『Project ZETA』第2回テストが9月6日まで開催中 ― 新ヒーロー2体と逆転システムを追加
KRAFTONが出す新作対戦アクション『Project ZETA』が、いま無料で遊べる状態になっている。第2回グローバルコミュニティテストが9月4日20時に始まっていて、閉じるのは9月6日23時59分。事前登録も抽選もなく、Steamのストアページから「今すぐ Project ZETA Playtest をプレイ!」のボタンを押せばそのままダウンロードに進める、というのが今回の触りやすさにゃ(KRAFTON JAPANの案内)。
掲げているジャンル名は「マルチチーム・タクティカルアリーナ(MTA)」。3人1組のチームが4つ、合計12人が同じ戦場に降りる三人称視点のアクションで、1試合はおよそ20分。舞台となるアラン高原にはモンスターが湧いていて、それを狩って成長しつつ、残り3チームと殴り合うことになる。勝敗を分けるのは戦場に現れる「プリズム」で、これを確保して指定の地点まで運びきったチームが勝ち。
対戦相手が1チームではなく3チームある、というのがこの作りの肝だと思う。どこかとどこかがぶつかっている隙に横から奪いにいくのも、プリズムを抱えて逃げる相手を残り全員で追い回すのも成立する。エイムの精度より、いつ手を出していつ引くかの判断が効くタイプの設計だね。
巨大ロボが拳で殴り、審問官が瀕死の敵を処刑する
今回のテストから新ヒーローが2体加わった。1体目はファイタークラスの「ノヴァ・クラッシュ」。真っ赤な巨大ロボで、通常攻撃は拳を振り回すだけという分かりやすい近接型。パッシブ「正義の使徒」はダメージを与えるとジャスティス・エネルギーが溜まり、その所持量に応じて防御力が上がる仕組みになっている。
技構成も殴ることに寄っていて、「クラッシュ・ドライブ」で指定エリアへ突進し、「クラッシュ・ナックル」で敵を鈍化させ、「不屈の誓い」で防御態勢に入るとそのナックルが強化される。アルティメット「ジャスティス・インパクト」は力を溜めて跳躍し、地面に叩きつける一撃。中心エリアに当たればスタン、外周に当たれば鈍化と、当て方で結果が変わる。
2体目はアサシンクラスの「アズラケル」。審問官という肩書きどおり、赤い刃で敵に印を刻んでいくヒーローだよ。パッシブ「権限」は初めてダメージを与えた敵に異端者の印を付け、以降アズラケルからの追加ダメージが乗るようになる。「形状転移」はポインターを飛ばしてダメージを与え、再使用でその位置まで自分が飛ぶ。「位相崩壊」を使えば一定時間だけ移動速度が上がり、敵の標的にならない。
そしてアルティメット「最終判決:抹消」は、突進してダメージを与えたうえで、敵が特定のHP以下なら処刑する。乱戦の終わり際に飛び込んで刈り取る役どころにゃ。この2体が加わって、ヒーローは4クラス計16体になった。

負けているチームほど報酬が増える「シャード補償」
開発チームが今回いちばん時間をかけたと言っているのは、「最後まで結果の分からない試合」を作ることだった。4チームが同時に育つゲームだと、序盤で差が付いたチームがそのまま置いていかれやすい。そこへ手を入れている。
新しく入った「Bounty」は、平均より多くシャードを稼いだプレイヤーほど、倒されたときに相手へ渡る賞金が段階的に増えていく仕組み。逆方向から支えるのが「シャード補償」で、チーム間の差に応じて、遅れているチームがモンスターや主要オブジェクトから得られるシャードが増える。稼ぎ頭は狙われやすくなり、出遅れた側は追いつく速度が上がる、という両側からの調整だね。
マップ上の主要オブジェクトも、倒した後の見返りが「戦術的な選択」になるよう組み直された。Mugante は撃破すると移動中にチャージされるバフが付き、チャージ状態で通常攻撃やアビリティを当てると固定ダメージと減速を与える。Kierro は移動速度上昇、Roamer はモンスターとヒーローから得るシャードの増加。どれを先に取るかで、そのあとの立ち回りが変わってくる。
アラン高原そのものにも手が入っている。内周ゾーンと外周ボスゾーンの地形が変わり、内周ボスゾーン入口のゲートは撤去。フォトン転送装置の位置も動き、スピードパッドが新設された。外周に出るプリズムボスは数が増え、内周ボスゾーンにもナザン以外のプリズムボスが顔を出すようになっている。全滅からの復帰時には、近くに敵がいちばん少ない場所へリスポーンする——これも、崩れたチームが立て直す余地を残すための変更にゃ。


