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FPVドローン戦闘シム『Remote Reaper』正式版が10月14日配信、1.0で値上げ予定

投稿: 2026/08/31by tobariware5分で読めます
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電波の強さが、0から100のバーで表示されない。

ウクライナの個人開発者Vladyslav Fomenkoが作っているFPVドローン戦闘シミュレーター『Remote Reaper: FPV Combat Drone Simulator』が、10月14日に正式版(1.0)へ到達する。2025年4月4日に始まった早期アクセスは、そこで区切りを迎える。発表は8月21日で、日付を告げる映像も同じ日に公開された。お披露目の場になったのは、ウクライナのゲーム系催し「Ukrainian Games Festival 2026」だね。

映像と操縦の電波は、別々の回線として扱われる

このシミュレーターがいちばん力を入れているのが、電波まわり。公式サイトの説明によると、送信機と機体をつなぐ無線は距離・遮蔽物・反射・周囲の環境から計算される物理モデルとして組まれていて、離れすぎれば遅延が出るし、建物の陰へ回り込めば映像が落ちる。しかも映像用の回線と操縦用の回線はそれぞれ独立していて、周波数もアンテナも別。1.3GHz、5.8GHz、2.4GHzといった帯ごとに電波の飛び方が違うところまで再現されているらしい。

敵側も黙って撃たれてはくれない。妨害装置は出力も指向性もまちまちで、効果範囲は重なり合う。発信源に近づくほど回線を保てなくなり、5月末のアップデートからは妨害区域に踏み込むと操縦そのものを失うようになった。装甲車両には弱点となる部位が設定されていて、対戦車ミサイル対策の金網(ウクライナの現場で「マンガル」と呼ばれるもの)を貫くための成形炸薬弾頭も後から追加されている。

飛行そのものも細かい。プロペラが自分で起こした乱流、地面すれすれで生じる浮力、ジャイロ効果——スティックを乱暴に倒せば、そのぶん機体が暴れる作りになっている。バッテリーは飛んでいる間ずっと減り続け、推力が落ちて動きが鈍る。全開で飛ばし続ければ過熱して、いちばん困る場面で力を失う。1回の出撃が時間との勝負になるわけだね。

7月の0.9.0で入ったドローンエディターでは、フレーム・カメラ・モーター・プロペラ・弾頭を組み合わせて自分の機体を作れる。モーターとプロペラが推力と速度を決め、カメラが操縦者に見える映像の質を決める、という素直な関係。モーターを同軸二重に積むと推力は大きく伸びるものの、バッテリーの減りが早くなって安定性は落ちる、といった具合に取捨選択を迫られる。組んだ構成はセットとして保存でき、出撃前にワンクリックで選べるようになった。

同じ更新で天候システムも入っていて、雲・霧・雨・雷雨・風とその突風まで任務ごとに設定できる。ヘリコプターのローターが起こす気流に巻き込まれて機体が流される、なんてことも起きる。

早期アクセスの1年半で積み上がったものは他にもあって、3月にオンラインマルチプレイとミッションエディターが揃い、4月にはSteam Workshop対応が試験的に始まった。他の操縦者と一緒に飛んで目標を分担したり、途中参加でセッションに入ったりもできる。自作した任務を配って遊んでもらう道も開いている。

1.0で価格は上がる、日本語の用意は今のところ無い

操縦手段の幅広さも売りのひとつで、RadioMaster・DJI FPV・TBSといった実機用の送信機に加えて、ゲームパッドやキーボード+マウスにも対応する。後者には高度を自動保持する簡易モードが用意されているので、FPV機材を持っていない人でも入り口はある。

対応言語は英語・ウクライナ語・フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポーランド語・ポルトガル語の7つ。インターフェース・音声・字幕のいずれも日本語は含まれていない。ここは正直、手を出す前に確認しておきたいところ。

動作環境はこのとおり。

項目最低推奨
OSWindows 10Windows 11
CPU2.4GHz クアッドコアCore i7-6600K / Ryzen 5 3600
メモリ16GB16GB
GPUGeForce GTX 1660GeForce RTX 2070
空き容量15GB15GB

価格は現在2,600円。Steamのストアページにある早期アクセスの説明で、開発者は正式版で「価格は上がる」とはっきり書いている。買うかどうか迷っているなら、その一文は頭に入れておいていいと思う。無料の体験版もSteamに置かれているので、独特な操縦感が自分に馴染むかどうかは先に試せる。

レビューは8月末の時点で241件中92%が好評。現役のドローン操縦者と協力しながら飛行モデルを詰めてきた作品で、そこを評価する声が数字を支えているみたいだね。

早期アクセスとして走ってきた1年半が、10月14日で締めくくられることになる。

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