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『Burn With Me』10月12日Steam配信 ─ カードを燃やすデッキ構築、Inscryption作者も推薦

投稿: 2026/08/24by tobariware5分で読めます
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手札の1枚を燃やす。強大な力が手に入るかわりに、そのカードはデッキから永久に消える。Nozomu Gamesの『Burn With Me』が自分たちを「deckbuilder」ではなく「deck-burner」と呼んでいるのは、そこが理由にゃ。配信日は10月12日、プラットフォームはSteam。

オカルト大学で自分の悪魔を呼び出す

舞台はオカルトを教える大学。熱を帯びた教師に導かれて古代の儀式と召喚術に触れた学生たちが、自分の悪魔(Personal Demon)を呼び出すまでを追っていく。カードをどこに置くかで効果が噛み合う配置型のバトルが土台にあって、その上に「どれを燃やすか」という一度きりの判断が乗る構造になっている。

ストアページの記載では章は5つ以上。章ごとに主役の学生が替わり、その人物が抱える恐れや執着に合わせて、遊び方そのものが章単位で組み替わる。絵はすべて手描きで、そこに実写映像が差し込まれる——この取り合わせが、公式の言う「cozy dread(居心地のいい不安)」の正体だと思う。

登場する生きものは100体。カードのインプから主要キャラ、ボスまで全部含めた数で、4月にこれが描き終わったと開発元が報告している。さらに6月からは30人以上の絵描きが参加して、100枚すべてに別バージョンのイラストを描く企画が進行中。そのカードを手に章をクリアすると差分が解放され、図鑑(Bestiary)で好きな絵柄に差し替えられる。カードを燃やす game で、燃やす対象に100通りの顔を用意してくるあたりが律儀だね。

そもそもの出発点はゲームジャムだった。3日間で作った『Burn With Me』はLudum Dare 55のFun部門で1650作品中15位、総合でも32位に入っている。itch.ioには当時の版が今も置かれたまま

6月の時点で公開されていたのは「2026年 第3四半期」という幅のある枠だけで、日付は伏せられていた。それが8月18日の告知で10月12日に確定。開発元は当初9月初旬の配信を考えていたものの、開発とマーケティング、それと「いくつかの秘密の準備」のために後ろへ動かしたと説明している

ウィッシュリストが1万件に届いたのは6月上旬。2人体制で始まった作品としては、そこそこ大きな数字が付いてきている。

もうひとつ、8月22日の告知が少し変わっていた。パブリッシャーと契約したという発表なのだけれど、そのパブリッシャーを共同設立したのが開発元自身。レーベル名はInner Pocket、集まったのは2年かけて知り合った4人。掲げているのは「curiosity games」——プレイヤーが理解したい、点と点を結びたいと思う気持ちで進んでいく、静かで没入できるタイプの作品を扱うという方針。

取り扱い作品として名前が挙がっているのは『Nonolith』『The Archives of Trevosa』のSteam版、『Outcast Tales』、そして自分たちの『Burn With Me』。作り手が売り手を兼ねる形なので、10月12日は自社レーベルの第1弾を出す日でもある。

体験版は第1章まで、日本語音声は入らない

製品版を待たずに触れる部分もある。5月28日から体験版が配信されていて、遊べるのは第1章と、選択制のハードモード。世界観を補うカットシーンも本編より多めに入っていて、英語のフルボイス付き。レビューは本日時点で114件中111件が好評、ステータスは「非常に好評」になっている。

対応言語は8つ(英語・ドイツ語・ロシア語・日本語・韓国語・簡体字中国語・フランス語・ブラジルポルトガル語)だけれど、内訳には注意が必要にゃ。音声が用意されているのは英語のみで、日本語はインターフェースと字幕の対応にとどまる。会話量の多いナラティブ作品なので、ここは事前に知っておきたいところ。対応OSはWindows・macOS・Linuxの3種類で、価格はまだ出ていない。

ストアページの推薦文の欄には、『Inscryption』を手がけたDaniel Mullinsの「Enjoyed it a lot!」が並んでいる。カードを生贄に捧げる遊びを世に広めた側からの一言としては、なかなか座りがいい。

召喚をデッキ構築に持ち込む発想でいえば、ブラックジャックの手札で悪魔を呼ぶ『神の一手(Summoner's Gambit)』が8月にSteam配信を始めている。あちらは引きすぎればバースト、こちらは燃やしすぎれば手札が尽きる。踏み込む量を自分で決めさせる点は似ている。

📄 ブラックジャックで召喚する『神の一手』が配信開始 ― 1,050円、記念セールは8月20日まで

3日間で1650本中15位を取った試作が、店頭に並ぶまでにかかった時間はおよそ2年半。

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