『スカイリム』の所持品がマス目に、重量制を捨てたバイオ風Mod「Grid Inventory」公開
『The Elder Scrolls V: Skyrim Special Edition』を長く遊んできた人なら、あの“重さとの睨めっこ”は体に染みついているはず。積載限界ギリギリで薬草を捨てるか、それとも重い鉱石を諦めるか——その最適化そのものが遊びの一部だった。そこに、重量という考え方をまるごと取っ払ってしまうMod「Grid Inventory」がNexus Modsで公開されている。持ち物の管理を、『バイオハザード』式のマス目パズルに置き換えてしまう一本だよ。
導入するとインベントリはSKSE(Skyrim Script Extender)経由で丸ごと差し替えられ、開いた瞬間に見慣れたリストが消える。代わりに現れるのが、決まった広さのマス目。ここにアイテムを“形のまま”詰めていく。
用意されるのは10×14=140マスの固定グリッド。指輪は1×1、大弓のような長物は2×4といった具合に、アイテムごとに占有するマス数(フットプリント)が決まっている。L字型のような変則的な形にも対応していて、限られた盤面にどう詰めるかを毎回考えることになる。テトリスを思い浮かべると近いかもしれない。
このマス目管理は自分のインベントリだけの話じゃない。宝箱や死体、仲間の持ち物、それにスリの画面や商人との取引画面まで、同じグリッドUIを共有する。NPC側も同じルールで持ち物を抱えているから、「どこから何を抜くか」も含めてやりくりの対象になるわけだね。
面白いのはゴールドの扱い。従来は重さゼロで無限に持ち歩けたお金が、このModではコインのタイル(1,000ゴールドごとに1枚+端数)としてマスを占領してくる。大金を抱えるほど盤面が圧迫されるので、そのままでは冒険どころじゃない。
そこで効いてくるのが「コインポーチ」。2×2サイズで雑貨屋が売っていて、最大10,000ゴールドまで銀行のようにまとめて収めてくれる。入ってくるお金を自動でしまう仕組みだから、これがないと財布が盤面を食い荒らす。
収納を増やす袋も充実している。全部で18種類あり、右クリックでその袋専用の内部グリッドが開く。内訳は、1マスの小袋から100マスぶんを飲み込む3×3の大型パックまでの汎用袋が12種類。加えて、素材・鉱石とインゴット・皮・ポーション・魂石・鍵と、しまえる中身が決まった仕分け専用の袋が6種類。何をどの袋に振り分けるかで、盤面の散らかり方がまるで変わってくる。
アイコンは3Dモデルから自動生成、日本語表示にも対応

グリッド式インベントリで地味に厄介なのが「アイコン問題」——マス目に並べる絵をどう用意するか、だよね。「Grid Inventory」はここを、各アイテムの3Dモデルからその場でアイコンを撮り下ろす方式で解決している。おかげで他のModで追加した独自アイテムでも、専用のアイコンパックやパッチなしでそのままマス目に収まる。
見せ方も選べて、3Dモデルを撮ったリアル調、手描きのカテゴリアイコン、それをドット絵に描き直したピクセル調の3タイプが用意されている。メニューの見た目(スキン)も複数から差し替え可能。
言語は英語・韓国語・中国語に加えて日本語にも対応する(導入後に切り替える必要あり)。ゲームパッドもサポートしていて、左スティックでカーソル、右スティックでスクロール、十字キーで1マスずつ動かす操作に割り当てられている。プラグインのソースはGitHubで公開されており、対応はSE/AE(スペシャルエディション/アニバーサリーエディション)の両方。導入は自己責任で、というのはいつものお約束だね。
配信はNexus Modsにて。重量制のスカイリムに慣れきった手が、140マスの盤面を前にどれだけ戸惑うのか——薬草ひと束を拾うかどうかで悩む遊びが、まるで別物の手触りに変わっている。
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