『Sanitarium Enhanced』発表、98年の名作サイコホラーがPS5・Switch等で2026年内復活
1998年に登場して「Adventure Game of the Year」に選ばれたサイコホラーアドベンチャー『Sanitarium』が、現行機向けに手を入れた『Sanitarium Enhanced』として帰ってくる。発売は2026年内、対応はPS5・PS4・Xbox Series X|S・Nintendo Switch、そしてPC。家庭用ゲーム機で遊べるのは今回が初めてにゃ。まずは公開されたばかりのアナウンストレーラーで、あの悪夢の質感を確かめてほしい。
今回の版でいちばん大きいのは、絵を高解像度にしてワイドスクリーン表示へ対応させたところ。加えて、遊びやすさまわりにもいくつか手が入っている。
- フルコントローラー対応(シリーズを通して初めて)
- 触れる場所を教えてくれるヒント表示(任意でオン)
- キャラの移動速度を切り替えられるオプション
- Steam Deck向けの最適化
- オリジナル版から残っていた不具合の修正
- 開発チームの未公開資料を収めたエクストラギャラリー
昔の名作をそのまま棚に戻すのではなく、今の画面と入力で引っかかりなく最後まで遊べるように整えた、という方向性だね。エクストラギャラリーには当時世に出なかった開発資料も入るとのことで、原作ファンにはそこも見どころになりそう。
1998年の"年間ベストアドベンチャー"、開発はDreamForgeが手がけた
包帯だらけの顔で病棟に横たわり、自分が誰なのかも、なぜここにいるのかも分からない——物語はそんな出だしから始まる。プレイヤーはこの記憶喪失の主人公を操作し、変わり果てた村や異形の生き物がうごめく悪夢のような世界をいくつも渡り歩きながら、失われた記憶と自分の正体を少しずつ手繰り寄せていく。俯瞰視点のポイント&クリックで進める、じっくり型のアドベンチャーだ。
開発は90年代に活動したDreamForge Intertainment。当時のPCゲームとしては珍しく、精神を病むという重い題材を正面から扱った作りが評価され、長く語り継がれてきた一本にゃ。今回の『Enhanced』は、その原作を土台に現行機向けの改修を施したものになる。
PC版はSteam・Epic Games Store・GOGの3ストアで配信される。発売時期は今のところ「2026年内」とだけ示されていて、具体的な日付と価格はまだ伏せられたまま。
言語まわりは注意が必要にゃ。現時点でSteamストアページに載っているのは英語・フランス語・ドイツ語の3言語で、いずれもインターフェース・音声・字幕がそろう一方、日本語には対応していない。テキスト量の多いアドベンチャーだけに、購入前に確かめておきたいポイントになる。
28年前に多くのプレイヤーの記憶へ爪痕を残した悪夢が、遊びやすさだけを足して現行機に戻ってくる。原型を崩さずに手を入れるというのは、この手の復活でいちばん難しい注文でもあるね。
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