『Project Zomboid』Build 42が42.20でstable到達 ― 面積2倍のノックス郡と1,400棟の新建築
Unstableブランチで叩かれ続けたBuild 42が、ついに既定の入口になったにゃ。ゾンビサバイバル『Project Zomboid』のBuild 42はバージョン42.20として7月29日にstable(安定版)へ移行。SteamとGOGの既存所有者には無料アップデートで届き、Windows/macOS/Linuxが同時対応だ。合わせて開発元The Indie Stoneの公式チャンネルでは、新要素をまとめた映像「Build 42 Showcase」が公開されている(公式ブログ)。
1,400棟、20,000タイル、面積は2倍
数字の並びだけで作業量が伝わってくる。Build 41との比較で、マップの表面積はまるごと2倍になった。
| 項目 | Build 41からの変化 |
|---|---|
| マップ表面積 | 約2倍 |
| 新規のユニーク建物 | 1,400棟 |
| 新規タイル | 20,000(総数35,000へ) |
| 地下室 | 自動生成400+専用設計75 |
Riverside、West Point、Rosewood――7つの町が作り直された
42.20で丸ごと手が入ったのは Riverside、West Point、Rosewood、Fallas Lake、Muldraugh、Ekron、Dixie の7地域。改修には基準が置かれていて、町ごとに作風を変える、家や建物はすべて一棟ずつ別物にする、建物と建物の間の地形も途切れさせない、必要なら専用タイルを起こす——という徹底ぶりだ。
アートディレクターのAyrton Orio氏によれば、Muldraugh南部が「もっと細かい世界の作り方」の実験場で、Unstable公開時の反応が良かったことがチーム増員につながり、今回の規模に至ったという。西端に増えたBrandenburg、Ekron、Irvingtonの3町はその第一段の成果にあたる。


廃墟になった孤児院、作り直された伐採キャンプ、まるごと新設の刑務所、ボーイスカウトのキャンプ地。行き先が増えたぶん、荷物の詰め方も考え直しになるにゃ。

雪と光のオーバーレイ、30度の屋根

見た目側の積み上げも公式が挙げている。あらゆる光源に対応するライトオーバーレイ、雪のオーバーレイ、焼けたタイルの新バリエーション、30度の傾斜屋根、増えた窓の種類、クラフト用タイル一式。ポスターや壁の装飾も数百点単位だ。
牽引、巨木、そしてアンチチート

42.19からの差分もそれなりに大きい。主なところを挙げると――
- XL/XXLの巨木を追加。伐採で得られる木材が増え、運転中や先の様子を見たいときは右クリックで枝の張り出しを隠せる
- チャレンジ再編。「Cabin in the Woods」がローテーションから外れ、高層ビルの屋上から始まる「Top of the World」と、走るゾンビだらけの世界で戦う新モードが加入(公式パッチノートでは「28 Minutes Later」、事前告知では「28 Seconds Later」と表記)
- サンドボックスの「削除までのゾンビ数」上限が500から5000へ
- 解体フックで大型動物から取れる肉の量が増加。牽引もリバランスされ、速度や曲がり方が乱暴だとトレーラーが外れるようになった
- マルチではアンチチートを作り直して再有効化。アイテム増殖やXP不正取得など複数のエクスプロイトを修正し、ゾンビのカリング誤作動による個体数急減も直った
- コントローラー周りは取引画面の操作対応、たき火の反応改善など細かい修正が並ぶ
メインメニューの絵も差し替わった。Unstable公開時のイラストにAI生成の痕跡が混ざっていた件について、公式は見落としを認めたうえで撤去済みとし、以降アート工程でAIは一切使っていないと明言。今回のメニュー画は、チラシや新聞紙で培った「rendered style」で描き直した第1版だという。
セーブは持ち越せない

マップ追加が大きいため、ここは事前に確認しておきたいところ。
| やりたいこと | 対応 |
|---|---|
| 42.19のセーブを継続 | 42.20とは非互換 |
| 42.19で遊び続ける | `outdatedunstable` ブランチ |
| Build 41に戻す | プロパティのベータから `legacy41` |
安定版移行そのものの予告については以前記事にしているにゃ。
年内はツール公開とサポートアップデート
移行後の予定も示されている。ホットフィックス後にまず終盤の遊び心地を狙った調整パッチ、続いてマッピングツール(WorldZed、TileZedなど)と内製のアニメーション編集ツールAnimZedを公開予定。さらに2026年いっぱいをかけて、最適化・MOD支援の拡充・stable締め切りに間に合わなかった要望を拾う「Build 42 Support Update」に取り組むという。有志の翻訳作業も継続中で、6月以降だけで29言語・130万語超が訳されたとのこと。
価格は3,150円。日本語はインターフェースと字幕に対応し、Steamの対応言語表ではどの言語にもフルオーディオの指定はない。配信初日の同時接続は7万人台まで伸びていた(SteamDB集計)。
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