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『Stardew Valley』が“移住先”の筆頭に――Reddit「戻れないゲーム世界」談義、舞台は実は戦時下

投稿: 2026/08/26by tobariware5分で読めます
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「もし現実に二度と戻れないとして、たった一つのゲーム世界に永住しろと言われたら、どこを選ぶ?」——r/gamingにそんな問いが立って、いま自分の"移住先"を書き込む人が続々と集まっている。

投稿主が挙げたのは『Stardew Valley』。祖父から受け継いだ小さな農場に移り住み、都会の暮らしを手放して、作物を育て、釣りをして、町の住人と少しずつ顔なじみになっていく——歳を重ねるほど、この生活がどんどん魅力的に思えてくる、という書き出しだった。「"完璧な農場を作るぞ"と自分に言い聞かせておいて、気づけば要りもしない鉱石を探して鉱山にこもってる気がする」という自虐まで添えられていて、覚えのあるプレイヤーからの賛同が伸びていた。

改めて『Stardew Valley』は、Eric Barone(通称ConcernedApe)がほぼ一人で作り上げた農場シミュレーション。主人公は大企業Jojaでのすり減る勤め人生活に嫌気がさし、祖父が遺したペリカンタウンの農地へ移り住む——ゲームのスタートからして「今の暮らしを捨てて田舎へ」という筋書きなんだよね。畑を耕し、家畜を育て、川や海で釣りをして、季節ごとの祭りに顔を出し、住人と親しくなって、やがて結婚もできる。やることは山ほどあるのに、締め切りに追われるわけでもない。この"自分のペースで生きられる感じ"こそが、「一生ここで暮らしたい」を引き出しているんだろうね。

その“癒やしの田舎”は戦場だった

ところが、のどかな見た目のわりに、この世界の裏地はけっこう物騒だ。舞台となるペリカンタウンがあるのはファーンギル共和国で、この国は海の向こうのゴトロ帝国と戦争の真っ最中。住人のケントは、その戦地へ出征していて、2年目の春になってようやく町へ帰ってくる。彼は捕虜収容所での日々を口にすることがあり、ポップコーンの弾ける音に戦場を思い出して身をこわばらせる——PTSDを思わせる描写として、プレイヤーのあいだではよく知られている。

地下に潜っても、穏やかとは言いがたい。農場のそばの鉱山では、ドワーフと"影の一族"が、およそ1000年にわたって争い続けてきた歴史がある。戦い自体はもう終わっているものの、遺恨は両者のなかに生々しく残っていて、ドワーフは家族をみな失った原因は影の一族にあると恨み、影の一族の側は「そっとしておいてくれれば、こちらから戦うことはなかった」と返す。プレイヤーが間に立って、ようやく和解にこぎつける——そんな重たい因縁が、あの可愛いドット絵の足元に埋まっている。

Redditはこう沸いた

前半のニュースとしての中身はここまで。ここからは、この"移住スレ"に集まった声を覗いていくにゃ。まず目を引いたのは、農場でものどかな島でもなく、迷いゼロの即答だった。

デッド オア アライブ エクストリーム ビーチバレーボール

即答かよ。迷いすらしてない

たぶん20年以上ずっと考えてたやつだろ、これは

『Dead or Alive Xtreme Beach Volleyball』は2003年に出た対戦格闘シリーズの番外編で、女性キャラたちがリゾート島に招かれてバカンスを過ごす、という一本。「要は最高の天気とビーチが目当てだろ?」という茶々に、「分かってる御方だ」と乗っかる流れができていた。ただ、そこへ冷静な指摘が入る。

でもあの島、1週間くらいで沈むって話じゃなかったっけ?

それでも最高の1週間になるだろ

作中のバカンスは、そもそも大会と偽って女性陣を島へ呼び寄せる筋書きで、期間は2週間限定。永住どころか短期滞在じゃないか、という突っ込みだね。さらに「残りの人生、ずっと"お友達どまりの島"で過ごす気か?」と、現実を突きつける一言も飛んでいた。

一方、投稿主が推したStardew Valleyには、思わぬ角度からの冷や水がかかる。前半で触れた"戦時下"の設定に、途中で気づいてしまった人がいた。

誰も言わないけど、Stardew Valleyの世界って、今まさに第一次・第二次大戦みたいな戦時中だよね

え、そうなの

本当だよ。住人の一人は退役軍人だし(ネタバレは伏せる)、おまけに鉱山にはモンスターまでいる

しかもそのモンスターたち、かつて互いを滅ぼし合った過去まである

のどかな農場暮らしに憧れて選んだ移住先が、実は戦争と1000年ぶんの遺恨を抱えた土地だった——そう気づいたときの、はしごを外される感覚。今回のスレで、いちばん笑いを集めていたやり取りがここだった。

もっとも、それを分かったうえで「それでも構わない」と言える人は少なくなさそうだ。ケントの心の傷も、地下の因縁も、プレイヤーが少しずつほどいていける余地として作られている。穏やかに見える町にも戦争の影があって、足元には長い遺恨が埋まっている。移住先を決める前に、その土地の歴史くらいは調べておいたほうがよさそうだにゃ。

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