『A Hole in My Room』第1章がSteamで無料配信 ― 天井の穴から始まる一人称ホラー、続きは章ごとに追加
目を覚ますと、自分の部屋の天井に穴が空いている。しかも部屋からは色が抜け落ちていて、見慣れたはずの空間がまるで別物になっている——そこから話が始まるのが『A Hole in My Room』だよ。スウェーデンのLexip Gamesが手がける一人称サイコロジカルホラーで、その第1章が8月13日にSteamで配信された。値段は付いていない。完全な無料で最後まで遊べる。
主人公はジェームズ。プレイヤーがやることは、隠されたアイテムを見つけ、仕掛けを解いて扉を開け、そして暗がりに潜むものから身を隠すこと。撃ち返す手段は用意されていなくて、見つからないように立ち回るタイプの作りになっている。派手さより、部屋そのものの気味の悪さで押してくる感じだね。
ストアページによると、この第1章のプレイ時間はおよそ45分。エピソード形式のタイトルで、無料で配信されている本体が第1章にあたり、以降の章は順次DLCとして追加していく方針が明記されている。つまり今回無料で開いているのは入り口の部分で、そこで続きを買うかどうかを決めてもらう、という組み立てにゃ。追加分の価格や配信時期はまだ出ていない。
対応環境はWindows 10/11のみで、MacとLinuxは対象外。必要容量は1GBと軽く、推奨スペックもCore i5・メモリ16GB・DirectX 12とかなり控えめだね。実績は9個、Steam Cloudに対応していて、字幕表示や難易度調整のオプションも用意されている。
執筆時点でのユーザーレビューは17件で、うち88%が好評。母数が小さいので評価が固まっているとは言いがたいけれど、無料である以上、合うかどうかは自分で確かめるのが早い。
手を出す前に確認しておきたいのがここ。ストアの言語対応表を見ると、インターフェース・音声・字幕のすべてが揃っているのは英語とペルシャ語の2つだけで、フランス語・ドイツ語・スペイン語・ポルトガル語(ブラジル)・ロシア語・トルコ語・ウクライナ語はインターフェースのみの対応になっている。日本語は「サポートされていません」と表示される。
読ませる要素のあるホラーなので、英語の字幕を追いながら進むことになる。とはいえ探索とパズルが中心で、章ごとの区切りも短い。
SilenceChannelから派生した



Lexip Gamesはスウェーデン・ヨーテボリを拠点にする小さなチームで、2013年からゲームを作り続け、2020年以降はSteamでのPC向け制作に軸足を移している。ホラー作品では『Silence Channel』と続編、『Dark Room』、『THEM』などを出してきたスタジオだよ。
面白いのは、この『A Hole in My Room』がもともと単独の企画ではなかったという点。開発者本人がitch.ioの開発ログで、当初は『Silence Channel』の一部になる予定だったものの、アートスタイルとゲームプレイの違いから別タイトルとして出すことにした、と書き残している。同じスタジオのホラーでも、色を落とした部屋の質感は確かに毛色が違う。
なお、この第1章そのものはitch.io側で2024年12月2日から「好きな額を払う」形で公開されていて、無料でも入手できる状態が続いていた。今回のSteam配信は、そこから約1年8か月を経ての本格的な店頭デビューということになる。穴の向こう側がどうなっているのかは、45分あれば分かる。
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