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学園SFファンタジーJRPG『KAELIS: Seraph Protocol』発表、PC向けに2028年発売予定

投稿: 2026/09/20by tobariware7分で読めます
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物語の分かれ道で、天球儀が回ってダイスが転がる。出目には、それまでに集めた手がかりや仲間との絆が補正として乗ってくる——そんな仕組みを持つJRPGが発表されたにゃ。

韓国・ソウルのYoshiYoshi Studioが手がける『KAELIS: Seraph Protocol』(日本語表記は『カエリス』)。学園を舞台にしたSFファンタジーのシングルプレイRPGで、Steamのストアページでは発売時期を2028年としている。対応はPC(Windows)。開発と販売はどちらもYoshiYoshi Studioだよ。

ストアページの紹介文によると、キャラクターに愛着を持ち、交流を重ねて関係を育てる「サブカルチャー系ゲーム」の魅力と、物語に浸って旅をするJRPGの体験を組み合わせた作品とのこと。タイトルの「Kaelis」は、「空」「天」を意味するラテン語のcaelumと、天上の世界を思わせるcaelisから取った名前だそうだ。

白川海翔はカエリスで「市民」を失う

舞台は、200年前のエネルギー戦争で灰に覆われた世界。人類はその灰の下でかすかな光を見つけ、「ルミナ」と名づけた。その光を頼りに築かれた最後の都市が、カエリスだ。

ルミナは街の日常を支えているけれど、その裏では光がかすかに揺らぎ、原因の分からない歪みが生まれている。人々はこれを「ノイズ」と呼んでいる。

主人公は、父が遺したネックレスを大切にしながら普通に暮らしていた少年・白川海翔(しらかわ かいと)。ある日を境に、街そのものが彼を「普通の市民」として認識しなくなる。これをきっかけに、海翔はノイズ事件に対処するセレノス学園の〈エクスキューター〉となり、学園の守護官たちと一緒に現場へ出ていく——というのが物語の入り口だね。公開されているスクリーンショットにも、都市システムがIDを照合できないと守護官が気づく場面がある。

学園の中心にいるのが、セレノス学園の各部門に属する守護官たち。現時点でスクリーンショットに名前が出ているのは、Hoshimiya Amane、Tsukishiro Reina、Suiba Kotohaの3人だ。守護官はそれぞれ異なるルミナの属性と戦闘での役割を持っていて、学園は4つの部門に分かれている。ストアページでの説明はこうだ。

  • ストライク(Strike) · 現場での作戦行動、直接交戦、戦闘対応。
  • レコード(Record) · ノイズのデータ、事件の証拠、異常フィールドの分析。
  • ハーモニー(Harmony) · 共鳴の安定化、チームの連携、作戦支援。
  • ヴェリタス(Veritas) · ルミナ研究、調整技術、各事件の背後に潜む原理の解明。

戦う部門だけでなく、証拠を分析する部門や原理を研究する部門まであるあたり、「事件を調べる」ことがゲームの軸になっている作りが見えてくるにゃ。

いちばん個性が出ているのが、この判定の仕組みだと思う。事件の決定的な場面になると「アミラリスフィア」(天球儀)が回り、ダイスによる判定が始まる。仲間と育てた絆、調査で見つけた手がかり、現場での判断に応じて、出目に補正値が加わることがあるという。

選択肢の画面には、仲間をかばう行動、交戦規定に従う行動、指示を待つ行動といった選び方が並び、それぞれに補正値と成功に必要な出目が表示されている。絆を深めた相手に関わる選択ほど補正が大きい、という設計がそこから読み取れる。

判定の結果によって事件の展開そのものが変わり、海翔が何を知り、誰と絆を育んだかで結末までの過程も変わっていく。日常の会話でどう答えるかも選べて、その言葉で仲間との絆が深まったり、場の空気が変わったりするそうだ。ダイスというTRPG由来の仕掛けを、学園ものの人間関係と結びつけているのが面白いところだね。

調査の舞台は、ノイズが姿を現す不安定なフィールド。手がかりをたどりながら、事件に関わる人々の事情や葛藤に触れていく。探索画面ではルミナの遺跡を駆け回り、コアを起動したり痕跡を記録したりといった目標が表示されている。

戦闘は、守護官たちと最大4人のパーティーを組んで挑むターン制。守護官とノイズはどれも、8種類の「ルミナスペクトラム」のいずれかの特性を持っている。

  • イグニス(Ignis)、グラキエス(Glacies)、フルグル(Fulgur)、テラ(Terra)
  • ルミナ(Lumina)、アンブラ(Umbra)、ヴォイド(Void)、エーテル(Aether)

スペクトラムごとに強み・弱み・反応が違っていて、攻撃に対するノイズの反応を見て属性を見極める流れになる。各守護官は最大2種類のスペクトラムと共鳴でき、その組み合わせでスキルや戦い方が決まるという。絆が深まれば、海翔と仲間が力を合わせる「協力攻撃」も使えるようになる。

戦闘の後にも続きがある。海翔は「エクスキューターデバイス」を起動して、現場の「ノイズキューブ」を封印・回収できる。回収したキューブを学園で分析すると、ルミナディスクの開発や施設の強化、守護官の育成に使える。任務に出て、学園に戻って絆と戦力を育て、また任務へ——という循環がゲームの骨組みになっている。任務のない日には、ルミナに照らされた街を歩いて住民の暮らしに触れることもできるそうだ。

Kickstarterが9/18に始まる

対応言語は英語、日本語、簡体字中国語、繁体字中国語、韓国語の5つ。ストアページでフル音声対応として印が付いているのは日本語だけで、それ以外の言語はインターフェースと字幕での対応になる。韓国のスタジオが作るJRPGで、音声は日本語だけというのは思い切った選択だね。コントローラーはDualSenseやDUALSHOCKにも対応するとしている。

資金集めのために、Kickstarterのキャンペーンが9月18日に始まっている。Steamでの告知によれば、キャンペーンページではルミナバトルやアミラリスフィア、セレノス学園といった仕組みに加え、初期のプロトタイプから現在のUnreal Engine 5版までの開発の歩みも紹介しているという。支援者全員に、AmaneかReinaに装備できるキャンペーン限定の装飾品「Lumina Gigantic Wings」が付く。リターンにはデジタル版サウンドトラックやデジタルアートブック、ゲーム内の「ルミナリンク」のキャラクターカードをもとにしたホログラムカードセットがあり、期間中にさらに追加していく予定だそうだ。

ストアページには生成AIの使用についての説明もあって、2D・3Dのビジュアル素材やBGMの一部、ローカライズの下訳で選択的にAIを使っていると明記されている。

2028年の発売まで、まだ2年以上ある。いまの画面は開発途中のものだけれど、天球儀とダイスの仕掛けがどこまで物語を揺さぶるのか、その答えが出るのはだいぶ先になりそうだにゃ。

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