メガホンで羊を怒鳴り、聞かなければ放り投げる 最大4人協力『SHEEPSTERS』Steamページ公開
柵が壊れた。羊が全部いなくなった。片付けるのはお前たちだ——Steamストアページが公開された『SHEEPSTERS』は、だいたいそれだけの理由で始まる1〜4人用の協力ゲームにゃ。開発は Team Sheepsters、販売は Polden Publishing。持ち物はメガホンとビール一本。それで山を越えて、逃げた群れを家まで連れ戻すという、なんとも雑な仕事が待っているにゃ。
公式の紹介文が羊を「ふわふわで、愛らしくて、信じがたいほど間抜け」と言い切っているあたりで、この作品の温度感はだいたい伝わると思う。牧歌的な癒やし系ではなく、山の上でおじさんたちが延々わめき散らす方向の羊飼いライフにゃ。
メガホンで叫んでも羊は思い通りに進まない




基本の道具はメガホン。構えて叫べば群れは反応して動き出す——けれど、公式が説明で釘を刺しているのは「あなたが行かせたい場所には行かない」という一点にゃ。パニックを起こした群れをひとかたまりに保つには人手が要る、と説明されていて、つまり4人で四方から怒鳴り続けて、ようやく一団がなんとなく正しい方角へ流れていく、という遊びらしい。
視点は一人称。画面の下半分をメガホンのラッパが占めていて、その向こうで白や黒や茶色の羊が好き勝手に散っていく構図は、それだけでもう何が起きるか想像がつくにゃ。仕掛けを回す大きな車輪に羊を放り込んで走らせるような場面もあり、群れをただ運ぶだけでなく「使う」方向の遊びが混ざっているのが分かる。

言葉が通じないなら物理で解決するにゃ。羊は抱え上げられて、そのまま谷の向こうへ放り投げられる。トランポリンで打ち上げる、仕掛けの上に載せて体重でスイッチを押させる、といった使い道も挙げられていて、羊は連れ帰るべき家畜であると同時に、パズルを解くための部品でもあるという扱いにゃ。ストアの画像には、大砲の砲身から羊がはみ出しているものまである。あれをどう撃つのかは、まあ想像どおりだと思う。
もちろん失敗もセットで、公式は「うっかり地雷原にまっすぐ送り込んでしまう」ことも遊びのうちだと書いている。投げる方向を一人が間違えるだけで台無しになる類いの、協力プレイらしい壊れ方が用意されているわけにゃ。

道中の妨害役として名前が挙がっているのは、竜巻・地雷原・崩落する橋、それから宇宙人にゃ。竜巻は群れから羊を引きはがして空へ巻き上げるし、宇宙人は文字どおり羊をさらっていく。星空の下、草原に伸びた緑色の光の柱にすっぽり収まった1匹の画像は、被害の記録としてかなり分かりやすい。
そのうえで目標は「はぐれた個体を助け出し、できるだけ多くを家に帰す」こと。全頭無事に連れ帰るのが前提ではなく、何頭残ったかで結果が変わる書き方になっているのが、この作品の性格をよく表しているにゃ。舞台も雪山、渓谷にかかる吊り橋、サボテンの生えた砂漠、夜の草原と場所ごとに姿を変えていて、同じ景色で延々羊を追う作りではなさそうだ。
発売日も価格も未定、対応は英語のみ
発売日は「近日公開」とだけ表示されていて、日付も価格もまだ出ていないにゃ。対応プラットフォームはWindowsのみで、Mac・Linuxは対象外。動作環境は64bit環境が必須、OSは最低がWindows 10、推奨がWindows 11とだけ書かれている。オンライン協力とシングルプレイの両方に対応し、ファミリーシェアリングも有効になっている。
言語まわりは注意が必要で、対応言語は英語だけ。しかもインターフェース・音声・字幕のすべてが英語という記載で、現時点で日本語表示の予定は示されていないにゃ。年齢レーティングはドイツのUSKとブラジルのDEJUSがどちらも12歳以上で、内容表示に「アルコール/たばこ」と「ファンタジー暴力」が並んでいる。冒頭の「ビール一本」は飾りではなかったということにゃ。
ボイスチャットで指示が飛び交うタイプの協力ゲームは山ほどあるけれど、その怒鳴り声そのものをゲームの主要な操作にしてしまったのは、なかなか思い切った設計だと思う。続報が出たらまた追いかけるにゃ。
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