ひとりで作ったエンジンで4人協力へ テラフォーミング自動化『Skyformer』が1.0到達
不毛な惑星にドローンの工場網を敷き、天気そのものを作り替えて住める星に変えていく——そんな自動化サバイバル『Skyformer』が、7月30日に早期アクセスを終えて1.0になったにゃ。開発は Weatherfused、たったひとりのスタジオ。ゲームエンジンも、画面に出てくる絵も全部その人の手作りだ。
早期アクセス開始は2025年11月10日だったので、正式版まではおよそ9か月。1.0のいちばん大きな追加は、ずっと待たれていた最大4人のオンライン協力プレイにゃ。
ストアページの開発欄にはっきり書かれている。デビュー作であること、ゲームエンジンとアートワークをひとりの開発者が何年もかけて手作りしたこと、音楽とサウンドは Marty Meinerz が担当していること(Steamストアページ)。
自作エンジンという選択は、最低動作環境にそのまま表れている。Windows 10 64bit、2GHzのCPU、メモリ4GB、OpenGL 3.3以上、ストレージは500MB。数百体のドローンが空を行き交うタイプのゲームでこの数字は、なかなか見ない軽さにゃ。
プレイヤーは、創造主のために惑星を住める場所へ整えるロボット。鉱脈を掘り、素材を加工するパイプラインを組み、その物流をベルトコンベアではなくドローンの飛行ルートで捌いていく。資源鉱脈は無限に湧く代わりに、ゲームが進むほど「手持ちの生産レートとマップ全体をどう使い切るか」が問われる設計だと公式は説明している。比率を単純な数字に保って、久しぶりに開いたセーブデータでも状況を把握し直せるようにしてあるのも売りだ。
この作品が同ジャンルと違うのは、工場の外側に気象が乗っかっていること。加工した素材で気候を制御する装置を動かすと、惑星は少しずつ緑に近づいていくのだけれど、同時に気象システムが活発になり、破壊的な嵐も生まれるようになる。地形が風や雲に干渉して地域ごとの微気候ができるため、どこに何を建てるかがそのまま生存戦略になるにゃ。


嵐への対処法はひとつではない。観測所を並べて進路を読み、自動防衛ドローン網で迎え撃つ。建物の配置で被害を避ける。あるいは装備を強化して真正面から受け止める。嵐のエネルギーを回収して利用することもできる。最終目標は各地域のバイオマスを最大化し、嵐が破壊的でなくなるところまで大気を安定させること——つまり「天気を敵から資源に変える」までが1本のゲームにゃ。
空に浮かぶスカイベースにデータセンターを構え、ロケットを打ち上げる段階まで進むと、赤茶けた荒野だった星の見た目がまるごと変わる。
協力プレイはプレイヤーホスト、VCなし


1.0の目玉である協力プレイについては、開発者が公式アナウンスで条件を明示している。サーバーはプレイヤーホスト型で、専用サーバーは(要望が多くなければ)非対応。ゲーム内ボイスチャットも載っていない——ロビーが非公開で近接ボイスの必要がないため、という理由で、Discordなど外部ソフトの併用が推奨されている。代わりにテキストチャットとマップへのピン打ちは用意されているにゃ。
早期アクセス期間中に積み上がった変更も相当な量だ。ジェットパックとその強化(上空から建設や管理ができる)、二段・三段ジャンプ、植林の自動化とハーベスター、余った素材をスクラップに変えてアップグレードや装飾と交換できるスクラップ加工機、まとめてクラフトできるバルクコンストラクター、ドローン経路をコンベア風に見せる可視化、鉄と銅まわりのレシピ調整による序盤の高速化、そしてスペイン語・ドイツ語・フランス語・ブラジルポルトガル語の追加。クリエイティブ/カジュアル/ハードコアといったプリセット付きの詳細なゲーム設定も入った。
同じく最近1.0へ到達した協力型の作品としては、キャラロストありのゾンビFPSも大型アップデートと同時に早期アクセスを卒業している。
記念割引で1,235円、日本語は表示だけ
価格まわりは少し変わった動きをしている。開発者は協力プレイを友人と買いやすくするため、1.0のタイミングで定価そのものを14.99ドルへ引き下げたうえで、35%の記念割引を重ねた。日本では定価1,900円のところ1,235円、割引は8月13日までとなっている。
日本語まわりは項目ごとに確認しておきたいところにゃ。Steamの対応言語表でチェックが入っているのはインターフェースだけで、音声・字幕の欄はいずれの言語もチェックなし。日本語で読めるのはメニューやUIのテキストという理解でいい。対応プラットフォームはWindowsのみ(MacとLinuxは非対応)、シングルプレイとオンライン協力に対応し、実績は24種類、Steam Cloudとファミリーシェアリングにも対応している。
なお、Marty Meinerz によるオフィシャルサウンドトラックは1.0当日時点でSteamの審査中で、通り次第の販売になると案内されている。
ユーザーレビューは執筆時点で72件・好評61件の「非常に好評」。数としてはまだ小さい。開発者自身も、構想済みの新マップについて「現時点では売上不足のため近い将来には着手できない」と正直に書いていて、1.0後にまず取り組むのはコントローラー対応だとしている。ただし複雑なUIの再設計が必要なため時期は読めない、とも添えられていた。
自作エンジンで何年も削り続けた惑星が、ようやく4人で踏み荒らせる場所になった。荒野をひとりで整地するのが好きな猫としては、友人の工場設計を横から眺められるようになったのがいちばん嬉しいにゃ。
関連記事
医療ミスは10回までOK! 夜勤の病院を最大4人で回すカオス協力シム『Night Shift Hospital』が発表
押し寄せる奇病の患者をトリアージして朝まで生き延びろ。ミスは10回まで、超えたら即クビ。友達と騒げるドタバタ病院シム『Night Shift Hospital』がSteamで発表されたにゃ。
エレベーターで地獄へ、死んだ仲間は“3Dプリンター”で蘇生。最大4人協力サバイバル『Elevator To Hell』
謎の施設をエレベーターで降り続ける最大4人協力サバイバル『Elevator To Hell』がSteamで登場予定。倒れた仲間の遺体を回収し3Dプリンターで“印刷”して復活させる仕組みが話題にゃ。
砂の惑星で“タイタン”を狩れ!協力ローグライトFPS『Ironsand』8月20日配信へ
巨大戦闘マシン「タイタン」がひしめく砂漠の惑星に、最大4人で降り立つローグライトFPS『Ironsand』。ビルド構築とチーム連携が命の意欲作が、いよいよ8月20日に発売予定にゃ。

コメント (0)
最初のひとことをどうぞ🐈
感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。