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『天機行:古朝の影』2027年発売決定 ― 「軒轅剣の父」蔡明宏氏の新作RPG、日本語音声にも対応

投稿: 2026/09/09by tobariware5分で読めます
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画面の左上に「32連撃」、その真下に「ダメージ+142%」。ターン制RPGの戦闘画面としては、あまり見ない数字が並んでいる。

台北を拠点とするJustdan International(株式会社ジャスダン)が、完全新作RPG『天機行:古朝の影(てんきこう:こちょうのかげ)』を公開した。唐代を舞台にしたターン制RPGで、公式サイトによれば発売は2027年、対応機種はPlayStation 5・Nintendo Switch 2・Nintendo Switch・Steamの4つ。初公開のPVも同時に出ている。

連撃32回で火力+142%

土台は王道のターン制。そのうえで敵の弱点を突いて虚弱状態にし、そこから強烈な追撃技へつなげる——この一連の流れを「連撃」と呼んでいて、バトルの中心はここに置かれている。

面白いのは、連撃の数がそのまま火力の倍率になっているところ。公開された戦闘画面を見ると、2連撃の時点では「ダメージ+10%」だが、32連撃まで伸ばした画面では「+142%」まで跳ね上がっている。ターンを回すほど手数が増え、手数が増えるほど一発が重くなる、という設計みたいだね。

画面の上部には行動順のタイムラインが横に伸びていて、味方と敵のアイコンが次にどう並ぶのかが一目で見える。右上には「戦闘加速 1.0倍速」の表示もあり、テンポは自分で上げられるようになっている。戦うのは3人パーティで、スキルと装備、それに「蓄霊核(ちくれいかく)」と呼ばれる要素の効果を組み合わせて、自分の型を作っていく形。

チームの素性が、この作品のいちばん強い引きかもしれない。公式のプレスキットには、台湾を代表するRPGシリーズ「軒轅剣」の父として知られる蔡明宏氏が自ら率いるチームであること、そして『天機行:古朝の影』がそのチームの初タイトルであることが明記されている。掲げている目標も「2D RPG黄金期の魅力を現代によみがえらせる」と、かなりはっきりしたものだ。

その言葉がいちばん出ているのが広域マップで、霧のかかった山々も、そこを走る一本道も、水墨の山水画をそのまま歩いているような絵になっている。道の先には敵が影のような姿で立っていて、どこで戦うかは自分で決められそう。開発エンジンはUnreal Engine 5、プレイ人数は1人。

古の遺跡で青銅の仮面をかぶった崔淵が仲間を斬った

舞台は唐の最盛期にあたる天宝年間。朝廷の密命を受けた秘密組織「天機衛(てんきえい)」が巴蜀(ハショク)の乱を鎮めるべく潜入したところ、千年の眠りについた古の遺跡へ迷い込んでしまう。その最奥で、天機衛の将軍・崔淵(サイ・エン)が奇妙な霊気を放つ青銅の仮面を装着し、正気を失って仲間を虐殺したあげく姿を消した。この惨劇で天機衛は朝廷から活動停止を命じられ、名ばかりの存在になる。

数か月後、巴蜀の地に台頭してきたのが謎の教団「玄心教(げんしんきょう)」。信徒はみな仮面をつけ、霊気の術で人心を掌握していく。その拠点で目を覚ましたのが主人公の上官朔(ジョウカン・サク)で、記憶はすべて失われている。手元に残っていたのは、自分の名が刻まれた天機衛の証「魚符(ぎょふ)」と、異様な雰囲気をまとう仮面がひとつだけ。

彼を助け出すのが天機衛の隊員・李凌(リ・リョウ)。蜀郡李氏の三男で家中の立場は高くなく、軍功で名を立てるために神武営へ身を投じた人物だ。もう1人公開されているのが蘇瑾(ソ・キン)で、峨嵋刺を武器に戦いながら、霊気で仲間の出血を止め、傷を癒やすこともできる。公式サイトのキャラクター欄は6枠あって、残る3人は「未公開」のまま伏せられている。

探索まわりも王道RPGの上に足し算がされている。壁登りや水泳、各種ダンジョンギミックの解除といった要素が入っていて、マップはただ歩くだけの場所ではなくなっているようだ。

街ではプレイヤーの操作で昼と夜を切り替えられて、時間帯によって発生するイベント、入手できるアイテム、出会うNPCが大きく変わる。仲間にもそれぞれ得意分野が用意されていて、料理、装備の精錬、蓄霊核の強化、レアアイテムの販売といった形で主人公を支える。しかもこれらはサイドストーリーが進むにつれて伸びていく仕組みで、戦闘に出さないキャラを育てる理由もちゃんとある。

字幕は日本語・繁体字中国語・簡体字中国語・英語の4つ。そのうえで音声には中国語と日本語が用意される。Steamのストアページでも、フル音声対応の言語として簡体字中国語と日本語の2つに印が付いている。中国語圏の新作RPGで日本語ボイスまで最初から入ってくるのは、けっこう思い切った判断だと思う。

同じターン制でも、11月12日発売の『Shadow of the Road』のように日本語が用意されないまま出る作品もあるので、この差はそれなりに大きい。

📄 『Shadow of the Road』11月12日発売決定 ― 1868年の架空ニッポンが舞台のタクティカルRPG、日本語は非対応

価格はまだ発表されていない。Steamのストアページは公開済みで、発売日の欄は「近日登場」のままだ。

32連撃という数字がどこまで伸びるのか、その上限があるのかどうかは、まだ何も明かされていない。

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