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小島秀夫『PHYSINT』がXboxへ、SIEは協力から撤退――提携は映画・テレビにも拡大

投稿: 2026/09/12by tobariware4分で読めます
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『PHYSINT』のタイトルロゴの下に並ぶ企業ロゴが、まるごと入れ替わった。2025年9月に公開されたポスターアートの足元にはPlayStationのロゴがあり、隅の権利表記にも「Produced by Sony Interactive Entertainment Inc.」と刷られていた。9月10日にコジマプロダクションが出した新しいビジュアルでは、その位置に置かれているのがXboxのロゴになっている。

同じ日、コジマプロダクションとXboxは提携を広げると発表した。『OD』に続く2本目として、Xboxが『PHYSINT』のパブリッシングを担当する(Xbox Wire)。もともとソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)と組んで進んでいた企画だったから、開発の途中で競合するプラットフォーム側へ移った形になる。

SIEはPHYSINT撤退を発表、理由は明かさず

PlayStation Studiosは、慎重に検討した結果としてコジマプロダクションのプロジェクト『PHYSINT』への協力から手を引くという難しい決断をした、と明らかにした。小島秀夫のゲームに対するビジョンには変わらず大きな敬意を持っていること、約30年にわたる両者の関係そのものは強固で、これからも協力を続けていくつもりであることも添えられている。

一方で、なぜ手を引いたのかは一言も書かれていない。予算なのか、時期なのか、それとも別の事情なのか——判断の中身については、SIEもコジマプロダクションも説明していない。発表されたのは「そうなった」という事実だけだにゃ。

小島秀夫は、公式リリースが出たあとに自身のXで経緯を説明している。2026年6月中旬、「制作中の『PHYSINT』のプロジェクトをキャンセルする」という通達がSIEから突然届いた。そこからプロジェクトを何としても継続するため、3か月ずっと新しいパートナーを模索してきた、という流れだ。

6月中旬から9月10日までは、ほぼちょうど3か月。その間、『PHYSINT』についての新しい発表は一度も出ていない。外からは何も起きていないように見えていた期間が、実際には相手探しの3か月だったことになる。

『OD』に続く2本目、協業は映画とテレビにも広がる

Xbox側の発表では、CEOのアーシャ・シャルマが「クリエイターには自らのアイデアをどこで、どのような形で実現するかを選ぶ自由があります」とコメントしている。コジマプロダクションのリリースも「私たちはアーシャ・シャルマ CEOとクリエイティブビジョンを共有し、今後『OD』の枠を超え、新世代の“アクション・エスピオナージ・ゲーム”『PHYSINT』の実現に向け、引き続き尽力して参ります」という書き方(コジマプロダクション)。

今回の提携はゲームだけで終わらない。両社は映画とテレビの分野でも協力し、新しい物語をより広い層に届けるとされている。もともと『PHYSINT』は映画とゲームの壁を越えることを掲げてきた企画なので、この一文は軽くない。

Xboxとコジマプロダクションの関係は『OD』から始まっていて、スタジオの採用ページにも『OD』と『PHYSINT』の両方を対象にした募集が並んでいた。

📄 コジマプロダクションの募集は38件、全職種が契約社員スタート ─ 『OD』『PHYSINT』の開発現場

対応プラットフォーム、発売時期、Game Passで遊べるのかどうかは、どちらの発表にも書かれていない。決まっているのは、パブリッシャーが替わっても開発は続く、という点だけ。

『PHYSINT』が最初に姿を見せたのは2024年2月1日のState of Playで、完全新規IPのアクション・エスピオナージ・ゲームとして発表された。2025年9月のスタジオ10周年イベント「Beyond The Strand」ではポスターアートと、チャーリー・フレイザー、マ・ドンソク、浜辺美波という3名の出演者が明かされている(コジマプロダクション)。そこから今日までに表へ出たのは、その1枚と3つの名前、そしてロゴの並びが変わったビジュアル。ゲーム本編の映像は、まだ一度も公開されていない。

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