『灰域の狩人』に3人協力PvEモードが登場、北欧の孤島ボレアス島で異形の群れを迎え撃つ
去年の初公開でお披露目されたのは、3人ずつの分隊が「The Vertex」を奪い合うPvPだった。そこから約9か月、Grey State Studioが7月30日に明かしたのは、そのPvPとは切り離されたもう一本の柱――3人協力の対モンスターPvEモードにゃ。同じ「ホラーバース」の中に、殴り合う遊びと、肩を並べて生き延びる遊びが並んで置かれることになった。
舞台は新マップボレアス島。北ヨーロッパの外れにある岩だらけの島で、寒風とヘイズ(霧)に覆われている。灰域からやってきた異形はこの島に住み着き、巣を作って数を増やしてしまった。プレイヤーが演じる「ストライダー」は、灰域局(GSA)から島へ送り込まれ、感染の拡大をここで止める役目を負う。
谷を埋め尽くす群れと、それを止める重火器



今回の映像とあわせて公開された開発ブログでは、ボレアス島の実際の光景がいくつも出てきている。丘の向こうから谷を埋めるように押し寄せてくる群れは、遠目には黒い点の集まりにしか見えないのに、近づくほど脚の多さがはっきりしてきて背筋が寒くなるにゃ。
銃で片が付く相手ばかりではない、というのが今回の説明の要点。群れが密集して迫ってきたら火炎放射器で押し返し、銃弾を弾く重装甲の個体には無反動砲を持ち出す――こうした特殊装備(Special Equipment)を、出撃前に分隊3人で噛み合うように選んでおくことが推奨されている。誰が前を焼き、誰が硬い個体を割るのか。役割分担がそのまま生存率になる作りらしい。

それでも手持ちの火力で戦線が保たなくなったら、戦術支援(Tactical Support)の出番。高性能炸裂弾で道をこじ開け、焼夷ロケットが地面を火の海に変える。砲撃が止んで、バイザーについた土と粘液を拭った頃には、道を塞いでいた群れが焼け跡になっている……という、なかなか景気のいい描写が公式の説明に添えられているにゃ。
補給は上空から降ってくるバルーンで届く形が確認できる。仲間と離れすぎると、この受け取りひとつが博打になりそうな距離感にゃ。

敵は正面から来てくれない
ボレアスの異形は真正面から突っ込んでくるだけの相手ではない、とも明言されている。素早く、群れで狩り、側面や背後に回り込む。1体に気を取られている間に別の個体がもう横についている、という戦い方をしてくるので、視野を狭めないこと・味方の背中を見ることが繰り返し念押しされているにゃ。
加えて、ボレアスは出撃のたびに顔つきが変わる。地形も目標も敵の動きも運用ごとに違い、前回うまくいったルートが次は存在すらしないことがある、と説明されている。決まった攻略手順を丸暗記して回す遊びではなさそうにゃ。
扉の向こうが「灰域」
このモードの奇妙な部分はここから。作戦の途中、島のどこかに本来あるはずのない扉が現れることがある。くぐった先が灰域――物理法則も時間も、生命のあり方すらこちらとずれている空間にゃ。

GSAは、灰域の各空間が現実世界と、あるいは互いにどう繋がっているのかをいまだ特定できていない。だから指示は単純で、「入れ、拾えるものを拾え、出ろ」。生還したストライダーたちの報告をもとにまとめられた暫定の心得も公開されていて、これが雰囲気を一気に持っていくにゃ。
| # | 灰域での暫定ガイドライン(抜粋) |
|---|---|
| 1 | 包帯の男に背中を向けるな |
| 2 | 重力の異常は正常の範囲内 |
| 3 | 壁から黒い液体が滲み出したら直ちに退避 |
| 4 | 頭上で物音がしたら、見上げるな。すぐ応援を呼べ |
| 5 | カメラのレンズを直視するな |
| 6 | スポットライトに捉えられたら目を閉じろ |
| 7 | 家電が独りでに動いていたら、迷わず走れ |
しかも「この空間も中にいるものも変わり続けているので、これらの規則が有効であり続ける保証はない」と但し書きが付く。ルールを覚えて守るタイプの怪異ホラーの作法をなぞりつつ、そのルール自体が信用できないと最初に宣言してくるあたりが意地が悪くて良いにゃ。


ちなみに7番目の「家電」は冗談ではないらしく、映像には四つ脚で歩く洗濯機がしっかり映っている。非常口の赤い光が落ちた廊下で、鉄の箱が脚を生やして向かってくる画は、正直かなり忘れがたい。

開発側は今回の映像について、ヘイズに包まれたレーダー基地、谷を流れる群れ、戦場を燃やす戦術支援、そして灰域の内側で見かける融合した金属の塊や遺跡に隠された古い機構などを「ちらりと見せただけの第一報」と位置づけている。詳細は来月さらに公開するとのことにゃ。
Steamでの現状:価格・言語・要求スペック
Steamストアの発売日欄は今のところ「発表予定」のままで、具体的な日付は出ていない。基本プレイ無料での配信予定という点は変わらず、対応はWindows PC。
日本語まわりは項目ごとに分かれているので注意にゃ。ストアの表記ではインターフェースと字幕は日本語に対応する一方、フルボイス対応として挙げられているのは英語と中国語(簡体字)のみ。日本語音声は付かない構成になっている。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| タイトル | Rules of Engagement: The Grey State(灰域の狩人) |
| 開発・販売 | Grey State Studio |
| プラットフォーム | Windows PC(Steam) |
| 価格 | 基本プレイ無料 |
| 発売日 | 未定(ストア表記は「発表予定」) |
| 日本語 | インターフェース・字幕は対応/音声は非対応 |
| フル音声 | 英語、中国語(簡体字) |
要求スペックも公開済み。ストアの記載をそのまま並べるとこうなる。
| 最低 | 推奨 | |
|---|---|---|
| OS | Windows 10 64bit | Windows 10 64bit |
| CPU | Core i5-8400 | Core i7-12700 |
| メモリ | 16GB | 16GB |
| GPU | GeForce RTX 1060 6GB(ストア表記) | GeForce RTX 3060 Ti |
| ストレージ | 60GB(SSD強く推奨) | 60GB(SSD強く推奨) |
対人の緊張感が苦手でも、火力を持ち寄って異形の群れを削るPvEなら入りやすい。逆に灰域の扉は、そのPvEの安全圏に穴を開けてくる装置として置かれている。協力プレイのお祭り騒ぎと、ルールの通じない部屋。この二つを同じ出撃の中に同居させられるかどうかが、このモードの見どころになりそうにゃ。詳しい内容は公式サイトでも案内されている。
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