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チェス盤で戦うソウルライク『Pawned Souls』公開 ― ポーン1体で全駒を倒し昇格を目指す、0円から遊べる

投稿: 2026/08/31by tobariware4分で読めます
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ソウルライクで倒れたときに画面いっぱいに出る文字といえば、赤く滲んだ「YOU DIED」が相場。ところがこの作品が返してくるのは「CHECKMATE」の一言だにゃ。

『Pawned Souls』は、チェス盤の上をポーン1体で駆け回る3Dアクション。開発者のMikaが8月28日にitch.ioで公開した。価格は「Name your own price」——好きな額を払う形式なので、0円のままダウンロードしてもいい。

動かすのは盤上でいちばん安い駒。前にしか進めず、取るのは斜めだけ。その1体で盤の敵を残らず倒し、昇格(promotion)を勝ち取るのが目的になっている。

6種の駒がそのまま敵の攻撃範囲になる

この作品の芯は、敵が全員チェスの規則どおりにしか動かないところ。公式の説明では、それぞれこう振る舞う。

  • ポーン:斜め1マスを叩いてくる前線の雑兵
  • ナイト:マスを飛び越え、L字に斬りかかる
  • ビショップ:長距離の斜め攻撃と、特殊な飛び道具
  • ルーク:直線の長距離攻撃と、特殊な範囲攻撃
  • クイーン:速く、攻撃的。ほぼ全方位から当ててくるうえ範囲攻撃も持つ
  • キング:「??」

キングだけ説明が伏せられていて、そこは触ってのお楽しみという構え。

裏を返せば、敵の攻撃範囲はチェスを知っていれば見た瞬間に読める。読めたうえで、その線から体を外して差し込めるかどうかが勝負になるわけだね。ナイトの跳躍が厄介なのは、盤上でも変わらないみたい。

操作系はソウルライクの文法をほぼそのまま持ち込んでいる。

操作キーボード/マウスゲームパッド
移動W/A/S/D左スティック
左の攻撃・パリィ左クリックLB
右の攻撃・パリィ右クリックRB
ローリング回避Left ShiftRT
盾を構えるスペースLT
回復HA
ポーズ/強化Escメニューボタン

攻撃が左右で分かれていて、同じボタンが受け流しも兼ねる作り。盾を構える、スタミナを見ながら転がる、瓶で回復する——このあたりは見慣れた形だね。ポーズ画面が強化画面を兼ねているので、集めたソウルは駒の底上げに回るとみられる。

公開から2日後の8月30日にはv1.04が配信され、パリィまわりに手が入った。成功すると+2ソウルが入り、相手のスタン時間も延びる。以前はスタミナを使わずに済むだけで見返りが薄かった部分で、盤外に敵が湧いてしまう不具合の対策も同時に入っている。

現在ダウンロードできるのはWindows版(258MB)とLinux版(338MB)。Steam Deckは検証中で、Macは次の対応予定に挙がっている。Unity製で、低スペックのノートでも動き、RTX 3050なら250〜300FPS出るとのこと。1回のプレイは1時間ほどが目安として示されている。

対応言語は英語のみ。ただし文章に頼らない設計で、色覚特性への配慮、ハイコントラスト表示、キー配置の変更、操作を教えるチュートリアルといった項目が並ぶ。チェスの規則さえ頭に入っていれば、言葉の壁はかなり低い部類。ページには生成AIを使っていないことも明記されている。

この組み合わせ自体には先行例がある。Crossfall Gamesの『Stonemachia』が5月27日にSteamで配信されており、こちらはポーンが他の駒へ姿を変えながら進んでいく2,300円の作品。8月31日時点でレビュー1,279件のうち1,224件が好評、約96%で「圧倒的に好評」に届いている。対応言語は英語とイタリア語で、日本語は入っていない。

盤上でいちばん弱い駒に、盤上のすべてを片付けさせる——『Pawned Souls』の昇格の条件は、端まで走り抜けることではなく、駒を1つ残らず倒すことになっている。ポーンに出す注文としては、なかなか重い。

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