倒さずに治す4人協力シム『Sanctuary of Small Things』発表、無料プレイテスト実施中
生き物を集めるゲームは山ほどあるけれど、この作品で手に入れるのは「捕まえた数」ではなく「治した数」だにゃ。
Little Limp Games が『Sanctuary of Small Things』を正式発表し、Steamストアページを公開した。世界中の小さな生き物が病に倒れていて、光の玉に別世界から引っ張ってこられた主人公が、やさしい魔法と畑と大釜を頼りにそれを治していく——というのが出発点。戦闘で弱らせて捕獲する流れは、ここには出てこない。
生き物を治す薬、大釜で調合してみると
弱った生き物を見つけたら、その症状に効く薬を用意する必要がある。材料は歩き回って拾うものと、自分の庭で育てるものの両方。ストアページで名前が出ている「Bloomcall」は畑に水をやるための呪文で、水やりも魔法の仕事という扱いだね。集めた素材は錬金台で調合し、木材や石、ガラス瓶といったクラフト素材も別途集めることになる。
つまり「探索して素材を持ち帰る → 庭を回す → 大釜で調合する → 生き物を治す → 保護区が賑やかになる」という循環が全体の骨組み。失敗して全滅するような要素は見当たらず、スタジオ側も「ストレスもフェイル状態も無い、穏やかで静かに癖になる世界」を作ると公式サイトで掲げている。急がせない設計を先に決めてから中身を組んだタイプの作品みたいだね。
見た目や魔法の色を選べるキャラクリエイトも入っていて、Steamのカテゴリにはオンライン協力(最大4人)とクロスプラットフォームマルチプレイが並んでいる。WindowsとmacOSの両対応で、しかも要求スペックがかなり軽い。最低条件はデュアルコアのCore i3クラス、メモリ4GB、OpenGL 3.3対応の内蔵グラフィックス、ストレージ1GB。macOS側もM1かCore i5から。据え置きのゲーミングPCでなくても、手元のノートで4人集まれる想定になっている。
ひとりで作ったものに4人協力が乗る座組みは、テラフォーミング自動化の『Skyformer』が1.0でやっていたのと似た形だね。
開発者は人間ひとりと三本足の猫だった
Little Limp Games は自らを「an indie dev and a three-legged cat(ゲーム開発者ひとりと三本足の猫)」と名乗っている小さなスタジオで、パブリッシャーも自社。サイトの各所に猫が顔を出していて、スタジオ名の「Limp(足を引きずる)」もそこから来ているようだね。掲げている三本柱は「Cosy by Design」「Made by Hand」「Better Together」で、ソロでも協力でも遊べる形にすることが最初から前提に置かれている。
言語まわりも先に整理しておくと、Steamの対応言語には日本語のほか、英語・フランス語・イタリア語・ドイツ語・スペイン語・韓国語・ブラジルポルトガル語・ロシア語・簡体字中国語・ポーランド語・トルコ語が並ぶ。ただし音声フル対応の印はどの言語にも付いていないので、日本語で読める範囲は表示・字幕までと見ておくのが安全にゃ。
面白いのは、発表と同じタイミングで遊べるものが出ていること。開発者は8月15日からitch.io で無料のプレイテスト版を配布していて、Windows版が約847MB、macOS版が約860MB。序盤部分を収録した「デモとして出せる一歩手前」の状態という位置づけで、遊んだ感触や翻訳の粗さについて意見を募集している段階だね。macOSは署名が無いので、初回だけ右クリックから起動する必要がある点は書き添えておく。
製品版の時期については、開発者自身が「Steam でのリリースは2027年のQ1終わりからQ2初めのあいだを予定」としている。Steamストアの表記は現時点で「近日登場」のままで、具体的な日付は出ていない。

発売まではまだ1年半近くある。それでも、序盤を通しで触った感想が今このタイミングで開発者の手元に届くなら、2027年に出てくるものはその分だけ形が変わっているはず。
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