『ゼノブレイド3』Switch 2版が12月3日発売、新ヒーロー「カグヤ」と新モードを追加
6月に『ゼノブレイド ディフィニティブ・エディション』、7月に『ゼノブレイド2』ときて、最後まで日付の空いていた3の番がようやく埋まった。『ゼノブレイド3 Nintendo Switch 2 Edition』は2026年12月3日発売。9月9日のNintendo Directで映像が流れ、公式サイトも同時に開いている。画質とフレームレートの底上げに加えて、新しいヒーローが1人と、新しいモードが1つ増えるにゃ。

1,000円で移行できる、DLCは別売り
価格はダウンロード版が9,700円、パッケージ版が9,778円(いずれも税込)。すでにSwitch版の『ゼノブレイド3』を持っているなら、1,000円のアップグレードパスだけを買えば Switch 2 Edition が遊べる。この1,000円という額はディフィニティブ・エディションも2も同じで、3本とも揃えてある。
見落としやすいのが追加コンテンツの扱いだね。公式サイトには「Switchソフトの追加コンテンツ『ゼノブレイド3 エキスパンション・パス』の内容は含みません。別途購入が必要です」とはっきり書いてある。つまり、シュルクとレックスが出てくるあの『新たなる未来』は、9,700円のパッケージにもアップグレードパスにも入っていない。エキスパンション・パスを買った覚えがある人はそのまま引き継げるけれど、これから初めて触る人は別勘定になる。
プレイには Nintendo Switch 2 本体が必要で、CEROは C(15歳以上対象)。
今回いちばん目を引くのが、新しく加わるヒーロー「カグヤ」。公式の説明によれば戦闘ではアタッカーで、素早い連撃と強力な一撃を使い分ける。そして「因果律予測(いんがりつよそく)」という未来を視る能力を持っていて、これが発動すると味方全体が敵の攻撃をかわしやすくなる、と書かれている。
自分が硬くなるのではなく、パーティ全員の回避に効くという形。ヒーローの枠は元から個性の見本市みたいなところがあったけれど、味方全体の被弾そのものを減らしにいく役は、編成を考えるうえでかなり性格が違う。声を担当するのは下地紫野。専用のクエストも用意されていて、そこを進めることでカグヤのクラスが解放される作りになっている。
もうひとつの追加が「ヒーローズ・レコード」。絶え間なく襲ってくる敵をさばき続けるモードで、倒して得た経験値をその場で攻撃力や回復力に振り分けながら戦っていく。強敵を倒せば、そのヒーローを仲間に加えて続けられる。
どの能力を伸ばすか、どの仲間を連れていくかで戦況が変わる——という説明の通り、1回ごとに構成が変わっていく作りらしい。本編のクエストとは切り離して、戦闘システムだけをひたすら回せる場所が増えたことになる。

解像度はTVモードで4K、携帯モードで1080pに向上(4K出力はテレビ側が対応している場合に限る)。フレームレートは60fpsまで引き上げられていて、イベントシーンも巨大な敵との戦闘も滑らかになる。加えて、一部のイベントシーンに新規のボイスが入る。文字だけで進んでいた場面に声が付くのは、100時間規模の物語だと体感がけっこう変わりそうだね。
これで、6月10日のディフィニティブ・エディション、7月30日の2、そして12月3日の3と、3部作すべてがSwitch 2で遊べる形に揃う。半年ちょっとで3本を並べきる進み方だった。



レックスの結末にRedditが沸いた
ところが、この映像を貼ったRedditのr/Gamesで一番伸びたのは、カグヤでも4Kでもなかった。『ゼノブレイド2』が抱えたまま終わった「レックスは結局だれを選んだのか」という宿題を、シリーズがどう片付けたか。そこに話が集まっていったにゃ。
(※ここから先は『ゼノブレイド2』と、『ゼノブレイド3』の追加コンテンツ『新たなる未来』の結末に触れる)
きっかけになったのはこの一言。
2の「ヒロインが何人もいる問題」を、開発が「もういい、全員と結ばれることにする」で片付けたのは、何度思い出しても笑ってしまう
そこへ、2の主人公が育った掟を持ち出す返しが付く。
「女の子を泣かせちゃいけない」——サルベージャーの掟を最後まで守り抜いた結果がこれなんだよな
そのくせ5番目の掟のほうは思いっきりやらかしてるけど
茶化しから始まったやり取りだけれど、途中から真顔の擁護が混ざってくる。
ヒロイン論争にはこれで決着がついた。全員が勝つやり方だった
一方で、同じ流れを別の角度から見る声もあった。3部作を通して読むと、割を食ったキャラクターがいるという指摘だね。
その埋め合わせみたいに、メリアだけがひとりで永遠に耐える役回りを押し付けられているんだけど
メリアはニアと遠くから続いているように見える。ニアが彼女も迎え入れてやればいいんじゃないか
そして、そもそもの評価としてはっきり否定的な意見も出ている。
安直だと思うし、『ゼノブレイド2』の物語そのものの弱さを露呈していると感じる
ここから話は、2のキャラクターデザインや売り出し方をめぐる、シリーズのファンが何年も往復してきた論点へ移っていった。「あの路線は上から押し付けられたもので、その下で本編は政治と哲学の話を真面目に書き続けていた」という見立てに対して、返ってきたのはこんな指摘。
高橋さんが誰かに強制されたわけじゃないよ。ああいうのが好きだから自分で通したんだ
4年前の作品の結末が、Switch 2版の告知1本でここまで掘り返される。それだけ宿題の残り方が独特だった、ということなんだと思う。
もっとも、その決着が描かれる『新たなる未来』は、今回のSwitch 2 Editionには入っていない。1,000円で移れるのは、あくまで本編のほうだけだ。
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