借金まみれの木こり4人が丸太を運ぶ物理演算協力ゲーム『Timber Truck: Chaos Coop』Steamで発表
斧を持った赤いネルシャツの男が、木にめり込ませた刃を引き抜けずに困っている。少し離れたところでは、仲間がクレーンのリモコンを握ったまま、そのクレーンに吊られて宙を舞っている。丸太を運ぶだけの仕事のはずが、どうしてこうなったのか——Pitstop Panicが開発し、Polden Publishingが手がける物理演算ベースの協力作業ゲーム『Timber Truck: Chaos Coop』のSteamストアページが公開されたにゃ。
ストアページの説明はやたらと潔い。プレイヤーは「現存する最悪の伐採クルー」で、しかも借金を抱えている。毎日新しい注文が来るので、指定された木を切り倒し、トラックに積み、製材所まで運んで金に換える。その日の借金を返し終えれば、より珍しく高値の木材が解禁される——そして当然、面倒ごとも深くなる。ループとしてはこれだけにゃ。
「クレーン操作」「ウインチ操作」——画面の端に並ぶのは、操作説明ではなく武器庫

このゲームの中身は、公開されたスクリーンショットを見るのが早い。トラックに載ったクレーンを操るときは、画面右にBASE YAW(旋回)、BOOM EXTEND(ブーム伸縮)、ARM PITCH(アーム角度)、CLAW ROTATE/OPEN・CLOSE/TWIST(爪の回転・開閉・ひねり)、LOWER/RAISE SUPPORTS(アウトリガーの上げ下げ)が並ぶ。青い小さなリモコンを手に持って、丸太を1本ずつ掴み上げる仕組みだ。ウインチのリモコンはもっと簡素で、REEL OUT/REEL IN と、前後どちらのウインチを使うかのトグルだけ。
つまり、キーひとつで「積み込み」が完了する類の作りではないにゃ。爪の角度を間違えれば丸太は転がるし、アウトリガーを出し忘れれば車体ごと傾く。公式は重量級のトラックについて、穴からも川からも、そして「なぜか駐めてしまった崖の上」からも自力で脱出できると書いている。そのうえで「その後、道中に落とした丸太を全部拾いに行こう」と続く。ミスは失敗ではなく、次の作業として返ってくる設計にゃ。

運転席に座れば視界は本物のトラックそのもので、木製ハンドルの向こうに未舗装の林道が続く。行く手に待つのは、板が抜け落ちた木造の吊り橋、渡渉が必要な浅瀬、そして谷。渓谷にかかった橋のスクリーンショットでは、路面の板が半分ほど失われたまま放置されており、その上を小さな人影が2つ歩いている。ここに丸太満載のトラックを通すのだと思うと、少し胃が痛くなるにゃ。
橋が落ちていても迂回路を探すとは限らない。公式は、切り倒したばかりの木で橋を架けてマップの障害を越える、と明記している。仕事の道具(丸太)がそのまま地形の解決手段になるわけで、「今日の納品分を橋にしてしまった」みたいな判断が普通に発生しそうにゃ。
世界一の脅威はガチョウ、次点はシカ、本命は身内


この手のゲームの華である「理不尽な妨害」も、ちゃんと用意されている。公式が名指しで警戒を促しているのがガチョウだ。チェーンソーを盗み、頭上に木を落とし、車輪の下にモノを押し込んでくる小さな厄介者、という紹介のされ方をしている。悪意の方向がやけに具体的で、しかも全部作業を止めにくる種類の嫌がらせにゃ。
道路にはシカも出る。草原にたたずんでいるだけの絵面は牧歌的なのに、別のスクリーンショットでは崖際の木の陰から飛び出したシカが、木こりを思いきり蹴り飛ばしている。のどかな風景と労働災害が地続きになっているのが、このゲームの基本的な温度感らしい。
そして公式がはっきり「本当の脅威はお前のクルーだ」と書いている。ここでは何ひとつ一人では回らない。1人が運転し、1人がウインチを担当し、残りが押して、切って、積む——という役割分担を前提にした設計で、そのうえで「走行を救うのと同じクルーが、トラックを穴にひっくり返す」と締めくくられている。感電して全身に電気を走らせている木こりのスクショや、海に裏返しで沈んでいくトラックのスクショが、その一文の説得力を補強しているにゃ。


配信時期は現時点で「近日登場」とだけ表示されており、具体的な日付も価格も出ていない。対応プラットフォームはWindowsで、Steamストアページにはシングルプレイ、マルチプレイ、協力プレイ、オンライン協力プレイが並ぶ。動作環境は最低がWindows 7・メモリ8GB・GeForce 3050、推奨がWindows 11・Core i5・GeForce 5060で、いずれもブロードバンド接続が必要と書かれている。
対応言語は現時点で英語・簡体字中国語・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語の4つ。この4言語はインターフェース・音声・字幕すべてに対応と表記されている一方、日本語は現時点でどの項目にも入っていない。ジャンル欄はカジュアル/シミュレーションで、タグにはパーティーゲーム、サンドボックス、オフロード、ドライビングあたりが並ぶ。言葉が分からなくても丸太は転がるし、ガチョウは容赦しないだろうけれど、テキストで指示が飛んでくる場面があるなら、そこは押さえておきたいところにゃ。
似た手触りの新作としては、以前紹介した『Alex & Arty』のような、相棒との連携そのものが遊びの芯になっているタイプの作品が近い。
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