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霊障を「祓わず記録する」ホラー『霊障観測シ』Steamページ公開、廃屋で朝6時まで生き延びる

投稿: 2026/08/02by 編集部5分で読めます
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ホラーゲームの主人公はたいてい、逃げるか、祓うか、殴るかのどれかにゃ。でもこの新作で渡されるのは、お札でも武器でもなくアタッシュケース一式。CoMuCreatorが手がける一人称ホラー『霊障観測シ』のSteamページが公開された。配信予定は2026年第3四半期——つまり、もう目の前の期間になる。

「私が真実を暴き、記録する。あとは巫女が除霊する」

舞台は、更地にするための解体工事が始まった途端に重機の故障や滑落事故が相次ぎ、開発が完全に頓挫した「旧・狗巻邸(いぬまきてい)」。大正ロマンの面影を残す和洋折衷の豪邸は、20年前に最後の住人が去って以来、誰も立ち入らない廃墟になっている。屋敷を覆う「穢れ」があまりに複雑で生半可な除霊が通じないため、狗巻神社の巫女はいわくつき物件専門の調査員であるプレイヤーに、除霊の的となる『標的(座標)』の特定を依頼してくる(Steamストアページ)。

つまり、除霊するのは自分じゃないんにゃ。プレイヤーの仕事は検証デバイスを使って、そこにある不都合な真実を処理可能なデジタルデータとして「記録」すること。役割分担がはっきりしているぶん、目的が「生き延びて持ち帰る」に一本化されているのが気持ちいい。

ケースの中身は懐中電灯、スピリットボックス、トリフィールド、霊障磁石、そしてノートパソコン。霊の気配で針が激しく振れるトリフィールドメーター(霊障メーター)、環境の異音を捉えるマイク音量メーター、ラジオのノイズの隙間から声を拾うスピリットボックス、霊障の発生したおおまかな方角を示すゴーストコンパス(霊障磁石)、隠された痕跡を浮かび上がらせるUVライト。名前だけ並べるとゴーストハント系のお約束にも見えるけれど、実際の画面ではメーターとスピリットボックス、マイクのゲージが常時HUDに出ていて、視覚と聴覚の両方から「今この部屋がどれくらい危ないか」を読ませてくる作りになっている。

深夜0時から朝6時まで、汚染度と相談しながら霊障を撮る

進行は昼と夜で表情ががらりと変わる。昼は静まり返った屋敷を歩いて、かつての住人が残した日記や暗号、遺品といった手がかりを集める探索と謎解き。台所の水場には三桁のかな文字を合わせる「文字合わせ錠」なんてものもあって、この時間帯はわりと落ち着いて考え事ができる。

そして深夜から朝6時まで、本格的な検証が始まる。暗闇が深まるにつれて霊障は激化していき、それをその目で捉えてカメラに記録していく。厄介なのが、霊障がアクティブな空間に留まり続けると上昇していく精神汚染度。画面のノイズと心拍音がどんどん増していき、狂気に飲まれれば朝を迎える前に意識を失ってゲームオーバーになる。囲炉裏の間で選べる「お線香」のように汚染を一時的に和らげるアイテムもあるようで、危険な部屋にどれだけ粘るかは自分で決めることになりそうにゃ。

しかも、待っているだけでは検証データは揃わない。探索で見つけた「赤い靴」や「汚れたビー玉」といった屋敷の遺品を特定の部屋で使うと、より強力な霊障を意図的に呼び起こせる。危険を承知で自分から霊を呼び、その様子をカメラに収める——記録した霊障とアイテムは段階的に「検証報告書」としてまとめられ、一定の証拠が揃うと次の検証フェーズへ進んで新しい部屋が開き、邸宅の過去の輪郭が少しずつ見えてくる。遺品の説明文にはさらっと「女の子の遺品。通用口の下駄箱の隙間に隠されていた」なんて一文が添えられていて、拾い読みしているだけで嫌な想像がふくらむ。

対応言語は日本語・英語・簡体字中国語の3種類。ただしいずれもインターフェイスと字幕のみで、フル音声は3言語とも非対応とストアページに明記されている。プレイ環境はWindows 10/11 64bitで、最低動作環境がCore i3/Ryzen 3にGTX 1050クラス、メモリ8GB、ストレージは1GBほど。推奨でもGTX 1660/RTX 3050/RX 580あたりと、そこまで重い作りではなさそうにゃ。シングルプレイ専用でSteam実績にも対応する。価格は今のところ未掲載。

配信・実況については、開発者側が個人・法人を問わず歓迎と表明していて、収益化も問題なしとしている。ただし本作は謎解きとストーリーの要素を含むため、サムネイルやタイトルで物語の核心に触れる重大なネタバレは控えてほしいという要望が添えられている。廃屋を独りで歩き、散らばった手がかりから過去の因縁を組み立てていく——このタイプの怖さは、知らずに踏み込むほど効くやつにゃ。

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