SFアドベンチャー『プラトニカ・スペース』Steam配信開始、Switch版は8月27日発売と発表
アイテムを拾うだけで、意識は減っていく。減りきれば眠り、目が覚めたときには知らない部屋にいて、集めたものは全部消えている。
『ナツノカナタ』『ガールズメイドプディング』のKazuhide Oka氏による新作SFアドベンチャー『プラトニカ・スペース』が、日本時間8月14日にSteamで配信を開始した。発売元はKAMITSUBAKI STUDIOとyokaze。価格は1,200円で、8月27日までは17%オフの996円になっている。
舞台は、地球が人の住めない星になり、人類が無数の惑星へ散ってから1世紀後。主人公は見知らぬ部屋で目を覚まし、扉の先にまた部屋が続く空間を歩き回りながら、失った記憶と出口を探すことになる。閉じ込められているのは主人公だけではなく、同じく記憶をなくした4人が同じ空間にいる。
置いたアイテムの分だけ、記憶が形になる
部屋には「記憶スポット」があり、そこでは失われた記憶を再生できる。ただし、そのままでは断片でしかない。記憶に関係するアイテムを探し出して置くことで、ようやく全体像が見える作りになっている。記憶は小説のようなテキストで描かれるので、読み進めながら少しずつ輪郭を掴んでいく手触りだね。
厄介なのは、取り戻した記憶が自分のものとは限らないところ。拳銃で少女を撃った記憶、偽造IDカードで密航しようとしている記憶——それが誰のものなのかを整理していく作業そのものが謎解きになっている。同じ空間にいる4人も記憶を取り戻すにつれてヒントを出してくれるが、彼女たちを信じすぎてはいけない、と公式は釘を刺している。



空間の構造は目覚めるたびに組み替わる。どんな部屋があるか、部屋同士がどう繋がるか、そこに誰がいて何が落ちているかまで毎回変わるので、地図を覚えて攻略する類ではない。眠りに落ちる前に、どの部屋へ行き、どのアイテムをどこで使うのかを組み立てる——限られた意識の配分がそのままパズルになっている。
6月に配信された体験版はSteam Nextフェスの終了とともに公開を終えていて、発売日が8月14日に固まった段階ではこちらの記事のとおり、まだSwitch版の日付は伏せられていた。
Switch版は8月27日、こちらも予約段階から割引

PC版の配信に合わせて、ニンテンドーストアではNintendo Switch版が2026年8月27日に発売されると発表された。予約受付は開始済みで、価格はSteam版と同じ1,200円。9月9日までは17%オフの996円で購入できる。据え置きで遊ぶつもりなら、2週間ほど待つ選択肢もあるということになる。
言語まわりは項目ごとに分かれていて、Steamの表記ではインターフェース・字幕が日本語、英語、中国語(簡体字・繁体字)の4種類。音声(フルオーディオ)対応の言語は挙げられていない。動作環境はWindows 10/11、メモリ16GB、GPUはGeForce GTX 1650が目安となっている。
リリースに合わせて、挿入歌「グッドナイトヒーラー feat.長瀬有花」のMVも公開された。KAMITSUBAKI STUDIOとKazuhide Oka氏が組む「ANMC」は音楽とゲームを行き来する枠組みなので、曲のほうから作品に入るのも通り道としてはありだと思う。
眠るまでの残り時間を数えながら部屋を選ぶ。その一回ぶんの判断が、誰の記憶を先に読むかを決めていく。
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