『エースコンバット8』新映像「The Art of Aircraft」は戦闘機だけを主役に据えた
派手なドッグファイトも、シーヴの翼をめぐる物語も、今回はいったん横に置く。『ACE COMBAT 8: WINGS OF THEVE』の新トレーラー「The Art of Aircraft」は、ただ戦闘機を美しく映すことだけに全振りした一本にゃ。金属の反射、キャノピー越しの光、機体表面の細かなパネルライン——そういう“質感”をひたすら見せてくる映像で、海外のPCゲーマーの間でもじわっと注目が集まっている。
このシリーズはこれまでも空戦のケレン味で知られてきたけれど、今回の映像は方向性がはっきり違う。爆炎やミサイルの雨で盛り上げるのではなく、駐機した機体をなめるように、あるいはゆっくり旋回する機影を、まるで航空写真集のページをめくるように見せていく。タイトルの“Art of Aircraft(戦闘機の美術)”がそのまま映像のコンセプトになっているわけにゃ。
登場する機体もなかなか渋い。確認できる範囲だと、F-22 Raptor、Eurofighter Typhoon、Rafale M、F-35C Lightning II、Su-35S Flanker-E、Mirage 2000-5、Gripen E、MiG-21bis Fishbed、そして可変翼で有名なSu-47 Berkut——と、王道の第5世代機からクセの強い機体まで幅広く並ぶ。マニアほど「あの機体が出るのか」と反応したくなる並びになっている。
ここまで機体の見た目で勝負できる背景には、独自開発エンジン「Cloudly」の存在がある。公式は約10,000km²にもおよぶ広大な空をリアルに描くと説明していて、機体だけでなく雲や大気の表現もこのエンジンが担うにゃ。世界中の実在戦闘機を細部まで精密に再現する、というシリーズの売り文句に、今回の映像がしっかり画で裏付けを与えている格好だ。
操縦席にとどまったまま物語と戦闘がつながる一人称視点の演出については、以前くわしく取り上げたことがある。あの“コックピットを舞台にする”方向性と、今回の“機体そのものを愛でる”映像は、地続きの発想だと思うにゃ。
発売日は2026年10月2日、日本語フルボイス対応

シリーズナンバリング最新作となる本作は、2026年10月2日(金)にPlayStation 5/Xbox Series X|S/Steamで発売予定。DELUXE EDITIONなどを買うと9月29日(火)から3日間のアーリーアクセスで先に飛べる。Steam版の価格は通常版9,790円だにゃ。
言語対応も見ておくと、日本語はインターフェース・字幕だけでなく音声(フルボイス)まで対応している。字幕のみの作品が多いなか、母国語のブリーフィングで空戦に集中できるのはうれしいところ。予約特典としてF-14Aが用意されている点も、機体好きには効いてくるはず。
発売まで残り2か月弱。派手な新機能やストーリーの引きではなく、「機体を眺めているだけで満たされる」という一点で勝負してきた今回のトレーラーは、10月2日に向けた助走として静かに刺さる一本になっているにゃ。実際に飛ばす前に、まずはこの映像でお気に入りの一機を見つけておくのも悪くない。
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