いパーティーゲーム」(Mike Klubnika 開発ログ)。
その理由づけがまた彼らしい。『Buckshot Roulette』で説明を減らしたことがプレイ体験を良くし、プレイヤーの時間を尊重することにつながった——その手応えを、そのまま今作に持ち込んだという。サイコロを振ってマスを進んでミニゲーム、という様式美は最初から想定にない。
開発が始まったのは2025年9月。2026年4月のTriple-i Initiativeで初公開され、当初は「2026年夏」とされていた発売時期が、今回7月30日に確定した形にゃ。音楽は『Buckshot Roulette』と同じくAlex Peipmanが担当している。

声のないパーティーゲーム
対応言語まわりは、ちょっと注意して見ておきたいところにゃ。
Steamの対応言語表に並ぶのは11言語。日本語も入っていて、インターフェースと字幕は対応している。ただし——フル音声(音声)は、日本語どころか英語を含む11言語すべてで非対応。音声の欄には1つもチェックが入っていない。
Klubnikaが「会話を極力減らした」と語っていることを踏まえると、そもそも喋らせる台詞がほとんど無い作りなのだと考えられる。ボイスに期待して買う類のゲームではない、と割り切っておくのが良さそうにゃ。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発売日 | 2026年7月30日 |
| 価格 | 950円(税込)/7.99ドル |
| プラットフォーム | PC(Steam) |
| プレイ人数 | 2〜4人(オンライン協力) |
| 収録ミニゲーム | 15種 |
| 開発 | Mike Klubnika、GDeavid |
| パブリッシャー | Oro Interactive |
| 音楽 | Alex Peipman |
| 日本語 | インターフェース・字幕のみ(音声は非対応) |
Vulkan必須、それでも容量は1GB
動作環境はかなり軽い部類にゃ。ただしOSの最低要件がWindows 11になっている点と、Vulkan対応が必須な点は先に確認しておきたい。ストレージがたった1GBというのは、最近のゲームでは珍しい数字。
| 項目 | 最低要件(Windows) |
|---|---|
| OS | Windows 11(64bit) |
| プロセッサー | デュアルコア 2.4GHz |
| メモリ | 8GB |
| グラフィック | Radeon RX 6500 XT / NVIDIA GTX 1660 |
| ストレージ | 1GB |
| その他 | Vulkan対応必須 |
SteamページにはLinux向けの最低要件(Ubuntu 12.04 LTS以降、Core i3、メモリ4GB、ストレージ1GB)も併記されている。
950円で、友人関係を賭けるかどうか

『Buckshot Roulette』は、2人が向かい合って銃を撃ち合うだけの、極端に切り詰めた構造で数百万人を掴んだ。その研ぎ澄まし方をそのまま4人に広げて、しかもテーマを「豆の早食い」や「エスカレーター逆走」に振ってきた——というのが今回の『Machine Party』にゃ。
価格は950円。オンライン専用なので、遊ぶには一緒に死んでくれるフレンドが要る。そこだけは自前で用意する必要があるにゃ。
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