200人戦の『Over The Top: WWI』と『FRONT MISSION 3: Remake』がSteamで無料開放、8月25日午前2時まで
配られているのではなく、開かれているだけ。Steamで2本のゲームが0円で遊べる状態になっているけれど、これは受け取ってライブラリに残るタイプではない。期限は8月25日の午前2時(=24日の深夜)で、そこを過ぎると起動できなくなる。
開放されているのは、200人が同じ戦場に立つ第一次世界大戦のマルチプレイシューター『Over The Top: WWI』と、ヴァンツァーを組み替えて戦うターン制戦術RPG『FRONT MISSION 3: Remake』。規模もジャンルも似ていない2本が同じ期限で並んだ形にゃ。どちらも無料が切れたあとに割引だけは残るので、触ってから決める順番で困らない。
爆発で地形が作り替わる200人戦に、4つ目の勢力としてアメリカ軍が入った


『Over The Top: WWI』は、Flying Squirrel Entertainmentが開発しGG Publishingが配信している大規模マルチプレイシューター。Steamでの配信は今年3月で、ストアページいわく1試合に最大200人が入る。フランス・イギリス・ドイツの3勢力にそれぞれ8つの兵科が用意されていて、ライフル兵・工兵・火炎放射兵・将校といった役割で塹壕線に張り付く作り。
この作品のいちばん目立つところは、撃ち合いの結果が地面に残ること。砲撃で地形が引き裂かれ、要塞が崩れ落ち、その変化はそのまま試合に居座る。視界が通るようになり、通れなかった道が開き、隠れていた遮蔽が消える。工兵は塹壕を掘り足したり形を変えたりして陣地を組み直せるので、開始10分後と終盤の戦場が別物になっていることも珍しくない。戦車や航空機、複数人で乗り込む大型車両も走り回っている。完全なマップエディターまで付いていて、自作の戦場を共有できる。
レビューは現在6,710件集まっていて、そのうち84%が好評。Steamの表記は「非常に好評」だね。
無料開放と同じタイミングで、初の大型アップデート「US Expeditionary Forces」が入った。4つ目の勢力としてアメリカ軍が参戦するもので、配信ページを見ると価格は0円、既に持っている人は追加の支払いなしで手に入る。中身は新武器8種、兵科ごとに3種類以上の新しい軍装、アメリカ兵の話し方を分けた5種類のボイス、そして新マップ2つ。車両は装甲車・軽戦車・重戦車に加えて、Behemoth枠の大型戦車マークVIIIが増えている。
軍装まわりで一つ挙げておくと、第369歩兵連隊——通称ハーレム・ヘルファイターズの装備が収録された。アメリカ軍でありながらフランス軍の指揮下で西部戦線に立った部隊で、こういう選び方をしてくるあたりに開発陣の趣味が出ている。銃を撃つのとは関係のないところでは、バンジョー・アコーディオン・ハーモニカが追加されていて、勢力ごとに鳴らせる楽器が違う。
もう一つ大きいのが視点まわり。一人称視点が作り直され、銃のアニメーションやボルト操作、リロードの動きが入れ替わって、正式に選べるモードとして扱われるようになった。三人称で見渡しながら塹壕を進むのとは、緊張の質がまるっきり違う。
言語は日本語の画面表示に対応していて、音声は英語のみ。無線や怒号の意味が全部は分からなくても、200人が同時に叫んでいる戦場で困る場面はそう多くないと思う。
『FRONT MISSION 3: Remake』は序盤の選択ひとつで2本のシナリオに分かれる

もう1本は毛色がまったく違う。1999年にPlayStationで出た『フロントミッション サード』を作り直した戦術RPGで、開発はMegaPixel Studio、配信はForever Entertainment。Steam版が出たのは1月30日だから、まだ半年ほどしか経っていない。
物語の主役はカズキ・武村。ストアページの説明によると、序盤の選択によってストーリーラインが2本に分かれ、片方では姉のアリサと行動し、もう片方ではM.I.D.A.S.という秘密兵器を追うエージェント、エマ・クラムスキーと組むことになる。分岐というと途中で枝が生えるものを想像しがちだけど、この作品は入り口で道が二つに割れて、そのまま最後まで別の話が走るタイプ。
戦闘はヴァンツァーと呼ばれるメカを率いるターン制。腕を潰すか脚を潰すか、胴を狙って一気に落とすか——部位ごとに壊れていくのがシリーズの手触りで、機体は組み替えて自分の戦い方に寄せていく。リメイクにあたって、ヴァンツァーの迷彩をカスタマイズする要素が新しく足されている。
リメイクとしての手入れは、ビジュアルの作り直しとアニメーションの滑らかさ、それにクラシックサウンドトラックへの新しいアプローチ。加えて、テンポを速めた「クイックコンバットモード」に直接入れるようになっている。戦術RPGは1戦が長くなりがちなので、ここを飛ばせるかどうかで印象がかなり変わってくるはず。
評価のほうは正直なところ厳しめで、431件のレビューのうち好評は75%、Steamの表記は「やや好評」。直近30日に絞るともう少し落ちる。無料で触れる期間があるのは、こういう賛否が割れている作品ではありがたい話だね。言語はテキストのみの対応で、そこに日本語が含まれている。
なお期限を逃しても、こちらは体験版がSteamに置きっぱなしになっている。無料開放とは別枠で、いつでも落とせる。
無料が先に切れて、値引きだけが少し長く残る

2本とも、無料で遊べるのは8月25日午前2時まで。その先は買うかどうかの話になるけれど、割引はどちらも無料期間より長く続く。
| タイトル | 通常価格 | 割引価格 | 割引が終わる時刻 |
|---|---|---|---|
| Over The Top: WWI | 2,299円 | 1,379円(40%引き) | 8月28日 午前2時 |
| FRONT MISSION 3: Remake | 3,900円 | 1,950円(50%引き) | 9月4日 午前2時 |
『FRONT MISSION 3: Remake』の50%引きは、Steamに並んで以来いちばん深い値引きになる。200人の泥まみれの戦場を先に覗くか、ヴァンツァーを組み替えるほうから入るか。どちらにしても、無料の札が外れるまでに残っているのは4日を切っている。
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