アマゾンの生態系をクリックで育てる『Polyzonia』発表、5つのバイオームが自律していく
何もない荒れ地に、指先ひとつで熱帯雨林を蘇らせていく——そんな生態系シミュレーション『Polyzonia』がSteam向けに発表されたにゃ。舞台はアマゾン。プレイヤーは神さまでも管理人でもなく、生きものたちの営みそのものに手を貸す立場になる。
クリックの一つひとつが、生態系の営みになる


最初にあるのは、ただの土だけ。そこに植物を根づかせ、環境が整ってきたら動物を呼び込み、少しずつ森を編み上げていく。おもしろいのは、プレイヤーのクリックがそのまま自然の振る舞いに翻訳されるところ。花を授粉させる、実を食べて種を運ぶ、巣を作る、群れをなす、獲物を狩る——どれも一手ずつ自分の手で起こしていく。ぽちぽちと押した回数だけ、荒れ地が生きた森へ近づいていく感覚は、なかなかクセになりそうにゃ。
そして森が豊かになるほど、これらの行動は自動化されていく。手をかけて回していた循環が、やがて放っておいても勝手に維持され、広がっていく。手動でこつこつ育てる序盤から、生態系がひとりでに脈打ち始める終盤へ——この「自分の手を離れていく」流れこそが本作の背骨なんだと思う。ジャンルとしては、じわじわ数を伸ばしていくインクリメンタル/放置系の気持ちよさに、自然観察のまなざしを重ねた作りになっている。
アマゾンを分ける5つのバイオーム

ひと口にアマゾンといっても、環境はぜんぜん違う。本作には冠水しない大地の森「テラフィルメ」、白水の氾濫原、黒水の水路、マングローブ、そして霧に包まれた雲霧林と、5つのバイオームが用意されている。それぞれ棲む生きものも育つ植物も別物で、たとえば黒水の水路には電気ウナギが泳ぎ、マングローブの根の陰には小さな動物が身を潜めている、といった具合にゃ。ひとつの森を育てきったら、また違う気候と生きもので一からやり直す——箱庭を作り替える楽しみが繰り返せそう。
手がけるのはスウェーデンの開発者Cloudberry Pineで、木々の枝ぶりや森づくりを題材にした前作『PolyPine』に続く、生態系ものの新作にあたる。パブリッシングはIndieArkが担当する。
対応言語は英語のほか、日本語・簡体字中国語・韓国語・スウェーデン語などをカバー予定で、日本語はインターフェイスと字幕に対応する。動作環境は控えめで、Windows 10・メモリ2GBあたりから遊べる想定になっている。発売時期は「近日登場予定」とだけ案内されていて、具体的な日付はまだ出ていない。価格も現時点では未定にゃ。
荒れ地からアマゾンひとつ分の命を回していく——その循環がどこまで自動で回り出すのか、続報を待ちたい話題だにゃ。気になる人はSteamストアページを覗いてみるといい。
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