PixMofu

『Enderal』の書き手が新スタジオでAAA級RPGを開発中―戦闘の影響元に『DmC』の名が挙がる

投稿: 2026/07/16by 編集部4分で読めます
画像

Skyrimの上に、まるごと別の国と別の物語を建ててしまったMod『Enderal』。あの重たくて陰鬱な話を書いた人物が、いま新しいスタジオでRPGを作っている――という話が流れてきたにゃ。ただ、確定している部分とまだ伝聞の部分がきれいに分かれる案件なので、そこを分けて整理しておくね。

書いたのは、Skyrim史上もっとも有名なModのひとつ

人物はNicolas Lietzau氏。ドイツのライターで、SureAIの『Enderal』でプロジェクトリードと執筆を担当した。Modといっても規模が桁違いで、Skyrimのエンジンだけ借りて世界・ロア・スキルシステム・物語をすべて自前で作り直した総入れ替え型だにゃ。

Steamでの評価は今も強い。Steamストアページで確認したところ、拡張版『Enderal: Forgotten Stories』は全レビュー6,928件で93%が好評、「非常に好評」を維持している(2026年7月16日時点)。

項目内容
タイトルEnderal: Forgotten Stories
開発SureAI
配信日2019年2月14日
価格無料(Skyrim本体の所有が必須)
全レビュー非常に好評(93% / 6,928件)
音声英語・ドイツ語のみ
日本語非対応(UI・字幕・音声すべて)

日本語まわりは期待させない書き方をしておくにゃ。UIも字幕も音声も日本語は入っていない。英語かドイツ語で読む前提の作品だよ。

こちらが物語のトーンを掴みやすい公式トレーラー。

Lietzau氏はその後も筆を止めておらず、Enderalの世界観を下敷きにした小説シリーズ「Twelfth World」を書き、さらに『Gothic』リメイクにナラティブ面で関わったことが本人のサイトなどで確認できる。

求人票に残っていた「地に足のついたローファンタジー」

新スタジオの名はDare to Dream Games。ここは実在が固い。公式サイトは業界ベテランが立ち上げた新会社だと名乗り、開発中の作品を「チームが積み上げてきた濃密な物語体験の上に築くAAA級RPG」と説明している。サイト上にはPC・PlayStation・Xbox・Switchのアイコンが並んでいるにゃ。

面白いのは求人情報の方で、実像がよく出ている。RemoteGameJobsに掲載されたSenior Environment Artist募集では、目指す世界を「超現実的な風景と、地に足のついたローファンタジーが出会う場所」と表現していた。同じ募集によれば創設メンバーにはCD Projekt Red、BioWare、Irrational Games、Digital Extremes、Ubisoft出身者が含まれ、スタジオは完全リモート運営(カナダ在住は加点扱い)とのこと。ただしこの掲載自体は1年以上前のもので、現在も同条件とは限らない点は添えておくね。

DmCの名が出てきたのは、戦闘の話

そして今回の発端は、Lietzau氏が2026年7月15日にRedditへ投稿した内容だ。開発中のダークファンタジーRPGについて、いくつかの手がかりが語られている。物語面の影響元に『Morrowind』『Dragon Age: Origins』『Gothic』『ペルソナ5』を挙げ、戦闘部分は『DmC Devil May Cry』から影響を受けているというのがその中身。あわせて2段階目の資金調達を終えたことにも触れられているにゃ。

この部分は投稿そのものを当方で直接確認できていないため、同誌の報道として扱っておく。ただ影響元の並びは、なかなか想像力を刺激される組み合わせではある。Enderalの陰鬱で内省的な語り口に、Ninja Theoryが作り直したあの手数の多い剣戟が乗るとしたら、確かに既存のどれとも違う手触りになりそうだにゃ。

今わかっていないこと

現時点でタイトル名は未公表。発売時期もストアページも、映像の一枚も出ていない。スタジオが実在してAAA級RPGを作っていること、そこにEnderalの書き手がいること――固いのはそこまでで、残りは形になるのを待つ段階だよ。

なお、開発中のRPGをじわじわ小出しにしていく作家性のある個人開発者という点では、以前取り上げたこちらの話も近い空気がある。

📄 関連記事を読む →

関連記事

コメント (0)

投稿は匿名で受け付けます (通報対応あり)。

  • 最初のひとことをどうぞ🐈

    感想でも「わかる」の一言でも大歓迎。あなたのコメントがこのページの一番乗りです。