『Ride Up Together』がSteam配信開始、最大8人で仲間を蹴り落とすバイククライミング
頂上まであと数メートル、というところで後ろから蹴られて落ちる。『Ride Up Together』では、それが事故ではなく仕様として用意されている。
バイクにまたがって縦に伸びたマップを登る1〜8人のオンライン協力プレイ作品が、9月16日にSteamで配信開始。開発は Necha Games と Mriya Games、発売元は Suber Game Studio。価格は655円で、リリース記念セールとして15%オフの556円になっている(Steamストアページ)。
縦型マップは登り、キックで落とせるか?
登る舞台は、古典的なクライミングゲームを思わせる巨大な縦型マップ。バイクのバランスを取りながらジャンプを決め、動く足場、巨大ハンマー、押しつぶす機械、回転する障害物、ジャンプ台を越えて上へ進んでいく。着地を一度ミスするだけで何メートルも落ちる作りで、積み上げた高さが一瞬で消える。この手のゲームのお約束だにゃ。
そして、落とす側にも回れる。強力なキックで他のプレイヤーを足場から突き落とし、難しいジャンプを妨害したり、やられた分の仕返しをしたりできる。ストアの紹介文でも、最大の敵はステージではなく仲間の方だと書かれているくらい。順調だったクライミングが数秒で崩壊する、というのが売り文句になっている。
その性格は実績の並びにもはっきり出ていて、用意された10個のうち半分が蹴りとイタズラ寄り。「キッカー」「キックマスター」「テコンドー使い」「悪ふざけ」「酔っ払い」が並び、残りが「100メートル」「500メートル」のような到達記録側になっている。
製品版の前段として、8月3日には体験版が出ていた。こちらは1〜4人の協力プレイで、無料で触れる範囲として公開されたもの。公開後には寄せられた意見と分析をもとにコースの難易度が下げられ、長いアンケートの代わりにゲーム内から一言送れる入力欄が追加された。チュートリアルやバイク、収集物にも手が入っている。


製品版で上限は8人まで拡張された。モードは複数用意されていて、そのうちの「チェックポイントモード」は落ちてもやり直しやすい構成。8人が同じ縦穴に詰めかかる状況を考えると、キックの命中率は体験版の比ではなさそう。
配信直後からの動きがかなり速い。リリースから10時間足らずでv1.0.1が公開され、コントローラー周りとチェックポイントに手が入った。
公式のパッチノートより(日本語訳)
新要素
- ゲームパッドの感度設定を引き上げ。コントローラーでより速く滑らかに操作できるようになった
- チェックポイントモードのチェックポイント数を増加。落下してもクライミングに戻りやすくなった
不具合修正
- 報告にもとづき細かな不具合を修正
9月18日のv1.0.2ではモード選択画面に各モードの説明が付き、チェックポイントの進捗が左のサイドバーから確認できるようになった。同じ18日に来たv1.0.3では、ここでmacOS対応が追加されている——配信時点の対応はWindowsのみだったので、Macで遊べるようになったのは発売の2日後。
そして9月19日のv1.0.4は、マップそのものの手直しが中心になっている。
公式のパッチノートより(日本語訳)
新要素
- プレイヤーが道に迷いにくいよう、マップに方向の案内と視覚的なガイドを追加
不具合修正・改善
- 各種の不具合を修正
- マップ全体に改善を実施
縦に長いマップで「どこへ向かえばいいのか分からない」という声が早い段階で届いたということだと思う。3日で4本というペースは、発売直後の作品としてもかなり詰まっている方。
13言語はインターフェイスだけ対応する
対応言語は日本語を含む13言語。ただし、どの言語もインターフェイスのみの対応で、フル音声と字幕の欄にはチェックが入っていない。台詞や文章を読ませるタイプの作りではないので、メニューが日本語なら実用上は足りるはず。
動作環境はかなり軽い。Windows 8以降の64bit環境が最低ラインで、ストレージは1GB、グラフィックは内蔵GPUクラスの記載。メモリの欄が「4 MB」と書かれているのは、4GBの誤記とみられる。コントローラーはフルサポート。
セールの締めは10月1日で、ストアにも「リリース記念セール!10月1日に終了」と出ている。同じ発売元が2025年11月21日に出した『Digging Together』とのバンドル「Ride Up Together X Digging Together」も組まれていて、2本まとめてなら869円。掘る方と登る方をセットで並べてくるあたり、狙いは分かりやすい。
レビューは9月20日時点で12件、そのすべてが好意的な評価。数がまだ少ないので、傾向として読むには早い段階。
縦に伸びたマップの頂上に何が待っているのかは、実績名に並ぶ「天獄」と「神の恩寵」から想像するしかない。
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