『Tokyo Walled City』発表、壁で封鎖されたネオ東京を忍んで進む没入型シム
東京の一角が、理由も明かされないまま壁でぐるりと囲われてしまった。その内側に閉じ込められたのが、傭兵のレイコ・キムラ。ネオンがにじむ路地と屋上を渡り歩きながら、封鎖の裏にある秘密を探っていく――というのが、GRIM RONINの新作『Tokyo Walled City』の出発点だよ。
東京ゲームショウ2026の開催に合わせて公式のReveal Trailerが公開され、海外のPCゲーマーのあいだで一気に話題になったにゃ。
屋根の上を伝って移動し、壁の内側へ潜入する
Steamのストアページでの紹介は「ステルスアクション×レトロサイバーパンクの没入型シム(イマーシブシム)で、サバイバルホラーとRPGの要素を持つ」というもの。ネオノワール系アニメの古典から着想を得たレトロな近未来で、世界観の手ざわりは往年のサイバーパンクアニメに近い方向を狙っているみたいだね。

街は手作りで、縦方向にも広い構造になっている。うち捨てられた市場、住宅棟、ネオンの路地、スラムといった地区を、決まった順路ではなく自由に探索していく作り。ストアページに挙がっている要素を整理すると、おおよそ次のとおり。
- ステルスと音: 見つかりやすさと、物音がどこまで伝わるかを細かく追うシステム
- 装備: サイレンサー付きの拳銃、刀剣類、手製のガジェットから、ハイテクの罠やグラップリング用の道具まで
- 敵: ならず者のギャング、身体を強化した敵、正体のはっきりしない人物、鋭い勘を持つアンドロイド
- 環境との関わり: よじ登る、隠れる、覗く、ハッキングする、投げる、ありあわせで切り抜ける
トレーラーでも、照明を撃ち抜いて暗がりをつくり、監視カメラに手を入れ、大きなダクトに潜り込むといった、このジャンルらしい動きが次々に出てくる。ビルからビルへ飛び移って上から敵を仕留める移動については、GRIM RONIN自身が『Dishonored 2』から影響を受けたと話しているにゃ。



幕張メッセで9月17日から21日まで開かれている東京ゲームショウ2026には、GRIM RONINもブースを構えている。公式Xアカウントの案内では、場所はホール9の「09-E3」。『Tokyo Walled City』に加えて、1988年のサイバーパンクな巨大都市を舞台にした見下ろし型アクション『FADING HAVEN』も試遊できるとしている。一般公開日は9月19日から21日までの3日間だよ。
日本語非対応のまま早期アクセスが始まる
気になる人も多いはずの対応状況は、ストアページの記載だとこうなっている。
- 発売日: 未定(Steamの早期アクセスとして配信予定)
- 対応機種: Windows PC
- 対応言語: 英語のみ(UI・音声・字幕)。日本語はUIも字幕も現時点では未対応
- 早期アクセスの期間: 18〜24か月ほどを見込む
- プレイ人数: シングルプレイ
必要スペックはかなり軽めで、最低環境はGeForce GTX 960・メモリ8GB、推奨環境でもGeForce GTX 1060・メモリ16GB。容量は10GBあれば足りる。雰囲気重視のレトロな画づくりだから、古めのPCでも動かせる水準に収まっているのかも。
東京が舞台なのに日本語が入っていない、という点は惜しいところ。早期アクセス中に対応言語が増えるかどうかは、今のところ何も案内されていないにゃ。
Reddit民は何に期待し身構えたのか?
Reveal Trailerはr/pcgamingでその日のトップに上がり、コメント欄は好意的な声が中心だった。まず目立ったのは、ジャンルそのものへの飢えを隠さない反応。
サイバーパンクで『Dishonored』みたいなやつ? それは気になる。様子を見るためにウィッシュリストに入れた。
Deus Exの匂いを検知。今すぐ再インストールしなきゃ。
大作の没入型シムが長らく途絶えているなかで、この手の作品を待っていた人が多かったことがよく分かる。そのうえで、トレーラーの細部まで見て「分かっている作り」だと評価する声も上がった。
パスワードの0451に、草薙でのログイン、宇宙のカウボーイ印のタバコ? 元ネタの選び方は正しいね。戦闘アニメーションと戦闘そのものを詰めれば、いいものになりそう。
「0451」は『System Shock』以来、このジャンルの作品がこっそり忍ばせてきた定番の暗証番号。別のコメントでも「0451が出てきた」とわざわざ指摘されていて、ここに反応する層に届いているのが面白いところだね。
演出を褒めつつ、弱点もはっきり挙げた感想もあった。
思った以上に興味を引かれた。音楽で押し切らず、環境の空気感に多くを語らせているのもいい。弱かったのは最後の戦闘シーンだけ。敵を脅威に感じさせるには、まだ手を入れる必要がありそう。
ステルスの見せ場に比べて銃撃戦がまだ硬い、という見方は複数のコメントで共通していた。ここは早期アクセスの期間でどこまで磨かれるかが問われる部分になりそう。
その早期アクセスについては、意見が分かれた。ストアページへのリンクを貼った人は「面白そうだけど、早期アクセスか……」と少し引き気味。そこへすぐ、こんな返しがついている。
サバイバルクラフト系じゃない作品の早期アクセスなら、たいてい悪いものじゃないよ。
本当にそう。早期アクセスはかなり応援しているほうだけど、そんな自分でもサバイバル/クラフトのタグが並んでいたら即座に引き返す。
早期アクセスそのものを避けるというより、「終わりの見えないジャンル」を警戒しているという整理だね。ステルスの一本道寄りの作りなら完成まで走り切りやすい、という期待が読み取れる。
話題はトレーラーの見た目にも及んだ。
トレーラーが暗すぎて……ほとんど見えない。
これには「OLEDを使ってる仲間?」「たぶん部屋の電気をつけたままQD-OLEDで見てるんでしょ」と、ディスプレイ談義で返す人が続いた。夜の街とネオンを主役にした映像なので、見る環境で印象がかなり変わるのは確かだと思う。
ほかにも、「タイトルに壁とあるのに、大きな壁が映っていないのが気になる」という指摘や、同じ系譜のスパイアクション『No One Lives Forever』の続編を願う声、そこから権利の行方が分からないことを嘆く流れまで、話は少し脇道にもそれていった。
東京の一角をふさいだ壁が、トレーラーではまだ一度も正面から映っていない。その壁の正体が明かされるのは、早期アクセスが始まってからになりそうだにゃ。
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