『ウィッチャー3』無料リマスターが9月29日配信 ― Switch 2初上陸、第3の拡張も発表
発売から11年あまりが経った『ウィッチャー3 ワイルドハント』に、中身を作り直したような大型のリマスターが来る。タイトルはそのまま『The Witcher 3: Wild Hunt — Remastered』。ドイツ・ケルンで開かれたgamescomの開幕イベント(Opening Night Live)で、CD PROJEKT REDがいきなり公開したにゃ。配信は2026年9月29日で、いま原作を持っている人には追加料金なしで届く。
拡張2本つき無料アップデートで配布
まず大きいのはお金の話。Steam・GOG・Epic、PS5、Xbox Series X|Sで『ウィッチャー3』を持っていれば、リマスター版は無料アップデートとして受け取れる。おまけに、これまで別売りだった2本の拡張——『無情なる心(Hearts of Stone)』と『血塗られた美酒(Blood and Wine)』——も、所有者ならまとめて無料で遊べるようになる。本編を買ったきり拡張は手つかず、という人にはうれしい配り方だね。
対応プラットフォームはPC・PS5・Xbox Series X|Sに加えて、Nintendo Switch 2が新しく入る。『ウィッチャー3』がSwitch 2に出るのはこれが初めてで、こちらは携帯機向けに作られたネイティブ版。初代Switchのダウンロード版を持っている人も、Switch 2版をeShopから無料で受け取れるとのこと。さらにPC版はBlizzardと組んでBattle.netにも並ぶ(CD PROJEKT RED公式発表)。
日本語まわりも触れておくと、『ウィッチャー3』はUI・字幕だけでなく音声もフルボイスで日本語に対応している作品。ゲラルト役の山路和弘さんをはじめ吹き替えはそのまま引き継がれるので、そこは安心して乗り換えられる。
「リマスター」と名乗ってはいるけれど、手が入る範囲はかなり広い。新しいテクスチャとレンダリングの刷新に加えてパストレーシングに対応し、PCではDLSSやFSRの新しい世代も使える。草木の密度や光の当たり方が変わって、11年前の風景がだいぶ今風に見えるようになる、という触れ込み。
中身の遊び心地にもテコ入れが入る。カメラやターゲット、モーションを見直した戦闘、動きの取り回しと愛馬ローチの操作、印(サイン)のエフェクト、モンスターの挙動、スキルツリーの作り直し、見た目だけ着せ替えられるトランスモグ、拡張されたフォトモード、新しいトドメの演出——と、公開された改善点は30項目にのぼる。瞑想の見せ方やクエスト追跡、戦利品まわりの手直しといった、地味だけど毎回触るところまで含まれているのが今回の厚みだね。



3本目の拡張『Songs of the Past』、舞台は新地方レッテン
ショーの締めで初映像が流れたのが、本編にとって3本目となる拡張『Songs of the Past』。CGで作り込まれた予告編で、ゲラルトが新しい地方「レッテン(Letten)」へ足を踏み入れる。のどかな田園に見えて、その地面の下に暗いものを隠している土地——という、いつものウィッチャーらしい入り口になっている。
今回のゲラルトは新しい能力と、シリーズ初となる武器「鎖(チェーン)」を手にする。見たことのない敵と対峙し、旧知の顔とも再会する物語になるとのこと。開発はCD PROJEKT REDと、『ウィッチャー3』本編を手がけた元スタッフが集まるFool's Theoryの共同で進む。配信は2027年の予定で、こちらは有料の拡張。すでに各プラットフォームでウィッシュリスト登録が始まっている。変わり種として、Battle.net版で『Songs of the Past』を買うと『ディアブロ IV』でゲラルト風のスキンがもらえる特典も付く。ゲラルトを主役にした物語としては、これが一つの区切りになるとみられている。
gamescomの開幕前から、この拡張の初映像がOpening Night Liveで流れると予告は出ていた。ふたを開けてみれば、映像だけでなく無料のリマスターまで一緒に転がり出てきた、というのが今回の中身。
11年前のゲームが、また新品同然の顔で棚に戻ってくる。しかも手持ちのセーブも拡張もそのまま——という配り方こそ、今回いちばん効いている一手だと思う。
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