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敵を殴らず“地形”を作って逃げ切る 生存戦略型デッキビルダー『Tavrik』2026年8月発売へ、体験版は配信中

投稿: 2026/07/12by 編集部4分で読めます
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六角形のマスを一枚ずつ塗り替えながら、エネルギーが尽きる前に次の村へたどり着く——。独立系スタジオNyra Gamesの新作『Tavrik』が、2026年8月にPC(Steam)で発売予定にゃ。しかも待たなくてもいい。すでにSteamで体験版が配信中で、この一風変わった手触りを今のうちに試せる。

ジャンルは「生存戦略型ローグライクデッキビルダー」。カードでモンスターを殴る従来の型とは、根っこから発想が違うのが面白いところ。

敵を殴らない、地形を作って生き延びる

本作にいわゆる戦闘シーンはない。手札のカードは攻撃ではなく、道を敷く・川に橋を架ける・森を切り開く・見張り塔を建てる・市場を置く……といった「土地を作り替える」ために切る。危険な中世の風景を一マスずつ整えて、エネルギーが尽きる前に次の村へ抜けるのが目的。マップはプロシージャル生成で、出口は見えていても安全な道は用意されていない。ここをどう繋ぐかが腕の見せどころにゃ。

HPの代わりに“エネルギー”

体力バーは存在しない。代わりにあらゆる行動がエネルギーを消費する。一歩進むだけでも減り、悪路ならさらに重く、野生動物との接触や遠回り、詰めの甘い計画もじわじわ削ってくる。ゼロになればそこでラン終了。殴り合いではなく、限られた燃料でどう最短・最安全のルートを引くかという、パズル寄りの緊張感が本作の核だ。

さらにカードには耐久の概念があり、使い込むと消耗してデッキから永久に消える。無限に同じ強カードを回して押し切る、という発想は通じにくい設計だ。

4つのアーキタイプで攻略の色が変わる

ランの開始時に選ぶのは、4種類のアーキタイプ。それぞれ得意分野がはっきり分かれている。

アーキタイプ持ち味
Pathfinderより速く安全な経路づくり
Guardian危険の制御と、粘り強い生存
Merchantリスクを金(ゴールド)に変える
Master Plannerテンポ・タイミング・カード効率で盤面を曲げる

同じマップでも、選ぶ役割次第で最適解がガラッと変わる。周回するたび違うパズルとして遊べるのは、ローグライクとして素直に嬉しいところ。

ボスは“怪物”ではなく“意地の悪いマップ”

本作のボスは巨大モンスターではなく、特殊ルールを持つ敵対的なマップとして立ちはだかる。降り続く雨が平地を泥濘に変えたり、落雷が森を燃やしたり、地震が建てた構造物を壊したり、捕食者の群れが準備の整う前にルートを圧迫してきたり——盤面そのものが牙をむいてくる。トレーラーでも、その“地形が敵になる”感覚がよく伝わってくる。

出口に着いても“もう一押し”を選べる

出口に到達した瞬間、すぐ離脱するか、脅威が増していくのを承知でとどまり、さらなる報酬を狙うかを選べる。この「引き際」の駆け引きが、ローグライクらしい欲張りと後悔を生む仕掛けになっている。安全に抜けるか、あと一手ぶんの欲を出すか——毎回ここで悩まされそうにゃ。

デモは今すぐ、製品版は8月

発売は2026年8月の予定。それを待たずとも、Steamの体験版で“地形を作って逃げ切る”感触を今のうちに確かめられる。マップを睨んで最短ルートを組み立てるのが好きな人、定番のカードバトル型に少し食傷気味で変化球のデッキビルダーを探している人には、けっこう刺さりそうな一本。製品版で役割や地形ギミックがどこまで広がるか、そこを楽しみに8月を待ちたい。

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