ZETA DIVISIONの「ZETA GEAR」始動、ミズノ製の指サック1,980円など4製品をTGS2026で先行販売
自動車の足まわりで振動を吸収してきた発泡ゴムが、マウスパッドの中身になった。
ZETA DIVISIONが立ち上げたゲーミングギアブランド「ZETA GEAR」の第1弾は、そういう組み合わせでできている。マウスパッド2種、指サック、アームスリーブの計4製品。作っているのは住友理工、東海理化(ZENAIM)、ミズノという、それぞれ本業の違う3社だ。
ミズノと住友理工が同じ製品表に並んだ
ブランドを運営するのはGANYMEDE株式会社で、コンセプトは「ELEVATE YOUR GAME.」。ZETA DIVISIONで蓄えた知見を製品に落とし込む、という位置づけだね。
面白いのは、パートナー3社の顔ぶれ。住友理工は自動車用防振ゴムを手がけるゴム・樹脂メーカー、東海理化は自動車部品メーカーでZETA DIVISION監修のデバイスブランド「ZENAIM」を展開している会社、そしてミズノは総合スポーツブランド。ゲーミングデバイス専業のメーカーが1社も入っていない編成で、素材と縫製をそれぞれの本職に投げた形になっている。
第1弾4製品を並べると、こう。
| 製品 | 価格(税込) | サイズ | 製造 |
|---|---|---|---|
| MOUSEPAD M1 | 8,480円 | 450×420mm / 厚み3.8mm | 住友理工 |
| MOUSEPAD M2 | 8,480円 | 490×420mm / 厚み4mm | 東海理化(ZENAIM) |
| FINGER SLEEVE F1 | 1,980円 | 4個入 | ミズノ |
| ARM SLEEVE A1 | 3,480円 | M / L / XL | ミズノ |
価格や素材の詳細はGANYMEDEの発表に出ている。
『MOUSEPAD M1』は自動車の防振ゴム技術でできている
M1のフォームに入っているのは、住友理工がマウスパッドのために開発した高反発天然ゴムの発泡シート。押した分だけ沈み込んで、素早く元の位置へ戻る——という、深さ方向の挙動に狙いを定めた作りだ。
平面の滑走性ではなく、パッドの「沈み」と「戻り」を製品の軸にしているマウスパッドはあまり見かけない。サーフェスはポリエステルで、450×420mm・厚み3.8mm。厚みのあるパッドは沈み込みが戻りきらずにもたつくことがあるけれど、そこを防振ゴムの反発で解こうとしている、ということみたいだね。

『MOUSEPAD M2』は490×420mmのスピードタイプ
もう一枚のM2は東海理化の製造で、こちらはなめらかな滑走と止めやすさの両立を掲げたスピードタイプ。平織りのポリエステルサーフェスがトラッキングしやすい滑走性を生み、フォームには高密度ポリウレタンフォームが入る。
サイズは490×420mmとM1より横に40mm広く、厚みは4mm。縁はロープロファイルステッチで、腕が乗ったときの段差を抑える作りになっている。同じ8,480円で性格の違う2枚を同時に出してきたわけで、コントロール寄りかスピード寄りかで選ばせる構成だね。

4個入り1,980円、『FINGER SLEEVE F1』は銀コーティング糸で編む
ミズノが作るフィンガースリーブ。銀コーティング糸を使うことで、すぐれた応答性を実現したとしている。素材はナイロン、ポリウレタン、ポリエステル。
指サックはタッチ操作の反応を稼ぐための道具だけど、その代わりに指先の感覚が鈍ったり、着けていること自体が気になったりする。F1はそこを設計の狙いに据えていて、指先感覚を損なわない着け心地を目指したと説明されている。4個入りで1,980円だから、今回の4製品の中ではいちばん手に取りやすい価格帯にゃ。

『ARM SLEEVE A1』はなぜ縫い目を無くしたのか
アームスリーブA1の特徴は、ステッチレス構造。縫い目を無くすことでごわつきを抑え、伸縮性と滑走性を両立した生地を採用している。素材はナイロンとポリウレタン、サイズはM / L / XLの3展開で3,480円。
マウスを動かすとき、机に触れているのは手だけじゃなく前腕でもある。そこに縫い目の線が乗ると引っかかりになる——スポーツウェアの設計思想をそのまま持ち込んだ発想だと言えるね。ミズノが担当した2製品は、どちらも「身に着けるもの」側からゲーミングギアに入ってきている。


物販はHall 9、試遊はHall 3で整理券なし
4製品は東京ゲームショウ2026の会場で先行販売される。受け取り場所は幕張メッセ Hall 9 / 09-W38の物販コーナーにあるZETA DIVISIONブースで、販売はZETA DIVISION公式APP「ZETA DIVISION EVENT」経由。事前予約して会場で受け取る形が推奨されていて、その受付は9月16日18時に始まっている。
触ってから決めたい人向けの導線もある。一般展示コーナーのHall 3 / 03-C04で、MOUSEPAD M1・M2とARM SLEEVE A1を整理券なしで自由に試せる。TGS2026はビジネスデイが9月17日から18日、一般公開日が9月19日から21日までだ。
発表の時点では、会期のあとに一般販売へ移るかどうかは示されていない。今わかっているのは、幕張の2つのホールで買えて、触れる、というところまで。
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