ダッシュのクールタイムが半分になり、装備は自動で買われる
第1回テストのフィードバックを受けた変更は、遊びやすさの側にも広く及んでいる。ロビーの「ビルド」設定でCODEXの購入順とアビリティのレベルアップ順をあらかじめ決めておけば、試合中は自動購入・自動強化・自動レベルアップが走る。買い物のためにメニューを開く時間が消えるわけで、戦闘だけ見ていればよくなった。
操作面では、全ヒーローのダッシュのクールタイムが半分に短縮。戦闘中と非戦闘中で分かれていた移動速度も統一された。狙いを付ける側の補助として「Ground Guide」が追加され、位置指定型のアビリティは発動の起点を事前に目で確認しながら置ける(カメラを動かして位置を決める形。オプションで切ることもできる)。
読み取りやすさもまとめて改善されていて、体力バーを見れば処刑・アンストッパブル・無敵といった状態がその場で分かる。復活タイミングの表示や上部インフォパネルも作り直された。初めて触る人向けにはヒーローが順番に開放されていくアンロック方式と、作り直された遊び方ガイドが用意されている。観戦とリプレイの改善、CP(影響力ポイント)、ショップまわりも今回から。さらに、同じくらいの腕前同士が当たるようレーティングシステムが導入された。


参加はSteamから無料、日本語音声は入っていない

対応プラットフォームはPC(Windows)のみ。マウス&キーボードとコントローラーのどちらでも遊べる。言語は項目ごとに分かれていて、日本語はインターフェース表示に対応、完全音声が用意されているのは英語と韓国語だけ。日本語ボイスを期待して入ると、そこは肩透かしになる。
テスト期間中、PvPモードは24時間いつでも遊べる。ただし公式が「プライムタイム」と呼んでいるのは毎日20時から23時までの3時間で、人が集まるぶんマッチングが速く、噛み合った試合になりやすいのはこの帯だとされている(Steamの告知)。
開発を担当するNIRVANANAは、2022年設立の韓国のスタジオ。代表のキム・ナムソク氏は『エターナルリターン』を手がけたNimble Neuron出身で、KRAFTONは2023年3月にこのスタジオとグローバルパブリッシング契約を結んでいる。多人数が同じ戦場に混ざって育ちながら削り合う設計は、その出自を知ると納得のいく形をしている。
テストが閉じるのは9月6日23時59分。グローバル早期アクセスの開始は2026年下半期と告知されているものの、具体的な日付はまだ出ていない。
関連記事
『Layoff Revenge!』Steamページ公開、クビ後15分で元上司を妨害する最大4人協力アクション
解雇されたが、IDカードはあと15分だけ生きている。オフィスの備品を使って上司のRAGEメーターを満タンにする、最大4人の協力型サボタージュ作品がSteamに登場するにゃ。
昼はDVD店、夜は殺し屋。『BLACKWOOD』が開発者解説つきゲームプレイ映像を公開
ブルックリンのDVD店を切り盛りしながら夜は契約をこなす『BLACKWOOD』。開発者が自ら解説する長尺のゲームプレイ映像が出てきたので、店経営から戦闘、8月の初プレイアブルまで整理してみたにゃ。
木の体で遺跡に潜り、家具を担いで逃げる協力ホラー『GRAIN ROT』Steam配信開始―10%オフの1,035円
燃えやすい木製の体に憑いて地下遺跡へ降り、タンスや椅子を引きはがして「腐敗」から逃げ帰るにゃ。2人組スタジオの新作が日本時間8月8日にSteamで発売開始。

コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。